お客様の声と施工事例

寺社・大型建造物もクラシタス

曹洞宗 興聖寺 様

説教所から始まり100年以上町を見守る

かつて北のウォール街と呼ばれ栄えた港町・小樽は、現在も当時の面影が色濃く残り、観光地としても人気が高い。市街地から車で10分ほどのなだからな坂の途中に、荘厳な面持ちで建つのが興聖寺様である。
昔は畑が広がっていたらしいこの場所だが、現在は静かな住宅街。開山は明治39年(1906年)。説教所から始まり、現在の寺号になったのはその翌年。ここで100年以上、町の発展を見守ってきた。

屋根装飾の技術力が認められて

当社とのお付き合いは、平成10年から。「最初の工事は先代の頃。寺の前の道路拡張に伴い、山門を移設したんです」と五代目住職の清水義英様。移設に伴い、屋根は銅板段付き本瓦葺きにし、北海道では珍しい屋根装飾の再現も。「先代もその技術力を買っていました」と、その工事をきっかけにご評価頂き、以来、本堂床改修、各種欄間、須弥壇など様々な工事をさせて頂いた。
中でも先々代の頃からずっと希望していたという本堂内陣に納めた彫刻欄間には、大変ご満足頂いている。柄は龍、天女、鳳凰の3種、全9枚で正面の3枚には裏彫刻も施され、絢爛豪華な雰囲気を漂わせている。壇家の皆様が初めて見た時には「ここまで見事な欄間は見た事が無い。」とお褒めの言葉を頂いた。

見事な曲線を描いた黒いつや消しの金属屋根

平成20年には本堂の屋根を葺き替えた。屋根の納まりを美しく仕上げるには木下地の出来が重要であり、この機に、全面的な改修を行う事となった。
緑色のカラー鋼板だった屋根の色を替えたいというご要望に応え、「落ち着いていい色」だと担当の清野が提案したのが、つや消しされた黒のガルバリウム鋼板(以下、GL鋼板)である。
GL鋼板は硬くて扱いづらいことで知られる素材。興聖寺様の屋根はほぼ曲線を描いているため、GL鋼板では難しいとされるが、銅板と変わらぬ美しい仕上がりになり、ご満足して頂けた。「とても見栄えがいい。工事中に職人が、鋼板を特殊な道具と技術で上手に曲げている様子にも感動しました」と職人へのお褒めの言葉も頂いた。

重厚な木目が美しい鉄刀木の仏具

「仕事が丁寧で、様々な提案をしてくれたりと親切。だからお願いし続けているんです」。そう語る清水住職様からの最近のご依頼は、鉄刀木の仏具。曲録、中央高台、茶器、三法、見台を作った。高級感のある重厚な木目が、祭壇廻りを荘厳に飾り立てている。
2014年には、曹洞宗の大本山である永平寺様に修行に出られていたご子息が戻られた。「建物は、私の代でしっかりメンテナンスをしておきたいですね」と清水住職様。その想いは、ご子息へ受け継がれ、これからも建物と共に永く継がれていくことだろう。

宮城・山形・岩手での住宅リフォームは
クラシタスにお任せください。