外構工事の種類と内容は?
2024.06.21
注文住宅を建てる際に家を引き立たせるのが外構工事です。
せっかく立派な建物が完成しても予算の関係で外構が思い通りにいかなかったという声も少なくありません。
そこで今回は、外構工事の費用相場から費用を抑えるコツなど失敗しないポイントを解説します。
外構工事の種類と内容
外構工事には「オープン・クローズ・セミクローズ」の3種類のタイプに分けられています。
一つ一つ内容を紹介していきましょう。
・オープン外構
特徴 |
・敷地の境界が開放的 ・ブロックフェンスなど境界を遮るものがほぼ無い ・欧米の住宅のようなイメージ |
メリット |
・開放感があり親やすいイメージが作れる ・遮るものが無いので自然光が取り入れやすい ・周囲の方にフレンドリーな感じを与える ・車などの出し入れがしやすい ・工事費用のコストダウンに繋がる |
デメリット |
・セキュリティ面に不安がある ・ゴミや汚れが気になる |
オープン外構は塀やブロックフェンスを極力設置しないで、周囲にオープンで開かれた空間をイメージさせるタイプの外構です。
明るく、周囲の景観にも溶け込むような雰囲気は開放的な演出ができます。
構造物が少ないということは工事費用を抑えることにも繋がり、予算を抑えたい人にとっては良いのではないでしょうか。
デメリットは防犯面で不安があることです。
しかし、見方によっては外から見えやすいので犯罪に遭いにくいということもいえます。
・クローズ外構
特徴 |
・敷地境界にブロックフェンスや塀を設置 ・周囲とハッキリと切り離した空間 ・日本建築に多いパターン |
メリット |
・道路や外部からの視線が気にならない ・プライバシーが確保できる ・塀や門構えで高級感が出せる ・小さなお子様の安全面や防犯面が安心 |
デメリット |
・閉鎖的になる ・侵入者が一旦入ると逆に見つけにくくなる |
クローズ外構は塀やブロックフェンスを設置するため外部と遮断されたイメージになります。
昔の日本家屋の外構のほとんどはこのクローズ外構です。
・セミクローズ外構
特徴 |
・オープン外構とクローズ外構との中間のタイプ ・塀やブロックフェンスを一部に設置または低くする ・適度な開放感とプライバシーを意識したタイプ |
メリット |
・オープンの開放感や明るさとクローズの安全性が確保できる ・デザインに柔軟性ができる ・クローズ外構より費用は抑えられる |
デメリット |
・デザインや設計の難易度が高い |
セミクローズ外構は一部に塀やブロックフェンスを設置するタイプです。
フェンスなどの仕切りが必要な場所だけ設置するので、理想的なタイプでもあります。