リフォームのトラブル事例と解決方法!

2024.07.22

リフォームで住みやすい快適な環境を作るはずが、リフォーム中や工事完了後に打ち合わせ通りに仕上がっていない、見積もり金額以上に請求されたなどリフォームによるトラブルは年々増加しています。

実際に業者との間にトラブルが発生しても、知識がないと業者に押し切られてしまうこともよくある話です。

そうならないために今回は、リフォームの際に多いトラブル事例や解決方法、トラブル防止策や相談できる第三者機関について解説します。

 

 

リフォームの際に多いトラブル事例と解決方法

 

リフォームのトラブルを大別すると、料金・工事内容・アフターサービスの3つに分けられます。

それぞれの事例を元に解決方法を解説します。

 

事例①:料金

 

リフォームする際、料金のトラブルは多く契約金額通りと思っていたら、追加料金が工事中に発生したことを理由に過剰な金額を請求された。

 

解決方法

 

料金は基本的に契約書に明記されている金額で、リフォーム中に追加料金が発生する場合はその都度、追加工事の見積り金額を提示し施主が承諾する必要があり、追加工事契約を新たに結びます。

業者が金額の提示もしないで施主の承諾も得ずに工事を行い請求された場合は、消費者センターなど第三者機関へ相談しましょう。

 

事例②:工事内容

 

契約書に明記されている着工日になっても業者から連絡もなく工事が開始されない。

 

解決方法

 

リフォーム業者に連絡し理由を確認します。

連絡が途絶えたり対応しない場合は、こちらで期限を決め期限までに着工されない場合は契約を解除するという内容の書面を送付します。

内容証明を作成する場合は、ネット検索で自分で作ることもできますが、不安な方は弁護士など専門家に相談しましょう。

期限までに改善がない場合は契約解除することが可能で、着工前に納めた代金は返還要求することができます。

 

事例③:アフターサービス

 

工事完了後しばらくして、修繕箇所が発生し業者に連絡しても対応しない。

 

解決方法

 

契約書で修繕箇所の保証期間を確認し、保証期間内にも関わらず業者が対応しない場合は、第三者機関や弁護士に相談するかリフォーム瑕疵保険を利用しましょう。

ただし瑕疵担保は、リフォーム瑕疵保険を使用できるリフォーム会社に工事を依頼する必要があります。

「住宅かし保険」の登録業者等の検索サイトで保険が使える業者か調べましょう。

また、保険の対象となる部分は、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分になるので、事前にリフォームする部分が適用されるのか詳しく調べる必要があります。