中古物件のメリットデメリット!

2024.07.22

中古物件にもたくさんのメリットがあります。

また、逆にデメリットも・・・

今回は中古物件のメリットデメリットについて解説します。

 

 

中古物件のメリット

 

メリット①:価格が安い

 

中古物件の最大のメリットは新築物件より安いことです。 

当然ですが中古物件ですので経年劣化している物件もありますが、建物の構造部分さえしっかりしていればリフォームやリノベーションで新築同様にすることも可能です。 

予算を抑えたい方は中古物件も狙い目ではないでしょうか。

 

メリット②:イニシャルコストを抑えられる

 

中古物件は新築物件と比べて、物件そのものの価格以外に初期費用も抑えられるというメリットがあります。

中古物件の場合は、固定資産税評価額が低いこともあり税金の負担を抑えられることもあります。 その他にも以前の所有者から引き継いだ家具やエアコンなどがあったり、外構のカーポートや立水栓などもそのまま使用することもできます。

多少のリフォームや修繕が必要かもしれませんが、状態によっては最初に掛かるイニシャルコストを抑えることができます。

 

メリット③:希望の土地で暮らせる確率が上がる

 

新築住宅の場合は土地から探すことになります。

なかなか希望する土地が見つからずに、マイホームが実現できない人もたくさんおられますよね。

そういう意味では、中古物件も含めて探すことで希望の地域で暮らせる確率が上がります。

つまり、土地や立地条件を優先するのであれば、中古物件をリフォームやリノベーションで蘇らせることも一つの選択肢だということです。

 

中古物件のデメリット

 

デメリット①:全てが古い

 

当たり前ですが、外装や内装、住宅設備など全てが古くなります。

そのまま使用することができるものは我慢して、水廻りなどどうしても交換したいものは替えたくなりますよね。

外壁や屋根の塗装工事も耐用年数が迫っていればそれもしなくてはいけません。

最初のリフォーム費用と後々のメンテナンス費用も考慮して検討することが必要です。

 

デメリット②:耐震性と断熱性など住宅性能が低い

 

1981年6月に建築物の耐震基準が見直され、それ以降は新耐震基準にのっとった設計になっています。

しかし、新耐震基準だからといって全てが安全な建物かというと、そうではないので注意が必要です。 

管理状態や建築後の耐震改修や耐震補強工事などによって建物の性能が違ってくるため、現状の住宅診断が必要とされます。 

もし耐震性や断熱性などに不安がある場合は、壁を破って断熱材を取り替えたり、耐震補強工事をするリフォームを検討する必要があります。

 

求める土地の条件

 

建物の条件は分かっても建物より暮らす地域を優先したい方はおられますよね。

 

・若い方が求められる土地のニーズ

 

①:小学校や中学校が近い場所

②:駐車場が2~3台停められる広さ

③:通勤通学に便利な駅近

 

・ご年配の方が求められる土地のニーズ

 

①:スーパーに歩いて買い物に行ける

②:坂道が少ないところ

③:医療機関の充実しているところ

 

このように世代によって様々なニーズがあります。

中古物件と新築物件どちらがお得なのでしょうか。

建物に拘るより暮らす地域や立地条件を優先される場合は、新築・中古に拘らず幅広く探すことをおすすめします。

条件に合う土地が中古物件で見つかれば、リフォームやリノベーションで新築同様に蘇らせることも十分に可能です。

まずは、優先順位が建物の拘りなのか、住む地域や立地条件なのかを明確にして総合的に判断することが重要ではないでしょうか。