外構工事やエクステリアリフォームとは?価格帯別の内容と費用の相場も解説!

2022.02.09

外構工事やエクステリアリフォームとは?価格帯別の内容と費用の相場も解説!

 

住宅リフォームは、建物そのものだけではなく周りを取り囲む外構も重要な部分です。

外構は住宅のイメージを左右するだけではなく、セキュリティ面でも関わってくるところです。

予算に合わせた外構リフォームが、どこまでできるのかを見ていきましょう。

今回は外構リフォームとはどのようなものなのか、 価格帯別にリフォームの内容を解説します。

 

外構リフォームとは

 

外構リフォームについて解説していきましょう。

 

・外構とエクステリアの違い

 

外構とは、門やカーポートアプローチなど住宅の外側にある構造物のことをいいます。

構造物以外に庭などのスペースも含まれています。

住宅や敷地の大きさにより外構の規模はさまざまですが、住宅のイメージを大きく変える重要な要素であるだけではなく、そこに暮らす上での快適さにも関わる場所です。

また外構と間違えやすい言葉にエクステリアがありますが、エクステリアは住宅の外部空間を指します。

そのため外構はエクステリアの一部という考えになります。

外構がいくつも集まってエクステリアが構成されるというイメージです。

 

・外構リフォームでかかる費用の相場

 

一般的に外構リフォームは規模によって金額が変動しやすいところです。

例えば庭を含め全体をリフォームする場合には、200万円以上することがありますが部分的にリフォームする場合は数万円で済むこともあります。

外構リフォームにかける費用としての相場は、10万円から100万円までの工事が半数以上を占めています。

目的によって費用も変わりますが、外構リフォームによって何を実現させたいかを明確にすることが必要です。

 

価格帯別外構リフォームの費用相場

 

価格帯別に外構リフォームの内容と、おおよその費用の相場を解説します。

 

・ 50万円以下の外構リフォーム

 

50万円以下のリフォームにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

・門扉の交換

・ガレージ土間の整備

・カーポートの設置

・階段やスロープの整備

・手すりの設置

・外灯など照明の設置

・ウッドデッキの設置

・テラスの設置

などが挙げられます。

施工規模や使用する製品などによって価格は変動するので、 あくまで目安として参考にしてください。

 

・門扉交換のリフォームの場合

約10〜25万円程度の費用相場で、内容は既存の門扉の撤去と新しい門扉の設置工事を行います。

門扉の種類はスライド、両開き、親子開き、片開きなどさまざまなタイプがあります。

 

・カーポート設置の場合

製品とサイズによりますが、1台用片側支柱タイプで約20万円前後が費用の相場です。

両側に支柱があるタイプや2台用になれば価格は高額になります。

強風や積雪にも耐えられる強度のあるタイプであれば50万円を超える場合もあります。

 

・玄関アプローチの整備の場合

アプローチに形の違った石を貼る場合の費用は、 15平方メートルで約30万円程度の費用が目安となります。

 

50〜100万円での外構リフォーム

 

50〜100万円でできる外構リフォームには、どのような工事があるのか見ていきましょう。

 

・ブロック塀の施工

・フェンスの設置

・サンルーム

などが挙げられます。

 

・家の外周にフェンスを設置する場合

家の周囲に新しくフェンスを設置する場合の費用は、設置距離によりますが一般的な住宅で約75万円程度が平均価格です。

フェンスの材質や既存の塀の解体など条件が現場によってさまざまなので、業者に見積もりを出してもらいましょう。

 

100万円以上の外構リフォーム

 

門扉やフェンスアプローチなどエクステリア全体をリフォームする場合は100万円以上の費用がかかることがあります。

コンクリート打ちなどの基礎工事をする際は、重機が必要になるため一緒に工事をした方が効率的で費用も抑えられます。

いずれ改修する予定がある場所に関しては、別々に実施するよりも同じタイミングで外構全体のリフォームをすることがおすすめです。

 

・フェンスと門扉、アプローチをまとめて工事した場合

門扉から玄関までのアプローチに石を敷き、周囲のフェンスをやり替えた場合の費用はおおよそ150万円程度の費用が目安となるでしょう。

外構リフォームおさえておきたいポイント

 

