リフォームで趣味の空間を作るポイントとパターンを徹底解説!事例も紹介!

2022.02.09

リフォームで趣味の空間を作るポイントとパターンを徹底解説!事例も紹介!

 

家で趣味を楽しむ場合、その趣味に合わせたリフォームをしたいですよね。

リフォームをすることで趣味の空間を作りたい場合に、どのようなポイントに気を付けると良いのでしょうか。

内装材や窓収納などの設備を選ぶ際のポイントから目的別の工事方法、工事にかかる費用などについて紹介します。

 

趣味の空間を作るリフォームをする際の材料選び

 

趣味に合ったリフォームをする場合、どのような材料を選べば良いのか解説します。

 

・内装材選びのポイント

 

趣味にあった部屋を作る場合には、どのような内装材を使用するのかを決めましょう。

音楽系の趣味であれば外部に音が漏れてしまわぬように、吸音や遮音効果のある内装材や音の反響にこだわった内装材を使うのがおすすめでしょう。

油絵など絵画やものづくり系の趣味を目的とする部屋であれば、床や壁が汚れてしまう可能性があるので、汚れがつきにくい内装や掃除がしやすい内装を選ぶのがよいでしょう。

 

・ 窓選びのポイント

 

リフォームをする際に窓を選ぶのはとても重要なポイントです。

音楽系の趣味であれば音が漏れないように2重窓や防音サッシなどを利用する必要があります。

また、ものづくり系の趣味であれば臭いがこもらないように、換気や光の加減である採光にこだわる必要があります。

窓の大きさや位置は趣味のやり易い状況を考えて決めることが大切です。

 

・収納選びのポイント

 

趣味の内容にもよりますが、大抵の趣味は道具や材料といったものが増えるため収納も大切なポイントになってきます。

収納するものの大きさや量に合わせて出し入れがしやすい収納を作ることで、楽しく趣味を行えるようにすることがポイントです。

またものづくり系の趣味の場合は、工具や材料を頻繁に出し入れするため、作業をする近くに収納を設けたり出し入れがしやすい収納にした方が良いでしょう。

他にも間仕切りとして使用することができるシェルフや、設置場所に合わせてサイズを調整することができるワークデスクなどもあります。

このような製品をうまく利用すれば、オープン収納の場合でもスペースを有効活用することができるため、より使いやすい趣味の部屋が作ることができるでしょう。

 

・屋外の趣味の空間作りポイント

 

屋外の趣味を行うためのリフォームの場合どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

ガーデニングが趣味の人は肥料や土などの材料や道具類などを収納できるようガレージや倉庫の設置が良いでしょう。

また雨の時でも作業が行えるようにサンルーフを設置しておくのも おすすめです。

自動車やバイク、自転車などの趣味を目的とした場合にも、ガレージにサンルーフを設置すると便利です。

ガレージがあれば必要な工具やパーツ類を安全に確保することができますし、サンルーフがあれば天候が悪い状態でも気軽にメンテナンスを行うことができます。

 

・ガレージやサンルーフは趣味に合ったものを選ぶ

 

屋外での趣味のためにガレージやサンルーフを設置する場合には、 趣味に合った製品を選ぶようにすることがポイントです。

ガーデニングが目的なら道具や材料の出し入れが行いやすいように、開口部が大きくドアの開け閉めが容易にできるガレージを選びましょう。

サンルーフについても掃除がしやすいように、水を流しやすい構造にしておくのがおすすめです。

自動車やバイクを駐車するのが目的の場合は、車体の出し入れが行いやすいことも重要です。

しかしそれだけではなく、盗難や被害を防ぐために頑丈なシャッターや監視カメラ等のついた防犯対策の製品を選ぶことも大切です。

 

趣味の空間を作るリフォームのパターンと費用相場

 

趣味の部屋をリフォームするにあたって、どのようなパターンとどれぐらいの費用がかかるのかをの目安を解説します。

 

・リビングをリフォームして趣味の空間を設ける場合の費用相場

 

リビングをリフォームして趣味の空間を作る場合の費用は、間仕切りなどの設置が約8万円、収納スペースの追加が約15万円、壁や床の内装を変更する場合は約50万円が費用の相場です。

