Vol.11 省エネリフォームでランニングコストを抑える対策を徹底解説!

2021.09.02

毎年、夏はエアコンを長時間使用することにより、電気代が高額になり家計を圧迫していませんか?

しかし、節約するためにエアコンを使わないと熱中症のリスクが上がってしまいます。

毎年、電気代の請求を高いと思いながらも仕方なしに払ってしまうと、いくら払ったか忘れてしまうものです。

もし、リフォームすることで電気代が軽減できるのであれば、その金額の積み重ねでリフォーム代金を捻出することが可能です。

一度どのようなリフォームが可能なのかを調べてみて、我が家に合った予算とリフォーム内容、それに対する効果を検討してみるのはいかがでしょうか?

この記事では、ランニングコストを抑える省エネリフォームで、何が実現できるのかをご紹介いたします。

 

省エネルギーの意味とは

 

省エネルギーの本来の意味は、同じ社会的、経済的効果を、より少ないエネルギーで得られるようにすることです。

住宅の場合、住宅自体の気密性を上げたり、断熱工法を見直すなど、熱効率をアップすることで省エネに繋げることができます。

具体的には、断熱材の入れ替えや二重窓にするリフォーム等が考えられます。

その他にも、エコキュートやヒートポンプといった設備を導入することで、電気エネルギーの効率化が図れます。

住宅の省エネは、断熱性や気密性をアップさせて住宅性能を上げることと、省エネ機器を採用することの両方で、はじめて実現することができます。

 

季節に応じた工夫で省エネを

 

省エネの効果が出やすい季節は夏と冬です。

日本の季節は、夏は暑さが厳しく高温多湿で蒸し暑く、冬は日差しがあっても気温が上がらないことが特徴です。

そこで、それぞれの季節に応じた対策を工夫する必要があります。

例えば夏の暑さを防ぐためには、シェードなどで日差しをカットすることや、逆に冬には日差しを極力窓に照らされるようにします。

それに加え、夏にはエアコンで室内を冷やし、冬には暖房で温めた空気を逃さないような対策も必要です。

そのためには、断熱性能のアップと、窓から外へ逃げない工夫が求められます。

一つの方法として、窓に断熱性のある雨戸を設置することが有効です。また、季節に限らず夜には雨戸を活用すると冷暖房費を軽減することができます。

続く記事では、季節に応じた対策が行える簡単なリフォーム事例を紹介いたします。

 

・リフォームで窓にシェードを設置する

 

窓の外側ににシェードを設置すると、夏期における室内側の表面温度が、85%カットされると言われております。

また、シェードを設置することで紫外線がカットされる効果もあり、窓からの日差しで日焼けをすることを防止できます。

取り付けも簡単で、施工時間も最短で30分程度で工事することが可能です。

雨戸を取り付けることに抵抗があり、簡単に日差しをカットできる方が良い場合は、シェードがおすすめです。

 

・リフォームで雨戸を取り付ける

 

雨戸は、台風の時に住宅の雨風を防ぐためだけではなく、さまざまな役割と効果があります。

 

主な効果として

・空き巣の犯罪などの防犯効果

・万が一の火災時に対する防火効果

・夏の日射熱を遮る遮熱効果

・冬の暖房を外に逃がさない断熱効果

特にこの中でも、遮熱効果と断熱効果は省エネに役立ちます。

 

雨戸の種類には代表的な3つのタイプがあります。

1.シャッタータイプ

近年人気のあるで蛇腹状になっているため収納スペースが少なくて済むのがメリットです。

手動と電動があり、電動の場合は力の弱い方でも簡単に開閉作業ができます。

2.引き戸タイプ

最も昔からある戸袋のあるタイプですが、開閉時の手間がかかるため、近年では使われない事が多くなりました。

3.折戸タイプ

洋風の住宅に似合うで両開きで外に折れるタイプの雨戸です。

雨戸の設置は、断熱だけではなく防犯や台風対策にも役立つのでこのような効果を期待したい場合は、雨戸の設置がおすすめです。

 

本格的に省エネ効果を高められるリフォーム

 

