引き戸がガタガタとうるさいときの原因と対策は?

2024.05.28

自宅の玄関引き戸がガラガラ、ガタガタとうるさい開閉音を立てているけど修理できるのかなと悩んでいませんか?

玄関引き戸は古くなってくると、開け閉めが困難になってきたり嫌な異音がでてきたりしますよね。

例えば「夜中に家族が帰ってくるとうるさくて寝られない」「ご近所にうるさい音が聞こえていると思うと気になる」など日々の生活で感じていることもあるでしょう。

今回は古くなった玄関引き戸が経年劣化で、うるさい音がするようになった場合の自分でもできる対処方法と、直らない場合には簡単に玄関ドアが取り替えられるカバー工法について解説します。

 

引き戸がうるさくなる原因

 

玄関引き戸がガタガタとうるさくなる原因はいくつかありますが、大きく分けると3つあります。

それぞれの原因についてみていきましょう。

 

・レールが故障している場合

 

引き戸がうるさくなる原因の一つにレールの故障が考えられます。

レールには「凹型」と「凸型」の2つのタイプがあります。

凹型のレールは、ホコリや髪の毛などのゴミを巻き込み、戸車がスムーズに動かなくなることが少なくありません。

また、長い年月使用していると何度も繰り返し開閉するため摩耗して引き戸の動きが悪くなることもあります。

 

一方、凸型のレールは、敷居の上にレールが設置されているため横から加わる力に弱く、レールそのものが歪んでしまうことがあります。

そのため動きが悪くなりガタガタとうるさい音が出てしまうのです。

また、敷居にレールを固定するためのビスが外れ、レールが外れたりズレたりする可能性もあります。

 

凸型のレールも凹型のレールと同様に、経年劣化で戸車との摩擦で変形することには変わりありません。

どちらのタイプのレールであっても、レールが変形している場合は新しいレールに交換しましょう。

 

・戸車が故障している場合

 

引き戸のうるさい原因の2つ目は戸車が故障している場合です。

戸車とは、引き戸の下または上下に付けて、開閉を滑らかにする小さな車輪のことです。

レールに問題がなくても戸車にうるさい音の原因があるかも知れません。

戸車の素材はゴム製のタイプや金属製のタイプがあり、レールの上をスムーズに転がることで引き戸の開閉が容易になります。

レールと同様に戸車にホコリや髪の毛などのゴミを巻き込むと、上手く回転できなくなりスムーズな動きが出来なくなります。

さらに経年劣化で戸車が摩擦で削れてしまうと、ガタガタとうるさい音を立ててしまう原因になるのです。

戸車に巻き付いているゴミを除去しても直らない場合は戸車を交換しましょう。

 

・家の歪みがある場合

 

引き戸のうるさい原因の3つ目は、家自体に歪みがある場合です。

家そのものの建て付けが悪かったり、歪みが出てきたりすると玄関引き戸の枠にも歪みが生じてきます。

そのためレールに異常がなくても引き戸はスムーズに開閉することができません。

建物に歪みが出る原因として考えられるのは、施工不良の人的ミスかあるいは、地震などの自然災害による地盤沈下による影響があります。

建物に少しずつ歪みが出てくると、正確に取り付けられていた玄関引き戸の枠や敷居にも歪みが出てスムーズな開閉に影響が出るのです。

その場合は、専門業者に相談し原因の追求と補修工事の方法を提案してもらうことをおすすめします。