アイアン階段のある家
2024.04.20
家を建てるとき、階段をどんなタイプにするのか悩む人は多いはず。
ただ単に2階への昇り降りする実用的要素だけではなく、今はデザインそのものが家の印象を大きく変えます。
昔は玄関の廊下から直接2階へ上がることが一般的な間取り設計でしたが、今はリビング階段が主流です。
リビングにあるからこそデザインにはこだわりたい。
今回は、そんな想いの方におすすめのアイアン階段について紹介します。
アイアン階段のメリット
個性的でデザイン性の高い階段が求められる時代となった今、階段の素材も木やアルミ、アイアンと様々なものが使われるようになりました。
その中でもシンプルでモダンなアイアンは手すりや階段の本体に使用される素材として注目されています。
まずは、アイアン階段のメリットをみていきましょう。
・強度があるため繊細なデザインが可能
アイアンは鉄なので他の素材に比べて強度があるため、細いデザインでも実現できます。
木やアルミでは不可能な繊細なデザインが、アイアンでは可能になるのです。
特にスケルトン階段となれば、手すり部分の安全性を考えると何重にも設置されている方が安心ですよね。
細いアイアン手すりは繊細でシンプル、圧迫感のないデザインで、尚且つ安全性にも優れた階段が実現できます。
アイアン階段を採用する最大のメリットは、このようなところにあるのではないでしょうか。
・シャープなイメージで空間が引き締まる
アイアン階段の構造はシャープで直線的な特徴があり、その骨組みは空間にメリハリを持たせるキリッとしたイメージに仕上がります。
アイアンのスケルトン階段は、両サイドの鉄の側板が斜め一直線に存在感を出しています。
それに沿ってシャープでシンプルな手すりが、繊細だからこそその空間を引き締められるのです。
無垢の床材とも相性が良く、壁の色も白でもコンクリートの打ち放し調でも調和するところもメリットの一つではないでしょうか。
様々な床、壁、天井の素材や色でも空間を引き締め、常に存在感が感じられます。
・個性的な演出ができる
アイアン階段をもっと個性的に演出するには、デザイン性の高い手すりにすることです。
手すりはそもそも安全性を重視したものでなければなりませんが、フォルムや太さなどを変化させることでより個性的なアイアン階段が実現します。
手すりを太めにしてデザイン性を加えることで、無骨でカッコイイ印象のインダストリアル系のイメージに仕上げたり、細い繊細な手すりで洗練されたイメージにすることも可能です。
どのような空間に仕上げたいかによって、手すりのデザインや太さなどを選ぶと良いでしょう。
いろいろなアイアン階段の実例
アイアン階段にも様々なタイプやデザインがあります。
・アイアン部分の色を楽しむ
アイアン階段のアイアン部分の色を好みの色に変えてみるのも楽しいのではないでしょうか。
例えば、床の色をコンクリート調にするのであれば、同じようなグレーにアイアン部分を塗装すれば、倉庫のようなイメージの空間に仕上がります。
真っ黒のアイアンでもおしゃれでカッコ良く引き締めの効果が出ます。
あと、ポップな感じのオレンジ色やより個性的なネイビーブルー色などでも面白いのではないでしょうか。
シンプルに真っ白でもスッキリと清潔感があって良いですね。
・手すりのデザインで楽しむ
手すりのデザインを個性的にするのも楽しいのではないでしょうか。
例えば手すりに2本か3本のワイヤーを採用するアイデアもあります。
ワイヤーはアイアンの手すりとの相性も良く、よりシャープでスッキリしたシンプルな印象に仕上がります。
また、手すりは階段だけではなく、2階の廊下にも使うと階段の延長した部分に一体感が生まれ、抜け感があるため空間を広く感じさせることもできます。
まとめ
アイアン階段はその空間をカッコ良く演出できる素敵なアイテムです。
是非、アイアン階段を採用して室内空間をグレードアップしてはいかがでしょうか。