楽器を家で演奏する人が望む防音設備について徹底解説!

2022.10.17

①楽器を家で演奏する人が望む防音設備について徹底解説!

 

音楽好きで楽器をお持ちのご家族なら一度は考える防音設備。

どうせ家を建てるなら、思いっきり楽器を演奏できる設備を整えたいもの。

ご近所に迷惑をかけずに、趣味のピアノやギターを演奏したい人も多いのではないでしょうか。

けれど、

「防音設備ってどれくらい効果があるの?」

「費用はどれくらいでどんなタイプがあるの?」

と悩みは色々ありますよね。

 

今回は、音楽好きで楽器を演奏する人に、注文住宅で叶えられる様々な防音設備について紹介します。

 

防音設備ってどんなものがあるの?

 

防音設備といってもいろいろあります。

大きく分けると3つのタイプに分けられ、設置場所や目的別に選ぶと良いでしょう。

 

・簡易タイプ

 

ブースタイプ(ボックスタイプ)やテントタイプなど簡易的に設置できるタイプの防音室。

コストも比較的安価で組み立て式になっているため、場所があまり取れない狭いスペースに適しています。

 

簡易タイプは遮音性が低いものもあるため、演奏する楽器や製品によっては防音効果が足りない場合があるので確認してから購入した方が良いでしょう。

せっかく設置しても楽器によっては音漏れが激しく、近隣に迷惑がかかってしまうことも。

簡易タイプでもメーカーによって、また製品によっても性能が違うことがあるので注意が必要です。

賃貸マンションやそれほど大きな音が出ない楽器向きといった感じです。

 

・ユニットタイプ

 

リビングなどの広いスペースの一角には、定型のユニットタイプがおすすめです。

一人で演奏するサックスやトランペット、フルートなどの立奏に適した0.8畳程度の小さなものから、グランドピアノを設置して数人で使用できる5畳程度のものまでバリエーションが豊富です。

 

有名楽器メーカーのヤマハやカワイなどから発売されている製品は、本格的な防音機能が備わっているため安心して演奏が楽しめるでしょう。

 

・自由設計タイプ

 

部屋一室丸ごと防音室にするのであれば、自由設計タイプ。

楽器演奏するための部屋を確保できるのであれば、それが最もシンプルで綺麗ですね。

壁・天井・床に全て二重構造の防音壁を作り、窓から音漏れがしないように防音二重窓などを採用すると良いでしょう。

また、部屋の出入り口のドアもどのような建具が良いのか、プロのアドバイスを参考にして他の部屋への影響を考えることも必要です。

住宅の環境によって、どの程度防音しないといけないかを明確にして設計してもらいましょう。

 

防音室の費用はどれくらいかかるの?

 

簡易タイプの設置型防音設備であれば安いものだと10万円程度からありますが、性能によって異なるので高いものだと50万円以上する場合もあります。

ユニットタイプも価格は、性能や大きさによって幅があり数十万円から数百万円まであります。

賃貸マンションなどリフォームできない場合は、楽器の種類などを考慮して目的に応じた簡易タイプやユニットタイプが適しています。

 

さて、注文住宅を建てる際、ピアノ教室や趣味などで本格的に楽器を演奏される場合には、やはり一室を防音室に最初から計画しておく方が良いでしょう。

部屋自体を防音室に施工すれば、遮音性能を調節して思い通りの防音室を作ることができます。

その費用は、およそ6畳の部屋で約300万円程度が相場の目安になるでしょう。

もちろん使用する建材のグレードやスペースが広くなったり窓が増えると、その分の費用は大きくなっていきます。

そこそこのコストはかかりますが、ずっとこの先その家で暮らすのであれば、好きな楽器を演奏したりレッスンで教室を始めたりできるので、最初のイニシャルコストは仕方ないのではないでしょうか。

 

防音室を作るときにどんなことに注意すればいいの?

