かつて学び舎として地域を見守ってきた廃校が、
新たな魅力を持つスポットとして生まれ変わっています。
歴史ある建物を見学するのはもちろん、中にはカフェや特産品販売、
美術館になっているところも。
今回は、そんな東北の廃校利用の施設から5つをご紹介します。
●道の駅三田貝分校
岩手県岩泉町にある「道の駅三田貝分校」は、
平成11年に廃校となった三田貝分校を改修して作られた道の駅です。
懐かしい校舎の雰囲気を残しつつ、地元の農産物や特産品を販売する「購買部」や、
実際に使われていた机や椅子が並ぶレストラン「給食室」があります。
レストランのメニューには、
給食風の食事もあり昔懐かしい学校の雰囲気を楽しむことができます。
出典:http://www.ryusendo-water.co.jp/sp/michinoeki/mitakaibunkou.html
●会津ジイゴ坂学舎 m&yu
福島県下郷町にある「会津ジイゴ坂学舎m&yu」は、
閉校した下郷町落合分校をリノベーションした施設です。
併設のカフェでは洋食やスイーツを楽しむことができ、
映画上映やワークショップも開催されています。
また、映画監督の安孫子亘氏が拠点としてドキュメンタリー映画の制作を行っており、
作品の上映会も行われています。
出典:https://www.instagram.com/aizuziigozakagakusya/?hl=ja
●鳥海山木のおもちゃ館
秋田県由利本荘市にある「鳥海山木のおもちゃ美術館」は、
2004年に廃校となった旧鮎川小学校を改修して作られたおもちゃ美術館です。
築70年の木造建築は、明治大正期の建築様式を生かしたもので、
国の登録有形文化財に登録されています。
地元の木材をふんだんに使用した遊具やアスレチックなど、
子どもがゆったり遊べるものがたくさん揃っています。
●旧長井小学校
山形県長井市にある「旧長井小学校」は、1933年に建てられた木造校舎です。
2015年に閉校した後、現在は国の登録有形文化財として一般公開されています。
この貴重な木造建築の校舎では、
様々なワークショップやイベントが開催され、学びと交流の場として利用されています。
校内にはカフェもあり休憩しながら、歴史ある校舎の雰囲気を楽しむこともできます。
出典:https://kyunagaisho.jp/
●交流・観光拠点施設 喰丸小(くいまるしょう)
「交流・観光拠点施設 喰丸小」は、福島県昭和村にある旧喰丸小学校を改修した複合施設です。
築90年近い歴史を持つ建物は、
昭和時代を感じさせる木の机やだるまストーブがそのまま残されています。
隣の校舎には地元産の蕎麦粉を使った十割蕎麦が楽しめるお店があり、
懐かしい風景を臨みながら食事ができます。
出典:https://showakanko.or.jp/see/kuimarusho/
東北には魅力的な廃校を活かした施設がたくさんあります。
ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。