本格的な省エネリフォームをすると、さまざまな方法で断熱性や気密性に優れた住宅にすることができます。

外気温の影響を受けにくい仕様にすることで、冷暖房費の負担を減らし省エネに貢献します。

例えば窓ガラスをエコガラスに取り替えるなど、住宅の中で最も外気の影響を受ける箇所をリフォームすることが効果的です。

 

また、空気熱を集めて給湯するエコキュートや都市ガス中の水素と空気中の酸素で電気を創るエネファームを導入することで、排熱や送電ロスなどがなく効率的なエネルギー使用が可能となります。

エコキュートやエネファームは、CO2の排出も大幅に抑えられるため、地球温暖化防止にも貢献できます。

太陽光発電はランニングコストの削減はもちろんのこと、CO2軽減にも貢献し余剰電力は電力会社に販売することで経済的にもメリットがあります。

オール電化にすれば、より快適で便利な省エネルギー性が高い生活が実現します。

 

他には、壁面などに空気の通り道を作って室温を調整する自動換気システムなども効果的です。

省エネリフォームもさまざまな方法があるので、それぞれ分かりやすくご案内いたします。

 

断熱・遮熱効果のある窓ガラスに取り替える

 

住宅の中で最も空気の出入りが多い窓をリフォームすることで断熱効果の向上が期待できます。

窓ガラスの交換や窓全体を交換するなどの方法がありますが、ではどのようなガラスが効果があるのでしょうか?

 

・複層ガラス

2枚のガラスの間にスペーサーと呼ばれる金属部材で中空層を持たせたガラスです。

中空層には乾燥空気が封入されており、ガラスより熱伝導率の低い空気を挟み込むことで、熱移動を防ぎ断熱性能を高めたガラスです。

 

・Low-E複層ガラス

Low-E複層ガラスは、複層ガラスの一種ですが、ガラスにLow-E膜と呼ばれる特殊な金属膜をコーティングしたガラスで構成されており、Low-E膜が暖房熱を反射することで室内の保温効果を高めます。

Low-E膜の種類によっては、太陽の熱や日差しを遮ることができるため、夏の暑さ対策として遮熱効果のあるガラスです。

 

・真空ガラス(エコガラス)

真空ガラスも複層ガラスの一種ですが、2枚のガラスの間が真空になっている点が大きく異なります。

保温効果を高める魔法瓶と同じ原理で、熱の移動が生じない究極の断熱ガラスといえます。

また、Low-E複層ガラス同様に日射遮蔽性の高いLow-E膜で構成されたガラスを選択すると、冬だけではなく夏の暑さ対策としても有効です。

 

エコキュートを設置する

 

・エコキュートとは

エコキュートとは、電気を使ってお湯を沸かす給湯器を指します。

給湯器は、お風呂を沸かすときにパネルの操作ボタンを押すと浴槽にお湯が貯めることができ、キッチンで食器洗いの際にも活用されます。

お湯を沸かすときはガスを使用することが一般的でしたが、ランニングコストを抑えられることから電気給湯器のひとつであるエコキュートの普及率が伸びてきております。

お湯を沸かす機能を持つ機器にはさまざまな種類がありますが、同じ電気給湯器であるエコキュートと電気温水器では、どのような違いがあるのでしょうか?

エコキュートと電気温水器はどちらも電気給湯器ですが、空気の熱を利用してお湯を沸かすことのできるエコキュートに対して、電熱ヒーターでお湯を沸かす仕組みになっているのが電気温水器です。

 

またエコキュートはヒートポンプユニットと貯湯タンクがセットになっており、ヒートポンプユニットで取り込んだ空気の熱によって水の温度が上がり、お湯を貯湯タンクで保温するという仕組みとなっております。

ヒートポンプユニットが空気の熱を取り込んで空気熱交換器の自然冷媒が吸収します。

熱を取り込んだ自然冷媒を圧縮することで水温があがり、約65〜90℃の状態で貯湯タンクに保温されます。

外の空気を取り込んで水の温度を上げる仕組みなので、外の気温が高ければ高いほど効率的にお湯を沸かすことができます。

そのため、夏は光熱費を抑えることができますが、冬には効果が薄くなることもあります。

 