 

それでは、防音室を作る場合の注意するポイントを説明していきましょう。

まず防音室を作るときは、用途、目的を明確にして設計することが大切。

どんな楽器を演奏するのか、何人で使えるようにするのかなどしっかりと計画しましょう。

 

 

 

・既存の部屋より一回り狭くなる

 

部屋全体を防音仕様にするためには、元々の床・壁・天井の内側にさらに壁を作るため、通常の部屋より一回り小さくなることを踏まえて考えておきましょう。

いざ、グランドピアノを入れたら思ったより狭くて、使い勝手が悪かったなどの失敗がないようにしなくてはなりません。

防音機能の高い部屋を作るためには、絶縁工法や浮床工法という方法があり、これらは既存の床や壁に接しないように空気層を作る工法で施工していきます。

既存の壁や床から10cm〜15cmほど内側になるためその分狭くなるという訳です。

狭くなるサイズを考慮して設計時にしっかりと確認しておきましょう。

 

・ドアや窓の音漏れに注意する

 

防音に最も影響する部分として、ドアや窓、換気システム、エアコンの穴などがあります。

いくら部屋全体を二重構造にしても、こういった部分から音漏れしたのでは台無しです。

とはいえ、これらは全て必要なものですよね。

では、どうすれば音漏れすることなく、良い環境を作ることができるのでしょうか。

 

ドアや窓は隙間から音が漏れるので、隙間をゴムパッキンで塞ぎます。

エアコンの穴などは、外気や虫が入らないように付けてあるところも多いと思いますが、粘土のようなパテと呼ばれる詰め物でカバーしましょう。

隙間さえ作らなければ、音漏れは解消されるので特に外部に接している壁は注意しましょう。

 

②平屋でガレージハウスは作れるのか徹底解説!

 

平屋にガレージハウスを作りたいと思う人もおられるでしょう。

ゆったりとした敷地に平屋を建てて、愛車をガレージハウスに格納するというイメージは誰でも憧れてしまう住宅ではないでしょうか。

また、土地さえ確保できれば外にガレージスペースも取ることはできますが、土地が狭い場合でもガレージハウスは最適です。

なぜか平屋に多く見られるガレージハウスですが、作るにあたって注意しなければならないことがあります。

今回は、平屋でガレージハウスを作るために、注意するポイントや間取りのアイデアを紹介していきましょう。

 

平屋でガレージハウスを建てることができるのか!

 

平屋でガレージハウスを建てることは可能です。

ガレージハウスとは新築時にガレージを住居の一部として組み込む設計のことです。

ガレージのスペースとして必要な広さは、車1台分で間口が3〜3.5m、奥行きが5.5m程度は必要になります。

1台分で約4〜5坪、2台分では約8〜10坪あれば良いでしょう。

新築時から建物の設計にガレージを組み込めるため、外観も統一感のあるデザインが可能になります。

ガレージハウスを希望するのであれば、新築時から住居と一緒に間取り設計に取り組んでいきましょう。

 

平屋でガレージハウスを建てる時の注意点

 

平屋でガレージハウスを建てる場合の注意するポイントを見ていきましょう。

 

・居住スペースを優先して間取りを設計する

 

平屋にガレージハウスを作るときは、居住スペースを確保してから間取りを考えましょう。

ガレージハウス優先にしてしまうと窮屈で住みにくい家になる可能性があります。

土地に余裕がない場合は、無理に作ることはおすすめできません。

土地選びから始める場合には、ガレージハウスを考慮した住居が可能になるように広さをしっかり確保できる土地を選びましょう。

ガレージハウスは、広さが十分に無ければ使い勝手が悪くなり、大きい車に買い替えた場合には狭く感じます。

車が大きくなることも想定した上で、ガレージスペースを設計しなければ後悔することになるのです。

ガレージハウスを作る際は、余裕をもって住居とガレージがバランス良く配置できるようにしましょう。

 

・居住スペースとガレージをつなぐドアを設置する

 

ガレージハウスを作った場合は、ガレージから直接室内に出入りできるドアがあれば便利です。

重い荷物がある場合や、何度も玄関を往復しないと運べない荷物がある場合などの負担が軽くなります。

また、ガレージハウスを作る目的として愛車をリビングなどから眺めることもできます。

ガラス張りにしたり、フルオープンのサッシを設置したりすれば愛車をコレクションのようにディスプレイできます。

ガレージハウスに格納しておけば、汚れも少なく洗車した後などに照明を当てればショールームのようです。

室内とガレージを行き来できるドアを設置しておくと、動線も確保できるため使い勝手も良くなるでしょう。

 

 

 

 

 

・車の騒音や振動が家に影響しないようにする

 

