体を動かす仕事が長く健康でいる秘訣!

クラシタス会 板金工事担当
佐々木栄一

  • 通勤路で見かけた美しい屋根に憧れ板金工の道へ

    屋根板金工として今年で40年になる佐々木さん。実は職人としてのスタートは屋根瓦職人であった。屋根瓦職人として実績を積んでいたある日、通勤路の途中で見かけた美しい屋根が佐々木さんの目を引いた。焼き瓦が主流だった当事、金属屋根の輝きに目を奪われたのだった。『ああ、こういう美しい屋根を葺いてみたい』。以来、佐々木さんの心に金属屋根への情熱が目を覚ましたという。すぐにその金属屋根を手掛けていた弊社の募集内容を調べたところ、『体が丈夫でやる気のある方』とあり、「どちらも自信があったから、すぐに門を叩いたよ」と笑顔で話す佐々木さん。こうして板金工としてのキャリアがスタート。先輩職人の手もとを注意深く観察し、一心不乱に職人技を盗む日々が続いた。親方として独立したのは46歳のとき。佐々木さんが仕上げる反りの入った美しい屋根は、お客様はもとより職人たちの間でも評判だ。

  • 技術と共に求められる人間力

    時代の移り変わりの中で、技術のみ追求していれば良かった職人の世界も、仕上がりの綺麗さだけではなく、工事を通じてお客様への礼儀礼節や、整理・整頓・清掃・清潔・躾(5S)が大事な工事品質として求められるようになった。佐々木さんはこのような時代の変化の中、確かな技術とお客様に対する真摯な対応により、お客様からの数多くの感謝の声をいただいてきた。

  • 身体が動くうちはまだまだ現役。長く楽しく働きたい!

    佐々木さんは現在65歳。今後の展望について伺うと、「同年代の仲間は引退していく人が多いけどまだまだ現役で働きたいね」とイキイキとした表情で力強い答えが返ってきた。好奇心旺盛な佐々木さんの瞳には、金属屋根に心奪われたあの日の輝きが今も宿っている。