お客様の声と施工事例

寺社・大型建造物もクラシタス

真宗大谷派 常照寺 様

地域の教育・文化の土台であり
発祥の場所

道内で最大級の本堂の大きさを誇る常照寺様が建つのは、岩見沢市栗沢町。札幌市から車で1時間。小麦や米、野菜といった、さまざまな農作物の畑が広がるのどかな町だ。
そこに初代住職となる常本照憲住職が、真宗大谷派説教所を開設したのは明治26年(1983年)のこと。公教育の機関が無かった5年間は読み書きを教える寺子屋の様な役割も担い、栗沢町の教育・文化の基礎を築いた。
その後「常照寺」という寺号となったのが明治30年(1897)、本堂が建立されたのが明治37年(1904年)。「建立に必要な木材は、数十キロ離れた地元の原生林で良質なものを探し、今のような大型トラックも無い時代に、檀家さんたちのお力添えもあり、運んできたようです。」そう語ってくれたのは、三代目住職の常本明夫住職だ。

下地から屋根を改修曲線と輝きを誇る銅板に

栗沢町は豪雪地帯。老朽化してきた屋根は雪の重みで化粧垂木や桁が折れ、トタンがはがれ落ちるほか、雨漏りもし始めた。
「前回屋根の葺き替えをしたのが40年近く前ですのでそろそろ、という時期でもありました。クラシタスさんには10数年前に高欄の工事をしてもらったのですが、その時の仕上りに満足し、やはり専門家にお任せするのが一番だと実感し、今回もお願いした次第です。」
最初は痛みの目立つ箇所のみの修復も考えたが、今後の本堂としての耐久性や美観を含めた、弊社の改修工事案にご納得頂いた。その場しのぎで取り繕いながら使い続けるよりも、全面的に改善改修を行った方が、後世の人々が安心して本堂を使えるだろうとの配慮もあった。
痛みのあった屋根木下地は全面を取替え、その上から「銅板一文字葺」へと葺き替えた。
屋根は木下地の曲線にぴたりと合わせ、箕甲は巻き上げ加工をし、四隅を隅蛤葺きで葺くなど、随所に職人技を凝らし、威容を漂わせる意匠を凝らした。「出来上がりの美しく厳かに輝く屋根を見て、檀家として、この改修のタイミングに携われたことを嬉しく思いました」とは、檀家総代の本田正一様。
工事中はひと月に一度のペースで、ご住職、檀家の建築委員の皆様に足場の上で実際の作業を前にし、工程の作業を説明させて頂いた。「岩手から来ていた寡黙な職人さんが施した、伝統的な技には感動しましたね。簡単に見えて、簡単じゃない。すごいものです」と職人へのお褒めの言葉も頂戴した。

法灯を護り継続していきたい

実は常照寺様は、山門、鐘楼、納骨堂の屋根が銅板。今回の工事でやっと、建物すべての屋根が銅板に統一された。「なんとも感慨深い気持ちですね。工事を決断してよかったです」と常本住職。銅板屋根の本堂は町内でも初めて。これから緑青色へと変化していく様子を見るのも楽しみだ。
最後に、本田様をはじめ、檀家の皆様が口を揃えてこう語ってくれた。「今回の屋根の葺き替えで、この法灯を護り、継続していきたいという気持ちが一層強くなりました。尊いものに手を合わせる文化を残していきたい。」
「常照寺」という名の由来は、経文にある「常に我を照らすなり」の一文から取ったという。その名の通り地域を照らす灯台として、人々の心の拠り所として、町とともに発展してきた常照寺様。これからもその法灯は護り継がれていくだろう。

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