去る2019年3月16日（土）、TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口にて、『新春特別無料講演会　木村大作監督「作品に懸けて来た私の生き方」』を開催致しました。

 

黒澤明の現場撮影助手からスタートし、数々の受賞歴を持つ日本を代表する監督・キャメラマンである木村監督。代表作には「八甲田山」や「鉄道員」「劔岳　点の記」などがあり、長年にわたり映画界の最前線で活躍し続けておられます。

今回開催するにあたり当初抽選で50名様をご招待する予定でしたが、大変多くの方にご応募いただきましたので、100名様のご招待に変更させて頂きました。

 

冒頭に、第42回モントリオール世界映画祭にて審査員特別賞を受賞した最新監督作である「散り椿」（主演：岡田准一）のメイキング映像を特別公開。一切の妥協を許さない撮影現場の様子や監督の追従する美しい世界観に惹き込まれ、思わず息をのみます。

 

その後、木村監督よりご自身の映画人生を元に、昭和を代表する名俳優・トップ女優との関わりや、プライベートについてユーモアを交えながら語ります。

監督の飾らないながらも優しさに満ちた言葉に、会場は笑いと感動に包まれました。

「人生で大切なことは、自分にとって何か大切なものがあるということ。私にとって大切なものは“映画”である。それが作品へ込めたメッセージでもある」。

また、木村監督が影響を受けたと言われる黒澤明監督については「黒澤監督は天才。その人の仕事を近くで見る事が出来たことが、自分にとって大きかった。大事なのは尊敬する人から可愛がられるということではなく、その人を“見る”ことだ」とも仰っていました。

 

 

そして講演会の最後には、サイン会を開催。

遠方から来られたファンの方々が長蛇の列を作り、目を輝かせながら監督と言葉を交わしていました。

ご参加いただきました皆さまへ、心より感謝致します。

クラシタスでは、今後も地域の皆様の暮らしが豊かになる様々なイベントを企画しております。

開催が決まりましたらホームページや季刊誌などで発表致しますので、御期待下さい。

（経営企画室／河盛）