家を明るくしよう!リフォームで暗い家を明るい家にする知識や方法!

2022.02.09

家を明るくしよう!リフォームで暗い家を明るい家にする知識や方法!

 

日当たりの悪い家で気持ちも暗くなる、引っ越した家が日当たりが悪い、など家の日当たりであなたも悩んでいませんか?

日当たりの悪い家の原因は、窓の方角が悪い、あるいは周囲の建物が近くに集中しているなどで根本的な対策が困難なことが多くあります。

今回は日当たりの悪い家を明るくする知識や方法を解説します。

 

手軽に家を明るくするには

 

日当たりの悪い家や暗い部屋を、手っ取り早く手軽に明るく見せる方法を紹介します。

 

・ 明るい色のインテリアに変更する

 

家の中を手軽に明るく見せるためには、明るい色のインテリアに変更するのが良いでしょう。

黒やダークグレー、こげ茶など濃い色のインテリアに囲まれていると、日当たりの悪い部屋はより一層暗い印象を与えてしまいます。

例えば暗い色のカーテンや家具を使っていないでしょうか。

 家具やカーテンの色を明るい色に変えることで印象が全く変わります。

カーテンはオレンジや黄色、グリーンやピンクなど好みもありますが、より明るく白っぽい色のものを使いましょう。

 

・部屋の中の家具や家電をゆったり置く

 

家具や家電を整理して、空間を広げると暗い部屋を手軽に明るく見せることができます。

日当たりの悪い家では、家具や家電が壁を作って日光を遮っている場合や空間を狭めて部屋を暗くしている場合があります。

また、明るい色の背の低い家具に買い替えてしまうのもおすすめです。

日当たりを優先するのであれば、なるべく部屋の中のものを少なくし日光を遮る障害物をなくすことが必要です。

スマートにかつシンプルに暮らすことも明るい部屋にする要因のひとつです。

 

・窓際に大きな鏡を置く

 

窓際に大きな鏡を置くことも、暗い部屋を手軽に明るく見せる方法のひとつです。

窓際に差し込んだ日光を大きな鏡で反射させ、部屋の中まで届けるというイメージです。

複数の鏡を使って部屋で一番過ごす場所に、うまく日光を取り込むと良いでしょう。

 

・ 庭に玉砂利やベランダに白いウッドパネルを敷く

 

窓から見える庭に白い玉砂利やベランダに白いウッドパネルを敷くことで暗い部屋を明るく見せることができます。

白い玉砂利は、日光が反射する効果があり、その方法で白い玉砂利や白いウッドパネルに光を反射させて部屋を明るく見せるのが目的です。

このような錯覚を用いて、明るくなる方法も取り入れると効果があがります。

 

日当たりの悪い家において、まずは手軽に部屋を明るく見せる方法を紹介しました。

日当たりそのものを改善する方法ではないので、効果の実感には個人差があります。

 

リフォームで日当たりの悪い家を明るくする方法

 

手軽な方法でそれほど効果が期待できないのであれば、リフォームで明るくする方法があります。

日当たりの悪い家で暗い部屋を明るくする方法として、4つのリフォーム方法があるので紹介します。

 

・ 真っ白な壁紙に張り替える

 

真っ白な壁紙に張り替える方法は、部屋を明るくする効果があります。

日当たりの悪い家でも部屋に入ってきた日光が真っ白な壁紙に反射して、とても明るい印象になります。

今貼ってある壁紙がくすんでいたり色が付いていたりする場合には、より効果が期待できるでしょう。

壁紙は自分で貼ってはがせる安いタイプもありますが、仕上がりが全然違うのでプロのリフォーム業者に任せましょう。

 

・明るい色のフローリングに変更する

 

明るい色のフローリングに変更することは、暗い部屋を明るくする方法のひとつです。

床の色が明るく白っぽい色であれば光が反射し部屋全体を明るくします。

白の木目調や大理石調など白に近い色がおすすめです。

 

・窓を増設する

 

窓を増やすことは、リフォームで最も部屋を明るくする方法です。

日当たりの悪い家を根本から改善できる効果的な方法だからです。

いくら壁紙やフローリングを明るい色にしても、光が入らなければ効果は得られません。

その場合は窓を増設する方法が一番で、特に気になる暗い部屋で検討しましょう。

しかし工事は壁を抜いたり大掛かりな工事が必要になるため、日当たりの悪い家であっても木造一戸建てに限定されます。

 

