春の訪れとともに、東北の産直には色とりどりの旬の食材が並びます。
雪解け水をたっぷり吸った野菜や、春の海で育まれた新鮮な魚介類。
そこでしか出会えない味を楽しめるのが、産直めぐりの醍醐味です。
今回は、岩手・宮城・山形を中心に、春ならではの美味しい食材をご紹介します。
出荷量が少なく、見つけたらラッキーな食材もあるので、ぜひチェックしてみてください。
春は海藻の旬。岩手の産直には、新鮮な「めかぶ」と「ワカメ」が並びます。
めかぶは、肉厚でしっかりとした歯ごたえがあり、湯通しすると鮮やかな緑色に変化。
ご飯にかけたり、しゃぶしゃぶにしたりと、さまざまな楽しみ方があります。
特に、2月から4月にかけてが旬なので、産直で新鮮なものを探してみましょう。
ワカメも、岩手の海で育ったものは格別。
「早採りわかめ」はみずみずしく柔らかく、しゃぶしゃぶにすると磯の香りと絶妙な食感が楽しめます。
生ワカメが手に入ることも多いので、春の味覚を存分に味わえます。
山形の産直には、春になると豊富な山菜が並びます。
わらびは、山形が日本一の生産量を誇る山菜。
柔らかく、ぬめりが強いのが特徴で、そばと合わせると風味が引き立ちます。
うるいも人気の山菜。
シャキシャキとした歯ごたえとクセのない味が魅力で、軽いぬめりが食感のアクセントに。
特に、2月から3月にかけて登場する「雪うるい」は、白くて柔らかく、生でも美味しくいただけます。
春の訪れを感じる山菜を、ぜひ味わってみてください。
宮城県といえば、全国一の生産量を誇るセリが有名。
冬の鍋料理で知られているのは「冬セリ」ですが、春には柔らかく爽やかな香りの「春セリ」が登場。
お浸しや炒め物にぴったりで、春らしい味わいが楽しめます。
さらに、宮城県はギンザケ養殖の発祥地。
その中でも「みやぎサーモン」は、南三陸町や石巻市、女川町で育まれたブランド銀鮭です。
刺身や焼き魚にすると絶品! 産直では鮮度の高いものが手に入るので、ぜひ味わってみてください。
産直には、その土地ならではの旬の食材が並び、訪れるだけでちょっとした旅気分が味わえます。
休日のお出かけがてら、新鮮な春の味覚を探しに行ってみませんか?
旬の食材を楽しむことで、春の訪れをより一層感じられるはずです。