またワークデスクなどの設置費用については、使用する設備によって価格が変わるためリフォーム会社や家具取扱店などで相談しましょう。

 

・洋室をリフォームして趣味の空間を設ける場合の費用相場

 

洋室をリフォームして趣味の空間を作る場合の費用は、基本的にリビングをリフォームした場合と同じくらいです。

追加で防音工事を行う場合などについては、壁材や床材などドアを防音仕様のものに変更する必要があるため、約100万円からが費用の目安とされています。

 

・ 和室をリフォームして趣味の空間を設ける場合の費用相場

 

和室の場合は内装のリフォームを行うかによって費用が大きく変動します。

畳敷きでも問題のない趣味の場合は、比較的費用を抑えることができます。

しかし床を張り替えてフローリングにする場合は、床面の高さの調整などを行った上で床材を貼る工事が必要です。

畳敷きからフローリングに張替える工事の費用は、部屋の広さにもよりますが約15万円からが目安とされています。

 

・キッチンをリフォームする場合の費用相場

 

料理が趣味でキッチンをより趣味に合った形でリフォームする場合の費用は、システムキッチンの入れ替えが約70万円からで、収納スペースの追加が約5万円が目安です。

間取りの変更をして作業スペースを広げる場合については、建物の構造によって費用が変わります。

しかし間仕切り壁の移設等の比較的簡単な工事なら約30万円からが費用の相場とされています。

 

・書斎を設ける場合の費用相場

 

書斎を設けるためのリフォームの費用は、作り付け本棚の設置費用が約5万円から内装のリフォーム費用は約10万円が目安です。

また採光の関係から窓の位置を変えたい場合は、建物の構造によって多少価格は変わりますが約10万円が必要な費用の目安です。

 

・シアタールームを作る場合の費用相場

 

シアタールームを作る場合の費用は本格的な防音工事となると、合計で約100万円からが目安です。

窓や内装などの防音仕様のものに、交換するだけの簡易的な防音工事を行う場合については、約50万円からが費用の相場になっています。

 

・ トレーニングルームを設ける場合の費用相場

 

トレーニングルームの設置については重量の大きなトレーニング機器を使用する場合は床の補強工事が必要です。

床の補強工事費用は6帖のスペースを全体に行った場合で、約20万円から掃除がしやすい床材に変える工事も同時に行うなら約30万円が目安です。

 

・リビングと繋がるようにウッドデッキを設ける場合の費用相場

 

屋外にウッドデッキを設置し、リビングと繋げてオープンリビングに変更する場合は、約30万円からの工事費用が相場です。

この価格はウッドデッキを設置するだけの費用なので、屋根をつける場合には追加の工事費用がかかります。

屋根の追加費用は市販のサンルーフを設置する場合で約8万円から、ウッドデッキに合わせてオリジナルな屋根を設置する場合は約20万円からが目安です。

 

・ サンルーフやガレージを設ける場合の費用相場

 

サンルーフやガレージを庭に設置する場合の費用は、自動車1台分のガレージの場合で基礎工事等を含め約80万円からが目安です。

サンルーフについては大きさや形状によって価格が大きく変わりますが、シンプルなものから約8万円で設置することができます。

屋外用設備は施工箇所の状態や設置する設備によって、施工価格が大きく変動するので費用や工事内容を見極めてから依頼するとよいでしょう。

 

趣味を活かせるリフォーム事例

 

趣味を満喫したい人たちのリフォーム事例を紹介します。

 

・事例①:ゆとりある戸建て住宅に夫婦の趣味の部屋を作る

 

60代の夫婦が子供の独立と共にリフォームすることになり、夫婦それぞれの趣味を満喫できる部屋を作りたい。

このような要望は多く、第二の人生を楽しむリフォームが話題になっています。

ご主人は自転車などアウトドア用品が収納できる広い土間を希望され、一方奥様はドライフラワーの制作に打ち込めるアトリエを作りたいという要望です。

そこで一階の和室を無くして土間にすることで、土足で入れる大空間に変更しオープン棚や自転車フックを整備しました。

奥様のドライフラワー制作の個室もその土間に隣接しており、夫婦それぞれがお互いの気配を感じながらも自分の趣味に没頭できるスペースが素敵です。

1階は、LDKと水廻り、それぞれの趣味のスペースというリフォームを実現しました。

 

