収納が足りないなら壁面収納がおすすめ!収納を増やす方法や注意点まで徹底解説!
2022.02.09
収納が足りないなら壁面収納がおすすめ!収納を増やす方法や注意点まで徹底解説!
日々、荷物が増えてきて収納するところが無いと困っていませんか?
洋服一つをとっても、毎年少しずつ買い足していくとクローゼットが一杯になったり、靴がいつの間にか入り切らないことがあります。
子供が小さい間は、そんなに要らなかった収納も今では全く足りなくなってきた。
断捨離すれば良いものの限界があり、何とか収納スペースを増やしたい。
そんな人に参考となる収納リフォームについて詳しく解説します。
壁面収納は収納量が増える
リフォームには、キッチンやシステムバスなどの住宅設備を最新に更新するといったシンプルなものから、壁紙やフローリングを変えて色や質感などのインテリアデザインを一新するようなリフォームまであります。
収納量を増やしたければ、壁面収納を作るリフォームがおすすめです。
壁一面に収納を作ると、今まで無駄のあったスペースが収納に変わり、収納できる量がアップします。
部屋が狭い場合でも、天井までの壁面収納を作れば収納量の確保は可能です。
また、壁面収納は趣味を楽しむためのおしゃれ空間の創造にも適しています。
壁面収納に趣味のグッズなどを置いておくと、家での生活がさらに楽しくなるでしょう。
収納量を増やし、自宅をおしゃれで好きなものに囲まれる生活をしたい人には、壁面収納はかなりおすすめです。
フルリフォームやリノベーションまで考えている場合には、絶好の壁面収納の検討機会ということになります。
既製品の壁面収納では隙間が出てしまいますが、リフォーム時に作り付けの壁面収納を設置することで、部屋の高さや横幅にサイズに合わせてきっちりと納めることができます。
さらに、収納扉の色柄をフローリングや建具、壁紙などとトータルコーディネートをすればまとまりのある収納が完成します。
壁面収納の目的によって機能を選ぶ
収納の目的は壁面収納を設置する部屋によって異なってきます。
家族の共有スペースであるリビングとプライベート空間である寝室や子供部屋では収納物も違ってきます。
壁面収納には棚や引き出しをはじめとして、デスクを併設したりテレビ台となったりとさまざまな機能が備わっているのです。
例えば、壁面収納の一部をテレビ台として利用する場合、配線をすっきりさせる工夫をしておくと掃除なども簡単に済ませられます。
収納目的に応じた適切な機能を選択するようにしましょう。
読書や書き物などをしたい場合は、普段は閉めておき必要な時だけ使えるようにデスク収納型の壁面収納もあります。
収納棚を付ける目的を決める
壁面収納設置する部屋により収納の目的は異なります。
例えば、リビングは家族が集まり共有で使うものがたくさんあるので、家族全員が利用しやすくするための設計が必要となってきます。
また、洗面所やサニタリーなどは、掃除道具や消耗品をストックする目的で使用するでしょう。
寝室や子供部屋として使われている洋室には、ウォークインクローゼットのような収納専用スペースを設け壁面収納と異なる役割を担わせることもあります。
各部屋に応じてどのような目的で使う壁面収納にするのかを事前にイメージしてリフォームすることが重要です。
壁面収納の施工の違い
リフォームする際に、自宅がマンションなのか一戸建てなのかによって、施工方法が異なるため注意が必要です。
・一戸建ての場合
一戸建ての木造住宅などは、下地が材木なので取り付け施工が非常にやりやすいです。
木造以外の一戸建て住宅では、下地をしっかりと確認し下地に応じた施工方法を行いましょう。
業者に調査してもらわないと確認できないので依頼することをおすすめします。
・マンションの場合
マンションは室内であっても壊したり穴を開けることができないコンクリートの共用壁があります。
壁面収納を施工する壁の下地がコンクリートか木造かで施工方法が違うので事前にしっかりと業者に相談しておくことが必要です。
壁面収納を取り付ける注意点
壁面収納を取り付けるにあたっての注意点を解説します。
