宮城県仙台市・LDK改修/齋藤 様

叶わないと思っていた 理想の住まい

昭和40年代に建てられた齋藤様のお住まい。当時としては機能的な、建て付け収納が豊富なお住まいでした。しかし、生活動線に合わない収納の使いにくさやお部屋の暖まりにくさなど、小さな負担が積み重なっていくように。いつしか、お茶の間とキッチンをすっきりひとつの空間にしたいと思うようになりました。しかし、その間には大きな柱があり諦めていたといいます。そのような折、弊社山内と出会い、理想を伝えたところ、すぐに天井裏をチェック。耐震性を維持したまま、柱を取ることができるとわかり、リノベーションへと舵を切ることとなりました。

驚きの断熱性と逆算の収納

Before
after

キッチンとお茶の間、縁側までをLDKにするにあたりこだわったのが、暖かさと収納です。お部屋の暖かさに関しては、LDKを包み込むように断熱材をほどこし(ゾーン断熱)、新築同様の断熱機能を持たせました。「冬の暖かさには驚きました。夏も冷房をつけっぱなしにしなくても過ごしやすいんですよ」と齋藤様もその快適性に満足のご様子。 収納に関しては、今あるものが使いやすく収まるように、家全体から逆算して設計をしました。北側で寒かったキッチン背面部は、扉付きのパントリーとし、食器や日用品などをゆったりと置ける空間に。また、あまり使われていなかった隣の部屋の押し入れをキッチン側に組み込んで家電置き場を造作。これにより、ゆとりのある収納とすっきりとした空間を両立させることができました。 そしてドアは齋藤様こだわりのステンドグラス入り。白が基調のLDKにモダンな雰囲気を添えています。

完成形がイメージできる 安心感

今回はお部屋の構造を大きく変えるリノベーションでしたが、不安はなかったと齋藤様はいいます。「設計の段階でイメージをiPadで立体的に見せてもらえたのがよかったです」。山内も「齋藤様は理想のお住まいへのイメージが明確におありでしたので、それにお応えするかたちでプランから設計へと進めることができました」と振り返ります。 齋藤様の理想とそれを実現させる提案力。それがあったからこその、暮らしやすさと美しさを兼ね備えたリノベーションとなりました。