台風やゲリラ豪雨の時だけの雨漏りでも修理しないといけないのか?

2023.09.19

そこで台風やゲリラ豪雨の時だけの雨漏りでも修理しないといけないのかという問題がありますよね。

その時だけなら多少の雨漏りがあったとしても、
そのうち乾燥して問題ないのではと思っていませんか?

普段は雨漏りはしないのだから費用を掛けてまで修理する必要があるのだろうか?

大抵は雨漏りしない時の方が多いわけなので放置してしまいがちになりますが、
実はこれから雨漏りが悪化していくサインなのかも知れないということなのです。

 

 

壁の内部が腐食したら大変なことに

いくら台風や大雨の時に雨風が吹き上がっていたとしても、
わずかな隙間があるから雨水は室内へと浸入してきます。

また、室内まで来なくても壁内の材木を腐食させる原因になることは間違いありません。

雨漏りを放置しておくと、その腐食した材木を餌にシロアリが発生しやすくなります。

シロアリが発生すれば柱や梁まで被害が及ぶと大規模な工事になる危険性があります。

つまり、内部に雨水が浸入すれば材木の腐食からシロアリ発生へと恐ろしい展開になる可能性が高くなるのです。

 

 

カビが発生する

雨漏りを発見したにも関わらず放置すると壁内が湿った状態になりカビが発生しやすくなります。

カビが発生すると徐々に繁殖し広がっていきます。

そうなれば当然材木が劣化し天井が抜け落ちたり、壁が湿気で剥がれてきたりします。

健康被害にも影響するので、鼻炎や喘息などのアレルギー疾患のリスクも出てくるのです。

 

被害部分が広がる可能性も

家の内部に雨水が浸入しシロアリの被害に遭うと、
木造住宅の構造体である柱や梁まで被害が及べば大変大掛かりな構造体の交換工事に発展します。

そのためにもわずかな隙間を見逃すわけにはいかないのです。

その隙間とはどこなのか、コーキングなのかひび割れなのかまた違う原因なのかを見つけ出す作業をすることが大切です。

それには定期的な点検、もしくは台風時や大雨時に雨漏りが少しでもあればすぐに点検することが必要です。

雨漏りしたあとすぐに点検をした場合はまだシミも新しく、
どのルートを伝って雨漏りが発生しているのかが分かります。

なかなかはっきりとした原因が判明しない場合もありますが、おそらくここだろうという想定ができるはずです。

 

被害を最小限に抑えるためには

点検の結果を見た上で考えられる雨漏りの原因を一つ一つ潰していくために、
やるべき修理を行うことをおすすめします。

例えば、コーキングの耐用年数である10年を超えていればコーキングの打ち替えをする。

外壁にひび割れが判明すれば穴埋め補修するなど、雨漏りの原因になる要素を修繕していきましょう。

 

もちろんそれが原因ではないこともあるため、
次の段階では軒と外壁との取り合い部分やバルコニーやベランダがあれば防水機能がまだ使えるのかなどのチェックが必要です。

屋根が原因なのか外壁なのかコーキングなのかなど、
一つ一つ修繕していくことではっきりした原因を突きとめることができるのです。

 

つまり雨漏りを発見したら、いくら台風や大雨の時以外は雨漏りしなくても被害が広がる可能性もあります。

そのためまずはコーキングや外壁のクラックなどを放置せずに、
定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。

そうしなければ後々シロアリの問題などの問題に発展すると大変です。

結論を言えば台風や大雨時に備えて、
しっかりとメンテナンスをしていれば雨漏りは無くなるということです。

コーキングの打ち替えや外壁のメンテナンスは普段から怠らないようにすることが大切なのです。

 

 

雨漏りの症状を業者に上手く伝える方法

 

・どれくらいの雨で雨漏りが発生するのか

まず雨がどの程度の強さや雨の降り方、風の具合などを具体的に状況説明しましょう。

外壁に叩きつけるような雨とか、バケツをひっくり返したような大量の雨とか、
主にどちらからの風が強く吹いた時なのかなど、詳しく説明していただけると状況判断がしやすいと思います。

 

・大雨の後どのくらい時間が経過したら症状が出るのか

雨が強くなってどのくらいの時間が経過したら雨漏りの症状が出るのかを確認しましょう。

時間の経過から雨漏りの原因を街の屋根やさんは推測します。

 

・雨漏りの状態

雨漏りの症状にも色々あると思いますが、天井やサッシ周りなどからポタポタとたくさんの雨漏りがしているのか、
それともじわっとシミができる程度なのかなど画像や動画を撮影しておくとより分かりやすいと思います。

 

・雨漏りしたら早めに依頼

雨漏りを発見したらできるだけ早く業者に点検調査を依頼しましょう。

早ければ早いほど原因を究明しやすく修理するべき箇所が具体的に判明しやすいということです。