また中でも人気なのは、天窓(トップライト)を設置するリフォームで天窓は隣家の影響を受けないので、効率よく日光を取り込むことができます。

家の構造によっては増設できる箇所も限定されているので、業者にしっかりと相談する必要があります。

抜いてはいけない壁を抜いてしまったり、筋交いなど構造に関係する壁には注意しましょう。

 

・太陽光照明システムの設置

 

太陽光照明システムの設置をすることで、暗い部屋を明るくすることができます。

日当たりの悪い家でも、自然な太陽光を受けられる非常に画期的なシステムです。

太陽光照明システムとは、屋根の上に太陽光を取り込むための採光ドームを設置し、隣家に左右されず太陽光を部屋に取り込めるシステムです。

太陽光の有害な紫外線をカットし、熱の持ち込みも抑える工夫がされている製品を選びましょう。

 

日当たりの悪い家の具体的なデメリット

 

日当たりの悪い家はどのようなデメリットがあるのでしょうか。

具体的なデメリットを解説します。

 

・ 精神的な影響

 

日当たりの悪い家のデメリットは、気持ちが落ち込むなど気分的に影響を受けることです。

ずっと暗い部屋にいる生活では気分が悪くなります。

また日光の大きな役割の一つは体内時計の調整です。

日光に当たる習慣が極端に少ない日当たりの悪い家では、体内の生活リズムが狂ってしまうことが多いようです。

その他、身体のだるさや疲れやすさなど人によっては元気が出にくくなります。

特に朝目覚めたときに浴びる日光は本当に大切です。

私たち人間の脳では、日光を浴びることでセロトニンという精神が安定や安心感に関係するホルモンが分泌されるそうです。

日当たりの悪い家の生活では、日光を浴びる機会とともにセロトニンの分泌も少ないと予想され、結果として気持ちが落ち込みやすくなるのです。

家を明るくすることは健康にも影響する大切なポイントのひとつです。

 

・洗濯物が乾きにくい

 

洗濯物がなかなか乾かないのは、日当たりの悪い家のデメリットです。

周囲が建物に囲まれて密集していると、部屋の中はもちろん庭やベランダにも日光が当たりにくい状況です。

外は天気が良くても日当たりの悪い家は、いつも曇っているような状態で外に干してもなかなか乾きにくいことがあります。

特に冬は洗濯物を長時間干す必要があるというデメリットがあります。

 

・冬が寒い

 

日当たりの悪い家のデメリットは冬の寒さが厳しいことです。

日当たりの悪い家は、天気が良くても窓を通して部屋の温度を上げることができません。

見た目の印象からも秋や冬の時期には特に寒くなります。

秋や冬でも日光が当たれば、日中は部屋が温まり室内温度も上昇します。

寒い日にはエアコンやファンヒーターなど暖房器具を1日中使うこともあり、光熱費が高くついてしまいます。

さらに窓の性能や壁の気密性が低い場合は、常に高い設定温度が必要なため、より光熱費は上がるでしょう。

 

・日中でも部屋が暗い

 

日当たりの悪い家のデメリットは、天気の良い日中でも部屋が暗いことです。

昼間でも電気をつけないと真っ暗な状態で、一日中照明をつけなければならないこともあります。

部屋が暗いこともデメリットですが、一日中照明をつける電気代もかかってきます。

家を明るくすることは光熱費の節約にも繋がるということです。

 

・ 湿気やカビの発生が多い

 

日当たりの悪い家のデメリットは、湿気が多くカビの発生に悩まされるところです。

日光が入らない暗い部屋では、湿気が残りやすくなります。

湿気がたまるとカビの繁殖にも悩まされ、健康や衛生面でも良くありません。

日当たりの悪い家では日光による室内の乾燥は期待できないので、頻繁に換気する対策しか取れないのもデメリットです。

カビはアレルギー体質などの健康被害にも影響するので注意が必要です。

 

日当たりの悪い家のメリット

 

日当たりの悪い家で考えられるメリットもあるので紹介します。

 

・夏は涼しい

 