・安全性の確保
壁面収納は構造躯体にしっかりと固定するので、万が一の地震が来ても収納物が倒壊する危険性は低くなります。
さらに、開き扉や引き出しに耐震ロックや耐震ラッチなどをつけることで、収納物の落下を防ぐことも可能です。
・部屋によっては圧迫感が出る
壁一面を全て収納することにより、収納スペースを広く取ることはできますが、人によっては出っ張ってしまう分、圧迫感を感じることがあるでしょう。
壁面収納の奥行きを調整するか扉のデザインを工夫するなどをして、できるだけ圧迫感を感じない収納を作ることが大切です。
・構造体に直接施工すれば模様替えが困難
壁面収納は地震対策として、構造体の壁にしっかりと固定する施工をします。
通常の家具のように模様替えをしたい場合、気軽に動かすことは難しくなります。
壁面収納は将来のことをよく考えて、 住まい方を見据えた設計が必要でしょう。
・家具よりはコストは高い
壁面収納は好みのデザインを選びオーダーメイドの発注をします。
そのため使う材料も多く、大工さんに施工してもらう人件費も必要なため、通常の家具と比べるとコストが高くなります。
しかし、家族の住まい方や好みをしっかりと検討して作り上げた壁面収納は、家族にとってとても有意義な空間になるでしょう。
それぞれにメリットやデメリットもありますが、壁一面の収納は実用的で大変魅力的でもあります。
部屋別の壁面収納リフォーム
ここから、部屋別の壁面収納リフォームについて解説します。
・リビングの壁面収納リフォーム
リビングの壁面収納の主役はやはりテレビです。
スピーカーなどにこだわっている人も多く、テレビ台と壁面収納は配線をすっきりさせることが見た目を美しくします。
また、本棚壁面収納では書物だけでなく、趣味のコレクションや写真などを美しく収納することができて、家族みんなで過ごせる上質な空間を作り上げます。
魅力は収納力だけではなく、パソコンデスクやワーキングデスクの置き場に困っている人には壁面収納内にカウンターを設け椅子を組み合わせればちょっとしたワーキングデスクに変わります。
デスク自体が収納として一体化しているので、スペースを有効に使うことができるのです。
他には、リビングに物が多いと置き場所に困りどんどん床に直置きしたり、収納アイテムを増やしたりと床の面積を狭くしてしまいがちです。
床の上が複雑になってしまうと掃除をするにも、ものや家具をよける手間がありストレスを感じてしまいます。
壁面収納があると、スッキリと景観を損ねないリビングにすることができます。
・ 寝室・ベッドルームの壁面収納リフォーム
寝室はプライベート空間なので、ゆっくりくつろげる空間にしたいものです。
洋服をどのように収納するかも悩みところですが、リフォームするならウォークインクローゼットを検討するのも良いでしょう。
収納力のあるウォークインクローゼットは、自由に中まで入れる機能性の高いスペースです。
少し部屋が狭くなっても良い場合は検討しても良いのではないでしょうか。
また、すぐに手に取りたい本や個人的なものは壁面収納を検討してみましょう。
収納家具を横にずらずら並べるのであれば、壁一面を収納にすることをおすすめします。
そうすることで、部屋で使えるスペースが増え有効活用することができます。
壁面収納はもしもの地震に備えることができるため安全性も上がるでしょう。
大きな家具での一番の心配は震災時に倒れて、人が下敷きになってしまうことです。
そんな安全性についての壁面収納は力を発揮し、壁面にしっかり固定されていることはもちろん収納したものが飛び出さないような耐震ロックが付いているので安全性が考慮されているのです。
・キッチン・ダイニングの壁面収納リフォーム
キッチンは家電や食器、食材のストックなど収納物がたくさんあります。
家の中で物の出し入れが最も多い場所でもあります。
これらをスッキリ機能的に収納した上で、リビングへの動線も配慮したレイアウトにすることが必要です。
また、収納扉のデザインとフローリングや建具などのインテリアと統一感を持たせることでキッチン周りを綺麗に整えることができます。
