リフォーム

志摩 様(宮城県石巻市)

予想を超えた津波被害

東日本大震災が起こったあの日、石巻市は甚大な被害を受けました。大きな犠牲を出した大津波は、沿岸部から3キロほど離れた伊原津地区をも飲み込みました。この地区で約二五〇年に渡って暮らす志摩様宅も例外ではありませんでした。
四世代・十人家族。まだ余震が続く中、避難のために車に乗ったそのとき、ラジオから津波の第一報が告げられたといいます。一瞬、身動きを忘れるような驚き。誰もが呆然となり、耳を疑いました。
「皆、急いで二階さ上がれ!」
その声に全員が二階へ逃れたその直後、一階部分は津波に飲まれたと言います。外壁には車が突き刺さり、室内にはヘドロ。そして港から流れてきた夥しい数の冷凍魚。あまりの光景に「もう住めないかもしれない……」

家族の集う家づくり

ご家族の思い出がたくさん詰まったご自宅です。基礎や躯体の強度を調査したところ、幸いにも問題が無いことが判明。リフォームして住み継ぐことを決心されました。このリフォームを担当したのは石巻支店・佐藤。志摩様から示された「和風でもなく、洋風でもない部屋を」というご要望をかなえるために奔走しました。
これまでの家族団らんの場は広縁四畳を擁する八畳間。しかし四世代・十人がくつろぐには少々手狭だったため、ひと続きに改装。十二畳のゆったりリビングを生み出しました。また、お祖母様やお子様たちの足もとを考え段差を解消。天井は3メートルの高さを確保。採光と空間の広がりを十分に確保し、ご家族が自然と集まる居心地良い空間となるよう工夫しました

更なる喜びを生むリフォーム

以前は和室では見えなくなっていた松の梁を古民家風に露出。床・建具・天井材も梁と同じ松無垢に統一することで、豊かな表情と木のぬくもり溢れるお部屋を演出。ご要望の「和でもなく洋でもないお部屋」を実現しました。この工夫には志摩様からも「イメージ以上の出来」とありがたいお言葉を頂戴しました。リフォームとは本来、「直す」ではなく「より喜びある住まいを生みだす」もの。クラシタスではこれからも皆様の思いとご要望を大切に、「喜びを生むリフォーム」を追求して参ります。

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