・エコキュートのメリット

エコキュートは電力を使ってお湯を沸かす仕組みですが、電気代が安くなる深夜電力を使用するため光熱費が安いのが特徴です。

太陽光発電との組み合わせることで、さらに電気代を安く抑えることが可能で、オール電化にすれば深夜に電気代を抑えるプランで契約することができます。

ただし、オール電化にすればIHコンロになるので、ガスコンロを好む方には難しい選択になりますが、こと電気代の節約に関する点では優位性があります。

 

他の特色としては、お湯は貯湯タンクに貯められている仕組により、災害時に電気や水道が止まったとしても当面は水を使用することができます。

このことは、ガスの給湯器では不可能なので大きなメリットといえます。

 

・エコキュートのデメリット

メリットの多い製品であるエコキュートですがデメリットについても解説します。

エコキュートは他の給湯器に比べると設置費用が高く初期費用が嵩みます。

そのため、導入に二の足を踏んでしまいがちですが、トータルのランニングコストを含めて考えた場合、むしろ安くなることもあるのです。

 

また、設置場所はガスの給湯器よりも広いスペースが必要なので、家族の人数分の容量が賄えるタイプが設置できるかサイズの確認が必要です。

 

他には、エコキュートは稼働時に低周波の音が出てしまうため、騒音問題で近隣とのトラブルにならないように隣の建物から離れたところを設置する必要があります。

別のデメリットとしては、ガスの給湯器と比較すると水圧がやや弱くなってしまいます。

ガスの給湯器は水道と同じ水圧でシャワーが出ますが、エコキュートは減圧弁というもので水圧を下げられています。

その理由は、水道の圧力に耐えられず貯湯タンクが壊れることのないように、水圧が弱く設定されています。

そのためにキッチンと浴室を同時に使用すると水圧が弱くなってしまうことがあります。

もし電気温水器を10年以上使用している場合は、この機会にエコキュートを検討してみてはいかがでしょうか?

家族の人数からどのタイプの容量が必要か、どのメーカーがどのくらいの価格であるのかが検討項目となります。

 

エコジョーズを設置する

 

・エコジョーズとは

エコジョーズとは、ガスによる給湯器の名称で従来のガス給湯器と違い、捨てていた約200度の排気ガス中の熱を二次熱交換機で回収する技術で、熱効率を飛躍的に高める給湯器です。

エコジョーズは、80%であった熱効率を95%まで向上させていることにより、ガスの使用量が減り二酸化炭素の削減も実現しています。

ガスの使用量が減ることでランニングコストの削減にも効果があります。

 

・エコジョーズのメリット

排気熱を利用して水を温めるので、従来よりも少ないガス消費量で効率よくお湯を沸かすことができます。

熱効率が良くなることで給湯に必要なガス使用量が13%〜15%カットされるためガス料金が軽減されます。

また、地球温暖化の一因となるCO2の排出量が従来に比べ大幅に削減されます。

 

・エコジョーズのデメリット

従来型の給湯器に比べ設置費用である初期費用が高くなるところです。

エコジョーズは従来の給湯器と違い、高効率機能を発揮する過程でドレン排水の工事費がある分高くなります。

マンションにお住まいの場合、共有廊下に垂れ流すことができないため、排水経路が確保できない場合は設置できないこともあります。

マンション用の給湯器も各社メーカーが取り扱っているので業者に相談しましょう。

 

まとめ

 

ここまで省エネについて解説してきました。
地球規模のエネルギー節約も重要ですが、まずは身近な部分で光熱費の削減のメリットを感じたい場合がほとんどではないでしょうか。

省エネを意識することで光熱費の削減にもつながり、家計にも優しくなります。

毎月の光熱費が高くて悩んでいる方や、将来的に家計のランニングコストを抑えたいと考えている方には、是非とも省エネリフォームをご検討ください。

毎月少しでも光熱費が安くなると、積み重なれば大きな金額を節約することができます。

エネルギーを消費して使用した代金を支払うよりも、住宅性能をアップさせるためのリフォームに費用をかける時代が来ております。

ご相談はこちらから!
オンライン相談会も行っております。

 

無料相談・見積 タップして電話をかける