家の防犯といえば窓に目が向きがちですが、玄関や庭も侵入経路になり得ます
住まいをより安全に保つためには、玄関や庭の防犯対策も欠かせません。
今回は、玄関や庭をリフォームする際にチェックしたい防犯のポイントをご紹介します。
●防犯性の高いドアにする
防犯ドアは、ピッキングやバールでの破壊に耐えられるように作られています。
また、ガラス部分があるドアの場合は、複層ガラスや防犯ガラスだとさらに安心です。
スマホと連動して施錠・解錠の状態や履歴の確認ができるものであれば、外出先からでもチェックすることができます。
選ぶポイント:
自動施錠機能:ドアを閉めた時点で自動的に鍵がかかるので、外出時の「施錠忘れ」を防ぐことができます。
二重ロック機能:二重ロック機能のドアは、侵入者にとって大きなハードルとなり、より高い防犯効果が期待できます。自動施錠機能と合わせればより安心です。
スマートロック:リモコンやスマホで施錠・解錠でき、ピッキングの心配がなくなります。
録画機能付きのインターホンを併せて設置:不在中の訪問者の確認もでき、さらなる安心につながります。
●門扉のセキュリティを高める
不審者を玄関まで近づけさせないためには、門扉に防犯対策を施すことが効果的です。
門扉にカメラ付きインターホンや電気錠をつければ、来訪者を事前に確認でき、リモートで施錠・解錠が可能になります。
また、「侵入が難しそう」という印象を与えることで、抑止力にもなり、安全性が高まります。
選ぶポイント:
電気錠付きの門扉:キーを持っていないと開閉できないため、不審者の侵入を防ぎやすくなります。特に、リモコンキータイプの電気錠なら、キーをバッグやポケットに入れたままスムーズに開閉でき、忙しいときも便利です。
カメラ付きインターホン:来訪者の顔や様子を映像で確認できるので、安心して応対できます。不在時の記録を確認できるタイプもあり、防犯性がさらに向上します。
●防犯カメラの設置
防犯カメラは、侵入者への抑止だけでなく、万が一の際にしっかりと記録を残す役割もあります。設置するなら、夜間や天候に配慮された屋外対応のものを選ぶとよいでしょう。
選ぶポイント:
屋外対応のカメラ:逆光や夜間の撮影もできるため、さまざまな状況に対応可能です。
スマホと連動: スマホから映像が確認できたり、不審な動きがあるとスマホに通知が来るタイプは、外出中も安心です。
会話機能:カメラ越しに声かけができるタイプもあり、不審者を発見した際には威嚇にも使えます。
●センサーライトの設置
暗闇は侵入者が好む環境です。センサーライトを設置するだけでその抑止力は格段に上がります。特に玄関、勝手口など、侵入のリスクがある場所や死角をライトでしっかりと照らすことが大切です。
選ぶポイント:
広範囲を照らすライト:広範囲を照らすライトを選ぶと、庭や通路の見通しが良くなり、防犯カメラとの相乗効果も生まれます。
設置場所:玄関口や勝手口のほか、窓まわりやガレージなど死角になりやすい場所に設置することで、防犯リスクが低減します。
玄関と庭からの侵入対策を整えることで、家全体の安全性が格段に向上します。住まいの安心を守るための対策を、ぜひ参考にしてくださいね。