・事例②:好きなものに囲まれ楽しく過ごす住まいに

 

リフォームするにあたり、ご主人の趣味であるギターを飾れる部屋を作りました。

愛用してきたギターが映えるように、リビングの壁は白を選び思い切り弾くことができる専用の部屋を設けました。

ご近所に迷惑がかからないようにサッシを2重窓にし、壁を厚くして防音設備も万全にリフォームしました。

一方、料理が得意な奥様は自分の基地になるキッチンを希望されていました。

対面のオープンキッチンではあるものの効率的で無駄のないレイアウトを採用し、手の届く場所にたっぷり収納棚を作っています。

さらに背面にもカウンター収納を設け、振り向くだけで必要なものが取れるように設計しました。

またリビングの天井には最新の音響システムを完備して、スピーカーで音楽を聴きながらゆっくりとコーヒーを楽しめる生活を送っておられます。

お互いの趣味を満喫しながら、ゆったりとリビングでくつろぐリラックスタイムは、まさに癒される瞬間ともいえるのではないでしょうか。

 

・事例③:大好きな音楽とアウトドアを満喫する住まい

 

ピアノやギターなどアウトドアと趣味の多いご家族で、独立性を生かしたコンフォートルームを作っています。

戸建住宅の1階を、子育てしやすい LDK のワンルームとコンフォートルームという間取りにフルリフォームしました。

1階には離れのような和室や階段下の物置、閉鎖的なキッチンなど、使いにくいスペースが幾つかありました。

そこでそれらを取り込み部屋の線引きを変えることで、自分たちの暮らしに合った住まいにデザインすることが可能になります。

ピアノやギターを楽しめるコンフォートルームを作り、さらに広げた玄関土間をつなげアウトドア用品や靴アウターなどを収納しています。

玄関から繋がるオープンなつくりでドアを閉めると独立した空間を実現しました。

趣味の多い家族が、それぞれに好きなことをとことん追求できる家にリフォームすることが可能です。

 

・事例④:好きなことを追求した古民家リフォーム

 

古い日本家屋の雰囲気に魅力を感じ、2階建ての古民家を購入されたご夫婦がどこか懐かしい雰囲気を壊さずに今の暮らしに合う快適さをプラスしました。

リビングには段差をつけて、大人数でも座りやすいこたつのスペースを作っています。

格子の木製建具やひだまりを作る縁側など、昭和の趣が香る古民家に暮らすのは、ご夫婦と猫たちです。

もともとおばあちゃんの家のような一軒家に住みたいと思っていたご夫婦は中古物件を購入してリフォームをしました。

引き戸の玄関は和室を取り込んで土間を拡張させ、時間や天気を気にせずにバイクのメンテナンスができるよう玄関土間をご主人の趣味スペースにしています。

広さがあるのでテーブルでお茶を飲んだり、家庭菜園の準備をしたりと使い方は多種多様です。

またリビングからバイクを眺められることで、くつろぎ時間の満足度もアップして います。

他には、寝室はまるで和風旅館のような佇まいで風情のある竿縁天井や柱、 格子戸はそのまま生かし一部屋を残しながら床がすっきりとしたフローリングに変更しています。

ベッドをつけた壁はラフな質感に珪藻土を塗りました。

あえて古い古民家に住むこと自体が趣味ともいえます。

好きなバイクを眺めて猫と暮らす日々は有意義でゆったりとした時間を実現しています。

 

さまざまな事例から、それぞれの人が趣味を生かした楽しめる空間作りのリフォームを再現しています。

 

まとめ

 

年齢に関係なく、自分の好きなことができる空間が家にあると楽しいものです。

自分の趣味を大切にして、思いっきり没頭できるスペースを作ることで生活が豊かになります。

リフォームするなら、趣味を楽しめるスペースを作ってみてはいかがでしょうか。

まずはリフォーム業者に相談することから始めましょう。