リフォーム

佐々木 様

一大決心の末に築100年の家屋を全面リフォームすることに

佐々木様邸は築100余年という長い時を経た日本家屋。弊社とのお付き合いは、この屋根の葺き替え工事に始まりました。「7年ぐらい前に、雨漏りをするようになって。困っているときにちょうど来てくれたのがクラシタス。工事後もアフターケアでまめに顔を見せてくれるので、今回も安心してお願いできました」とご主人様は振り返ります。
今回の工事は、当初は水廻りの改装のみのご相談でした。しかし打合せを重ねるうちに、水廻りの他にも色々と不便なところがあると気付かれたそうです。
「最終的には『消費税が上がる前に、やれることは全部』と、全面リフォームすることに決めました」。
この地区一帯は下水道が配されていないため、最新型の洗浄機を備えた全自動の浄化槽を設置し、水廻りの設備を一新しました。また、古い日本家屋である佐々木様邸は、中廊下がありません。移動の際、必ず隣りの部屋を通らねばならないという不便を解消するため、各部屋を2畳ずつ削り、その分のスペースを廊下にあてました。「奥の部屋にいる時にお客さんが来ると、襖を何枚も開けながら出て来なくてはならなかった。中廊下ができたおかげで、今は玄関までスムーズです」と奥様も笑います。さらにこれまでいくつもあった室内への入り口をこの玄関に集約することで、家のどの方向へもアクセスできるよう、アプローチを広く取り、利便性と防犯性を高めました。

古い家屋ならではの細かな「負」を解消しこの先も長く住まう家に

日本家屋で心配なのが耐震。以前の外壁には大きな窓が連なっていましたが、そこに壁を設け、耐震度を上げました。そしてもう一つ叶えたかったことが「断熱」です。以前の家は冬に底冷えするため、かなりの光熱費がかかっていました。そこで断熱材を床、壁、天井に敷き詰め、気密性を高めることに。「これまでは毎日灯油を入れていましたが、今は3~4日に1度。費用的にもかなり抑えられていますね」と奥様も満足されております。
建物が重ねてきた歴史や伝統を今に残すための工夫もしています。漆塗りのつややかな建具は茶の間の引き戸に、また作りつけの飾り棚も茶の間に残しました。時を経た材料ならではの丸みとつやが、空間に落ち着きを与えます。
古い家屋の不便さに耐えるのではなく、すべて壊して新しく建て直すものでもない。「手を入れて、住み良くする」リフォームは、歴史と資源を重んじながら、快適さを追求する有効な手段です。こうして築100年の家屋は、また新たな時を刻んでいきます。