日本の戸建て住宅における侵入被害の約6割が「窓」※からということをご存じでしょうか?
警察庁のデータによれば、多くの侵入者は「5分以内に入れないと諦める」傾向があると言われています。
このため、住宅の防犯を考える際には「手間をかけさせる窓」を作ることが非常に重要です。
今回は、住まいを守るための窓のリフォームポイントをご紹介します。
出典:警察庁住まいる防犯110/https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.html
●防犯性の高い複層ガラスを導入する
防犯複層ガラスは、侵入者が窓を割って侵入するリスクを抑えるために開発されています。
強化フィルムが挟まれた構造で、割れにくく、時間がかかることで犯行を防ぎやすくなります。
特に「CPマーク付き」のガラスは、警察庁や防犯関連団体も認める優れた製品です。
住まいの安心感を一層高めるために、少し厚めのフィルムが入った製品を選ぶことをおすすめします。
選ぶポイント:
CPマーク:国や関連団体などが認定する「CPマーク付き」のガラスを選ぶ。
強化フィルムの厚さ:厚めのフィルムが挟まれたものがより高い防犯効果を発揮します。
網ガラスには注意:網ガラスは火災時の飛散防止には役立ちますが、ガラス破りを防ぐ効果は低めです。
●面格子でしっかりガードする
台所や浴室の小窓は、死角になりやすく侵入者に狙われがちです。
そこで効果的なのが面格子です。面格子には、外側に取り付けるタイプや内側に設置するタイプがあり、デザインも豊富です。
防犯対策としておすすめなのは切断されにくいステンレス製や鉄製の格子で、ドライバーなどで簡単に外れない構造のもの。小さな工夫が大きな安心につながります。
選ぶポイント:
外しにくい構造:外付けの格子はネジなどに工夫があり簡単に外せない構造のものを選ぶとより安全です。
素材:切断されにくいステンレス製や鉄製を選ぶのがおすすめ。アルミ製は切断に対する強度はやや劣ります。
●防犯シャッターで窓の防御力を上げる
窓ガラスに直接アクセスできないようにするために、防犯シャッターの設置も非常に効果的です。
視線を遮り、プライバシーを守るとともに、換気ができるタイプなら昼間の採光も確保できます。
「CPマーク付き」製品を選ぶことで、より高い防犯性能を期待できます。停電時にも手動で操作可能なものを選ぶと安心ですね。
選ぶポイント:
CPマーク:防犯性が高い製品を選ぶと、安心感がさらに増します。
電動シャッター:手動シャッターよりも電動シャッターの方がこじ開けにくい構造になっています。停電時などに手動で操作できるタイプが便利です。
住まいの安全は、こうした防犯対策によってさらに高まります。リフォーム時の少しの工夫が、日々の安心につながりますので、ぜひお役立てくださいね。
クラシタスは仙台・大崎・石巻・岩手・一関・札幌エリアで30年以上、4万件以上の施工実績。
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