ガレージハウスを作る上で、最も注意しなければならないのが騒音と振動です。

日中はそれほど気にしなくても良いのですが、夜間など家族が寝ている時に安眠妨害にならないようにしなくてないけません。

そうするには居住スペースを設計するときに、ガレージに隣接する場所に寝室を作らないことです。

平屋なので2階に寝室を作れないので、出来るだけ離れた場所に子供の寝室などは作りましょう。

ガレージに隣接させるのであれば、お風呂や洗面室、トイレなどの水回りを配置すると良いですね。

 

ガレージハウスの間取りアイデア

 

ガレージハウスといっても単に建物の中に作るのでは、面白くありませんよね。

ガレージハウスを作る上で、こんな風にすればより充実したスペースになるアイデアをご紹介しましょう。

 

・アイデア①:シャッターを外観のアクセントにする

 

ガレージハウスにシャッターを付ける場合は、外観を意識してアクセントとなるようなカラーや質感に特徴があるものを選びましょう。

例えば、真っ白な外壁にシルバーやブラックのシャッターを付けてモノトーンでスタイリッシュなイメージにする。

また、真っ黒の外壁であれば木目のシャッターを合わせるなど、インパクトのある色柄をコーディネートさせると家の外観が引き立ちます。

家のイメージやお好みのコンビネーションで楽しむと、おしゃれでセンスアップされた建物になります。

 

・アイデア②:将来的に電気自動車対応できるようにしておく

 

外部にあるガレージでも将来的なことを考えて、電気自動車対応の200Vの電源を設置されている方も多いと思います。

ガレージハウスであれば、雨に濡れることもありませんので使いやすく漏電などのリスクも減少します。

ガレージハウスは屋根があり雨が直接かからない場所ですが、防水コンセントを付けておくと良いでしょう。

セキュリティ面も確保されるので、安心して夜間に充電することができます。

 

・アイデア③:バイクや自転車なども停められるスペースを確保する

 

ガレージハウスを希望される方は乗り物が好きな方が多いと思います。

そのため、車だけではなくバイクに乗られる方もおられます。

また、ロードバイクのような本格的な自転車で、ストイックに街中を走られる趣味のある方もいるでしょう。

ガレージハウスは、車だけではなくバイクや自転車など趣味の多い方は、そのスペースも考慮して広めに作っておくことをおすすめします。

 

・アイデア④:玄関ホールからガラス張りで見えるようにする

 

愛車をリビングから眺められるようにする方も多いと思いますが、家族全員がそれを好まない場合もあります。

ガレージハウスがリビング横にあると、車の出入りのたびに音や振動が少なからずあります。

リビング横にガレージハウスを隣接させない場合は、玄関ホールから見えるようにすればおしゃれで来客時もインパクトがあって良いのではないでしょうか。

玄関ホールとガレージハウスをドアで繋いでおけば、行き来も気兼ねなく行えるため雨の日に濡れることなく室内へ出入りが可能です。

 

・アイデア⑤:ガレージハウスに水栓を付けておく

 

ガレージハウス内に水栓を付けておくと大変便利です。

自分で車の整備などを趣味にしておられる方や洗車する際も水は無くてはならない存在です。

できれば、お湯もでるように最初に配管工事をしておけば冬の作業も完璧です。

手を洗ったり洗車用具を洗ったりすることがその場でできるので、手を汚さずに室内へ入れるのがいいですよね。

 

・アイデア⑥:高低差がある土地なら半地下ガレージにする

 

土地の形状が全面道路とフラットであれば問題ありませんが、高低差がある場合は半地下にガレージを設けるのも一つの方法です。

高低差が車1台の高さが入るサイズであれば、その高低差を上手く利用してガレージハウスにするのも良いでしょう。

 

・アイデア⑦:車庫としてだけではなく趣味にも使えるようにする

 

ガレージハウスは本来、車やバイクなどを駐車するスペースですが、車を退ければ屋根付きの土間空間になります。

室内では、床や壁が汚れるのが気になってできない趣味でも、床が土間ならできることもあります。

例えば、水彩画や油絵などの絵画の趣味のある方やものづくり、ちょっとしたDIYの作業場などに使用できます。

また、テーブルや椅子を置くことで庭が無い家でも、お茶やバーベキューを楽しむこともできるでしょう。

ガレージハウスを多目的スペースとして使うのも良いのではないでしょうか。