リフォーム

そば処 織匠 様

歴史ある古民家に新しい命を
吹き込んで

国道13号線を福島から米沢に向かう途中、豊かな緑の山々に囲まれた山形県米沢市万世町梓山地区にあるそば処「織匠」。明治28年に建設された置賜地方の中門造りという民家を、昭和49年に当地に移築したもの。重厚な梁や柱、今では作ることが難しくなったという欄間など、置賜地方の職人たちの技が随所に残っている貴重な建物だ。
この「織匠」の屋根をリフォームさせて頂いたのは、平成22年11月。「茅葺きの屋根がかなり傷んで、雨が降ると雨漏りするところもあって、冬が越せないなぁと思っていたんです」と織匠のご主人様。冬になると雪の重みで軒下が折れたり、屋根の茅が雪と一緒に崩れてきたりと大変だったそうだ。そんなときに山形支店のリフォームアドバイザーの提案を受け工事することを決められた。

試行錯誤をしながらそばの名店へ

「移築された当初は、家業であった米沢紬の実演販売をして、軽く食事ができるという感じのお店でした。それからだんだん食事中心のお客様が増えて、それで今に至るお店になったんです」とご主人様。このお店を始めたのは諏訪さんのお父様である先代の社長。「初めのころは釜めしなどを出していましたが、先代がそば好きだったものでそばを出すようになったんです」。最初は、近くの製麺所で作ってもらっていたが、諏訪さんが機械を購入し自家製麺を作ることを提案。周囲は反対したが、失敗を繰り返しながら、今では米沢でも評判のそばを出せるようになった。

これからもたくさんの人の
思い出の場所となるように

クラシタスの印象をお伺いすると「まだ工事をやるかどうかわからない前から、いろいろと話を聞いて、葺き替えができるようになったらクラシタスさんにと、決めていました」とご主人様。
「茅が痛んでいない時のイメージと同じ雰囲気なので良かったです。葺き替えて本当に良かったと思っていますよ」
「先日わざわざ仙台からタクシーで訪れてくれたお客様がいました。なにかうちのお店に深い思い出があったようです。その方のように心の深層に残る場所になるといいですね」
「織匠」はこれからもおいしいおそばを通して、たくさんの方々の良き思い出の場所となっていきます