山形県上山市・リノベーション/鈴木様

緑や果樹園が広がる山形県上山市にある鈴木様のお住まい。曾祖母からお子さままで4世代7人家族で暮らしています。しかし家族の歴史や成長を見守ってきた愛着あるお住まいも築40年が経過。経年劣化が目立ち始め、リフォームを考えるようになりました。特に気になっていたのは台所の寒さ。断熱材が入っていなかったことから、暖房だけで冬の寒さを凌ぐには不十分でした。また、食事4世代の歴史を見守り続けた家も限られたスペースでは家族が全員でとるのは難しかったそうです。
そんなお悩みを解決する参考にクラシタスの内覧会にご参加頂き、そこで「こんなキッチンがいい!」と言ったお子さまたちの声にいよいよ決意が固まります。鈴木様は「対面キッチン・暖かい・おしゃれ」というイメージを具体化するために、弊社の住空間アドバイザーである小関と相談を重ね、生活の動線をふまえた現代的で使い勝手の良い空間を造ることとなりました。

Before
after

台所は居間や廊下と合わせてLDKとし、対面型のシステムキッチンを設置。そこに横テーブルを配置することで、スムーズな配膳と家族で食卓を囲むことができる空間を生み出しました。そしてリビングには食後にくつろげる大きなソファーを配し、家族がゆったりと過ごせる場を造りました。 キッチンとリビングの間には、建築構造上外せない柱がありましたが、それを逆 手にとり、格子状の間仕切りを設置。開放感を保ったまま空間を分けることで、 リビングの子供たちに目をかけながら、それぞれの独立性を確保しました。 東側とはいえ薄暗く寒かった和室2部屋は、床や壁・天井に断熱材を入れ、ペアガラスの断熱サッシ(窓)を採用。真冬でも暖かく、結露知らずの部屋を実現しました。そして縁側を和室と一体にすることで自然光が存分に降り注ぎ、庭の景観を楽しめるようになりました。 お父様から頂いた「玄関らしい玄関を」というリクエストには、飾りを置く小粋 なスペースを設置することで解決。すっきりとかつ美しく、お客様をお迎えできるようになりました。

「なによりも魅力だったのはその提案力」と鈴木様は振り返ります。改装中気に なったところを伝えると、すぐに対応してもらえたと言います。たとえば子供たちが体重をかけてもいいようにカウンターの強度を上げたり、リビングの天井に取外し可能な物干しを設置したり。実際に生活する人の立場に立った提案が、今生活していて本当に役立っているそうです。鈴木様にリフォームして一番変わったことを伺うと、「家族の時間」との事。リフォーム後はご家族がリビングで一緒に過ごす時間が増え、お子さまたちもリビング学習が習慣になったそうです。 住まう人の想いを汲み取り、アイデアと技術が織りなすオーダーメイドのリフォームで生まれた家族の時間。鈴木様一家のかけがえのない瞬間が豊かに彩られています。