最近では、新築時にキッチン裏の壁面を全てパントリーにして、アルミ枠のスライドドアで間仕切りする設計も多くなっています。
お米など大きく重いものは下の収納スペースへ、頻繁に使用するものは手の届く高さに、滅多に使わないものは踏み台に乗って上部へと上手く使い分けることで壁一面の収納を無駄なく活用します。
・洗面・トイレの壁面収納リフォーム
洗面所は脱衣所と兼用していることも多く、タオルや洗剤、パジャマなどさまざまな物を収納しなくてはなりません。
それにもかかわらず案外洗面所の収納は少ないもので、洗面台のキャビネットに入れるしか仕方がない場合もあります。
スペース的に狭い場合はなかなか壁面収納は難しいですが、洗面台と洗濯機を置いてまだスペースが残っているのであれば天井までの壁面収納をおすすめします。
あまり奥行きがあっても物が取りにくいので、比較的浅めにすることで機能性を高める方が良いでしょう。
また、トイレに関してはトイレットペーパーや掃除道具などを収納できれば良いので、それほど奥行きのある収納は必要ありません。
それぞれのスペースに応じた壁面収納を考えていくことが必要です。
・玄関の壁面収納リフォーム
玄関収納といえばシューズクローゼットやちょっとした上着やレインコートなど服をかけるパイプがあれば便利です。
家族の人数に合った靴の量が十分に収納できる壁面収納が必要で、少し長めのブーツやレインシューズなども置けるシューズクロークが理想的でしょう。
また、玄関周りを圧迫しない収納を心がけることが大切です。
収納スペースがたっぷりあれば、それだけ靴や小物をしまうことができます。
しかし、収納スペースを大きくしたことで玄関が圧迫され、結果として窮屈な印象になってしまうこともあります。
玄関のそばに使っていない部屋やスペースがある場合は、思い切ってシューズインクローゼットにしてしまえば、靴や傘以外にも自転車や子供の玩具などを置くことができて非常に便利になります。
また天井まで高さのある収納棚は、統一感がありお洒落な印象を与えることはできますが、ここで注意したいのが素材と色です。
スペースが狭いことの多い玄関において、収納棚の素材や色が印象を左右することになるからです。
シックにまとめたい場合はブラックや深いブラウン、明るく爽やかな玄関にしたいなら柔らかな茶色や白など理想の空間をイメージしながら計画を立てていきましょう。
壁面収納以外の収納術
壁面収納以外に工夫次第で、収納力をアップさせることができます。
例えば、リビング横の畳スペースに壁面ではなく床面を利用する方法です。
畳の下が全て収納になっている箱型のユニットで、広さも形も自由に選ぶことができる製品があります。
リビングの一角に小上がりの畳スペースができるので、収納としてだけではなく、くつろぎの空間としても活躍します。
壁に収納できないなら床を利用するのも一つの収納術といえます。
また、キッチンの収納はしまい込むだけではなく、お気に入りの食器や小物は飾りながら収納できると理想的です。
あえて見せることで、いかにも棚に飾ってあるかのようにディスプレイしておくのです。
ちょっとおしゃれな計量器や、かわいい紅茶のパッケージなどを飾っておいてもおしゃれに見えるものは見せておくのも一つの収納術です。
他には、もともと押し入れだったところを洋服が掛けられるようにパイプを後付けしたり、可動式の棚を付けたり収納するものに合わせたリフォームを考えましょう。
そして、全ての収納にいえることは、デッドスペースを上手く活用することです。
いくらたくさん収納があっても上手に効率よく収納できなければ空間が無駄になります。
100円ショップなどで活用できるものがあれば購入し、色々なアイテムを使って無駄のない収納を実現させましょう。
まとめ
収納リフォームについて解説してきました。
壁面収納は効率よくスペースを活用できる機能的でおしゃれな収納です。
今までデッドスペースだったところを全て収納にすれば、収納力も上がり見た目もスッキリします。
業者に相談してどこの壁に付けるのがベストなのか検討しましょう。