エアコンが効かない原因は、エアコン本体だけではなく、住まい全体にあることも少なくありません。
設定温度を下げても部屋が涼しくならないと、「そろそろ買い替えかな」と思うこともあるかもしれません。
しかし実は、窓から入る日差しや断熱性、部屋の空気の流れなどが影響していることもあります。
今回は、エアコンが効きにくい主な原因と、家庭でできる対策をご紹介します。
エアコンを買い替える前に、まず確認したいこと
エアコンは正常でも、部屋の環境によって十分に性能を発揮できない場合があります。
まずは「本当に買い替えが必要なのか」「住まいに原因があるのか」を切り分けて考えることが大切です。原因が分かれば、買い替えをしなくても改善できる場合があります。
エアコンが効きにくい主な原因
- 窓から強い日差しが入っている
- フィルターにホコリがたまっている
- 部屋の広さとエアコンの能力が合っていない
- 家の断熱性が低い
窓から強い日差しが入っている
夏は窓から多くの熱が入り込みます。
それを抑える、遮熱カーテンやすだれを活用するだけでも、室温の上昇を抑えやすくなります。
エアコンフィルターにホコリがたまっている
フィルターが汚れると風量が落ち、冷房効率が低下します。
2週間~1ヶ月に1回程度を目安に掃除すると、効きが改善するだけでなく、省エネにもつながります。
部屋の広さとエアコンの能力が合っていない
部屋の広さや間取りに対してエアコンの能力が合っていないと、冷房効率が下がることがあります。
また、古いエアコンは性能が低下している場合もあるため、部屋の広さに合った能力か確認してみましょう。
家の断熱性が低い
せっかく冷やした空気も、窓や壁から熱が入り込むと室温が上がりやすくなります。
環境省によると、夏の冷房時に室内へ入る熱の約73%は、窓やドアなどの開口部から流入するとされています。
そのため、窓の断熱性能を高めることは、冷房効率の向上にもつながります。

今日からできる対策
まずは次のような対策を試してみるのがおすすめです。
- フィルターを掃除する
2週間に1回程度を目安に掃除すると、風量が回復し冷房効率の改善が期待できます。 - 室外機の周りに物を置かない
吹き出し口をふさぐと熱をうまく逃がすことができず、冷房効率が下がることがあります。 - カーテンやブラインドで日差しを遮る
特に日差しの強い時間帯は、室温の上昇を抑える効果が期待できます。 - サーキュレーターで空気を循環させる
冷たい空気は下にたまりやすいため、空気を循環させることで部屋全体が涼しくなりやすくなります。
それでも改善しない場合は、住まい全体を見直す方法も
対策をしても改善しない場合は、エアコンの能力や設置状況だけでなく、住まいの断熱性が影響している可能性もあります。
エアコンの交換で改善するケースもあれば、窓の断熱性能を高めることで冷房効率が大きく変わるケースもあります。
「エアコンが効かない=買い替え」と決めつけず、まずは住まい全体を見直してみることも大切です。
参考資料
環境省 省エネポータルサイト