日当たりの悪い家のメリットは夏涼しいことです。

太陽が当たらず日陰になるデメリットの裏返しですが、日光による部屋の温度上昇が比較的抑えられます。

日当たりの良さも大変重要ですが、夏の暑さが厳しく熱中症などのリスクもあります。

夏の暑さに毎年耐えられない人には、日当たりの悪い部屋もメリットと考えられるでしょう。

また冷房の電気代も抑えられるので夏場のランニングコストは抑えられます。

しかし冬の寒さは、一段と厳しくなります。

 

・内装やインテリアが傷みにくい

 

日当たりの悪い家のメリットは、日光が入りにくい事から内装やインテリアが傷みにくいことです。

強い紫外線がソファーの色褪せや木製家具の日焼けにつながります。

日当たりの良い家では、内装やインテリアの日焼けを気にしていないといけません。

反対に日当たりが悪い家では、紫外線も室内に入りにくいため内装やインテリアを傷める心配がありません。

こだわりの家具や雑貨をたくさん持っている人には、日当たりが悪い家もメリットになるでしょう。

しかし、日当たりの悪さはインテリアをジメジメさせてカビの原因にもなりかねません。

 

日当たりの悪い家を未然に防ぐ

 

日当たりの良い家にするために、おすすめの設計や間取りを工夫しましょう。

日当たりの悪い家を未然に防ぐ方法を紹介します。

 

・2階にLDKを作る

 

スケルトンリフォームなど大規模なリフォームをする場合、2階にLDKを作ると日当たりが良くなります。

大半の建物は、1階より2階の方が日当たりが良いからです。

隣家の状況を見たうえで検討してはいかがでしょうか。

 

一方1階の各部屋は日当たりが悪くなります。

ただ家族が一番長く過ごすリビングダイニングが明るいため、日当たりの悪さを実感しにくいでしょう。

注意点はリビングダイニングが2階にある以上、階段を昇り降りする機会が増えることです。

自分や家族が高齢になった時の事も考えて間取りは検討しましょう。

 

・吹き抜けのリビング・ダイニングにする

 

吹き抜けのリビングダイニングの設計は、日当たりの悪い家にしない工夫のひとつです。

建物の広さに余裕が必要ですが、吹き抜けは2階部分に差し込んだ光を1階に効率良く取り込めるからです。

リビングダイニングは1階にどうしても欲しい、でも日当たりの悪い家は嫌だという方には吹き抜けのある間取りはおすすめです。

他には2階にいる子供の気配も感じやすいなど吹き抜けには日当たり以外にもメリットが多いのです。

このように吹き抜けのリビングダイニングの設計は、リフォームをする上でも日当たりの悪い家にしない工夫です。

 

・南側の隣家と距離を取る

 

南側の隣家との距離をとっておくことは、日当たりの悪い家にしない設計のひとつです。

南側は日中一番多くの日光が差し込む方向で、さらに南側に窓を多く設けておくと日当たりを大きく期待できます。

これは新築では最初に考えなければならない設計ですが、リフォームの場合は難しく減築などで対処するしか方法はありません。

 

・ 天窓(トップライト)の設置

 

天窓(トップライト)の設置は日当たりの悪い家にしない工夫のひとつです。

特に明るくしたい部屋には効果的で、隣家の影響を受けずに日光を取り込むことができます。

出窓たった一枚で日当たりの効果は大きく、通常の窓を増やすのもおすすめですが、窓の増やしすぎは断熱効果を弱める原因にもなるので注意が必要です。

2階や3階、つまり最上階部分の天井をハイルーフにして、天窓トップライトの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

また、瓦屋根の場合はガラス製の瓦があるので、光を取り入れたい部分だけガラス瓦にするのもひとつの手段です。

ガラス瓦にすると外から見た時に、違和感なく瓦に馴染んでスッキリした感じになります。

 

まとめ

 

日当たりの悪い家に悩む人に参考になる、暗い部屋を明るくする方法を中心に解説してきました。

日当たりの良さは家で快適に過ごすためにとっても重要なポイントです。

まずは手軽な方法で日当たりの悪い家が少しでもましになるよう部屋を明るく見せるコツを試してみましょう。

それでも改善されない場合はやはりリフォームするしかありません。

日当たりの悪い家を改善するために窓を増設したり天窓を作ったり吹き抜けのあるリビングダイニングにしたりすることも検討することが必要です。

まずは業者に相談して、家が明るくなる方法を提案してもらいましょう。