中古住宅の外構リフォームをする場合、後々後悔しないで済むようにいくつかのポイントを紹介します。

 

・駐輪スペースが必要

 

中古住宅のリフォームの悩みで多いのが駐輪スペースです。

古い住宅では、駐輪場を最初から計画的に設置している中古住宅はそう多くはありません。

そこで敷地を上手にやりくりして駐輪スペースを設けることも必要です。

 

・ ポストインターホンを道路側に設置する

 

宅急便の普及により、配達員が家を訪ねる機会が多くなりました。

また、チラシの配布もあります。

見ず知らずの人が玄関側まで来るのは特に夜間などは不安なものです。

古い中古住宅では、ポストやインターホンが玄関の壁付けになっているケースは少なくありません。

外構リフォームの際には思い切って道路側に移動する事も必要です。

 

・宅配ポストは必要

 

ポストやインターホン、表札などをつけるいわゆる門袖を設置する場合には、宅配ポストも一緒に検討されることをおすすめします。

宅配ポストは、その門袖に組み込むことができます。

宅配ポストを後付けにすると、それなりに場所を取るため設置場所で苦労することになります。

今や宅配ポストはなくてはならない存在なので、外構工事をする際は検討してみましょう。

 

・ペットがいる場合

 

新しくお住まいになるにあたり、犬などペットを飼われる人も多いでしょう。

せっかくのお庭なので、犬を庭で遊ばせたいということもあります。

庭で犬を遊ばせる場合、外に脱走しないような工夫をしておかないと大変なことになります。

犬などペットがいる場合は、そのようなちょっとした隙間の対策もしっかり配慮することが必要です。

 

・ 落ち葉やゴミが振り込んでくる場合

 

オープンな外構の住宅では、近所の落ち葉やゴミが風で敷地内に入り込んでしまうケースが多々あります。

その場合には、ブロック塀や門扉シャッターなどを上手に組み合わせて進入を少しでも防ぐ工夫をする必要があります。

あえて道路との段差を作って侵入を防ぐことも効果があるため良いでしょう。

 

・照明を付ける

 

道路から玄関までそれなりに距離がある場合は、照明がないと足元が危ないことがあります。

また、人感センサー付きの照明などが防犯的にも有効です。

配管は地下を通すのでなかなか後付が難しいため、庭の大規模工事の際には考えておきたいポイントのひとつです。

 

・ 植物の配置は将来の成長を考えて植えよう

 

玄関周りには植物を配置することが多いですが、隣地近くに植栽すると落ち葉の心配が発生します。

また配管が多い所に大きく成長する樹木を植えると、配管を損傷してしまう可能性もあるので注意が必要です。

小さな花壇を作って半ば強引に植栽されているのをよく見かけますが、そこは寒暖差だけではなく乾湿の変化も激しいところが多くあります。

植物にとっては過酷な場所になります。

植栽位置は、植物の種類も考えて設置する必要があるのです。

 

エクステリアをおしゃれにするポイント

 

人によってエクステリアの理想像はさまざまですが、工事に必要なお金も少額ではないためできるだけ失敗なく、おしゃれにしたいと思う気持ちは誰でもあるでしょう。

どのようにすればセンス良く仕上がるのでしょうか。

エクステリアをおしゃれにする誰でもできるポイントがあります。

ポイントを押さえて自分の理想のエクステリアを実現しましょう。

 

・ 家の雰囲気と合わせる

 

立派な家であっても、エクステリアの印象が悪ければ見劣りしてしまいます。

エクステリアは家の魅力を引き立てますし、 家全体のイメージを作る大切な要素です。

しかし、おしゃれにしたいからといって何も考えずに、ただ好きな色や高級素材のエクステリアを選んでしまっては家との統一感がなくなり違和感のある仕上がりとなってしまいます。

個性も大事にしながら家の雰囲気に合うような色味を選んだり、家や周辺環境に溶け込むようなデザインとなるような意識をするだけでおしゃれ度が上がるのです。

 

・ 門扉やフェンスを凝ったデザインにする

 

