
少しずつ暖かくなり、産直やスーパーの野菜売り場にも春の便りが届き始めましたね。
「春の皿には苦味を盛れ」という言葉があるように、この時期ならではのほろ苦さは、冬のあいだ眠っていた体をやさしく目覚めさせてくれる味わいです。
今回は、岩手や宮城の産直でも親しまれている菜の花とフキノトウ(ばっけ)について、選び方や食べ方、栄養の魅力をあわせてご紹介します。

菜の花には、ビタミンCやβカロテン、鉄分がバランスよく含まれていて、季節の変わり目の体調管理にぴったりの食材です。
特にビタミンCが豊富なのがうれしいポイント。
鉄分は、肉や魚などのたんぱく質と一緒にとると吸収がよくなります。
フキノトウも、ビタミンやミネラルが豊富。
あのほろ苦さには、体をすっきりさせる働きがあるともいわれています。
香りもよく、食欲がないときでも取り入れやすいのが魅力です。
どちらも、春の体を整えてくれる“季節の味”。
ほんのりとした苦味が、体をやさしく目覚めさせてくれます。

せっかく買うなら、新鮮でおいしいものを選びたいですよね。
ちょっとしたポイントを知っておくだけで、味がぐっと変わります。
菜の花のチェックポイント
つぼみがぎゅっと締まっているものが新鮮です。
花が開きすぎていないか、茎がみずみずしいかを見て選びましょう。
切り口が乾いていないものも目安になります。
花が咲いてしまうと、えぐみが出やすくなるので注意です。
フキノトウのチェックポイント
小ぶりで、まだ開ききっていないものがおすすめ。
葉が広がっていたり、花が咲いているものは苦味が強くなりがちです。
ガクがしっかり閉じていて、表面がしっとりしているものを選びましょう。
産直では朝採れのものが並ぶことも多く、鮮度の良さが魅力。
見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
忙しい日でも、さっと作れて季節を感じられるのがうれしいところ。
手軽なレシピで春の味を楽しみましょう。
菜の花の簡単レシピ
菜の花は、さっと茹でておひたしにするだけで一品完成。
からしやごまを加えると、ぐっと春らしい味になります。
もう少しボリュームがほしい日は、ベーコンと一緒にさっと炒めてパスタにするのもおすすめです。
フキノトウの簡単レシピ
フキノトウは天ぷらが定番ですが、実は「ふき味噌」もとても簡単。
刻んで味噌と砂糖で軽く炒めるだけで、ごはんにぴったりのおかずになります。
東北では「ばっけ味噌」と呼ばれ、産直に並ぶことも多い一品。
手軽に春の味を楽しみたいときは、こうした商品を取り入れるのもおすすめです。

春の旬は、あっという間に過ぎてしまいます。
いつもの食卓に、ほんの少し「春の苦味」を添えるだけ。
それだけで、家族とのごはんの時間が少しだけ特別で、軽やかなものになりますよ。
産直で見かけたら、ぜひカゴに入れてみてくださいね。
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