オフィスのクロス張り替えをDIYで施工すると
2024.06.21
オフィスのクロス張り替えをDIYで施工が可能か考えていきましょう。
クロスの張り替えに必要な道具や施工手順などを解説します。
・クロスの張り替えで必要な道具
名称 |
用途 |
へら |
クロスの端や角を抑え、カットする時に使用 |
カッター |
端や角、ジョイント部分のクロスをカットする時に使用 |
ジョイントローラー |
クロスの継ぎ目部分を綺麗に整える時に使用 |
ハケ |
クロスと下地の間の空気を抜くために使用 |
定規 |
ジョイント部分のカットに使用 |
最低でもこれくらいの道具が必要で、天井や壁の高い部分を施工する場合は、脚立や足場が必要です。
DIYの場合、クロスは糊付きの製品でなければ施工することが難しいので製品を選ぶ際も制限されます。
・クロスの張り替え施工手順
1、既存のクロスを剥がす
古いクロスを剥がす際は、下地が石膏ボードの場合、ボードの上紙が一緒に剥がれてしまうことがあるので、出来るだけ剥がれないようにすることがポイントです。
下地の上紙を剥がしてしまうと、表面に凹凸ができて張り替えた後に目立ってしまいます。
もし剥がれてしまったら、パテを塗って表面をフラットにする必要があります。
2、新しいクロスを端から順に貼る
壁の端から歪みがないように1列目を貼ります。
2列目を1列目にジョイント部分を重ねてカットして、ジョイントローラーで綺麗に整えます。
天井の廻り縁や床との間の巾木、壁の角はヘラを使ってカッターでカットします。
廻り縁や巾木をカッターで傷つけてしまうことがあるので注意が必要です。
オフィスの巾木は、樹脂製のソフト巾木が使用されていることが多いので、技術がなければ巾木を傷つけてしまい上手く施工できません。
3、ハケでクロスの中にある空気を出す
自分で貼ると必ず空気が入って浮いてしまいます。
斜めから見たり、下から見たり照明を横から当てて空気がどこに入っているか確認する必要があります。
4、コーキングでクロスの端を押さえる
壁の角や廻り縁、巾木とクロスの間にコーキングを入れてクロスが剥がれないようにします。
太くならないように、均等に入れていくことがポイントです。
オフィスのクロス張り替えをDIYで施工するパターンを紹介しましたが、道具を揃えて材料を購入し、DIYのために脚立や場合によっては足場も必要です。
高い壁や天井にクロスを貼る場合は、落下の危険も伴います。
購入費用や労力、費やす時間を考えれば業者に依頼した方が得策かもしれません。
また、オフィスのクロス張り替えについてはオフィスの環境やコンセプトによって選択するクロスも変わってきます。
どのような種類のクロスが良いのか、費用や目的に応じたクロスを選択する必要があります。
業者に良いアドバイスと提案をしてもらうことが、重要なポイントではないでしょうか。