エクステリアといっても色々な種類がありますが、住人だけが楽しむ空間と外から見られる部分があります。

特にこだわりたいのは、外部から目に付きやすい部分ではないでしょうか。

家の顔ともいえる門扉、境界の明確化や目隠し機能も備えたフェンスのデザインはできるだけこだわりましょう。

もし予算に限りがあって、エクステリア工事の種類を絞らなければならないという場合も門扉やフェンスなどに力を注ぎましょう。

そのぶん凝ったデザインにするだけで、家全体をおしゃれに見せることができるのです。

 

・自分が持つ外構のイメージを明確にする

 

他人の家のエクステリアを見て素敵だと感じたり、自分だったらこうしたいという理想を持つ方もいるでしょう。

自分ならではのイメージは、エクステリアのデザインする上で大切になってきます。

例えば、家族や友人たちで家に集まって バーベキューをしながら賑やかで楽しい時間を過ごしたい人もいます。

また飼っている愛犬を庭で自由に遊ばせたい人もいます。

趣味のガーデニングで庭を華やかにしたいなどさまざまな希望があると思います。

自分の持つ外構イメージを明確にすることで、業者にもイメージが伝わりやすくなります。業者はオーダーに沿ってプランを考えてくれるので、イメージ通りのエクステリアの完成が期待できるのです。

 

失敗しないエクステリア業者の選び方

 

人によってエクステリアにかける予算はさまざまですが、せっかくお金をかけて工事をした人の中には失敗したと感じている人もたくさんいます。

失敗しないエクステリア業者を選ぶことが大切です。

 

・エクステリアでよくある失敗

 

エクステリアでよく聞かれる失敗の一つが、動線の考え方や配置の決め方が不十分だったため生活に支障が生じるということです。

例えば、多くの家庭には駐車場も設けていますが、大きな車を想定しない場合は将来買い換える際に狭くて不便に感じることがあるでしょう。

また、車を降りてから玄関までのスムーズな動線を確保できなければ不便を感じ、後で後悔します。

洗車したくても水栓が届かなかったり、コンセントを使いたくても位置が悪かったりとエクステリアにまつわる失敗談は意外に多いものです。

きめ細かい仕事をしてくれない代行業者を選んでしまった場合は、満足な仕上がりにはならないということがあるので注意が必要です。

 

・積極的にデザインを提案してくれる

 

業者には予算や自分の持つ完成後のエクステリアのイメージや、理想のライフスタイルなどを伝えましょう。

きちんとした業者であれば、エクステリアをデザインする上で必要となる情報を聞き出すための質問をしてくれます。

エクステリアのデザインや設計は多種多様に作ることができるので、聞き取った情報をもとに希望に沿うようなデザインを積極的に提案してくれるのが優良業者といえます。

 

・提案したデザインに理由を聞く

 

信頼できる業者かどうかを見極めるためには、業者が提案してきたエクステリアデザインに対しての理由を聞いてみましょう。

例えば色や素材について、どうしてこのデザインになったのかという質問を投げかけてみます。

家の外観に合っているから、またはこういう希望があるからなど明確な理由を教えてくれる業者は信用できると判断してよいでしょう。

更にコストを抑えるために、別の方法もあるというような情報や、より耐久性に優れている素材の紹介など顧客の立場に立った助言をしてくれる業者なら安心して任せられます。

逆に業者の一押しや流行を、多くの顧客が選んでいる人気のデザインというような曖昧な理由を挙げる場合は注意が必要です。

本当に信頼して任せられるエクステリア業者かどうかは、質問の答えや誠実さで判断することをおすすめします。

 

まとめ

 

外構リフォームについて解説してきました。

外構は、住宅を引き立たせる重要な部分です。

宅配ボックスを設置する人が増え、庭で少人数でのバーベキューなど今の時代に合ったライフスタイルを意識する必要があります。

犬を飼っている場合には、脱走しないような対策も必要です。

ブロック塀やフェンスなども防犯対策を考え、安心して暮らせる家にすることも重要です。

外構リフォームは住宅とのバランスを考えて、同じタイミングでリフォームするのも良いでしょう。