スレート屋根の耐用年数ってどれくらい?屋根の基礎知識!
2023.07.25
スレート屋根は住宅の中で最も多く採用されている屋根材です。
多くの方がこの屋根のメンテナンスにいろいろ悩んでおられることでしょう。
スレート屋根は何年持つのか?
アスベストって入っているのか?
塗装のメンテナンスができるスレート屋根なのかなど疑問はいっぱいです。
今回はそのスレート屋根の基礎知識を解説します。
スレート屋根の耐用年数
スレート屋根の耐用年数はおよそ20〜25年です。
その程度経過しているスレートは葺き替えかカバー工法を検討するのがおすすめです。
そもそもスレートとは、
セメントを主成分とした屋根材なので10年ごとに塗装のメンテナンスが必要です。
軽量で丈夫なため耐震性も高く、
現在の新築住宅でも約70%がこのスレート屋根を採用しています。
塗装のメンテナンスはスレートを長持ちさせるのは確かなのですが、
塗膜が劣化してくるとスレート自体が水を吸収しやすくなります。
塗膜が劣化したスレートはセメントが主成分なため、
水を吸ってしまうともろくなって強度も無くなってきます。
また、家の周囲の環境によっても耐用年数が異なってきます。
地震が多い地域や台風が多い地域、雨や強風にさらされることが多い地域など様々です。
スレートは軽量で良いのですがその反面厚さに関しては薄く造られています。
そのため新設の間は全く問題はないのですが、
経年劣化とともに強風に煽られたりするとめくれ上がったり飛ばされたりする可能性もあります。
雨で濡れて夏の暑い日差しを浴び、紫外線が塗装の塗膜を劣化させるため、
塗装のメンテナンスが必要なのですが、それを引き伸ばしていると一気に劣化が促進します。
定期的な塗装のメンテナンスを怠っている場合、
スレートは20年程度で屋根としての役割が果たせなくなるのです。
20年塗装メンテナンスをしていないスレート屋根は、
もうすでに塗装のメンテナンスでは追い付かないくらい劣化が進んでいます。
その場合は葺き替えかカバー工法がおすすめです。
なぜなら塗装していないスレートは、水をたくさん含んでもろくなり塗装しても効果がないのです。
もろくなっているスレートにいくら塗装をしても何かのタイミングで割れたり欠けたりするリスクが高くなります。
例えば台風や強風で割れたり飛来物が衝突したりした場合は、
せっかく費用を掛けて最近塗装したばかりなのにと後悔します。
そうならないためにも20〜25年経過したスレートは、
葺き替えかカバー工法のどちらかを選択した方が無駄な費用を払わなくて済むということです。
アスベストが含まれたスレート屋根材
スレート屋根には、アスベストが含まれている時代の製品があるということはよく知られていますね。
まずアスベストが含まれているかどうかの見分け方から見ていきましょう。
アスベストが含まれているスレート屋根は建設された時期で判断することができます。
一戸建て住宅でスレート屋根は2004年を境にアスベストが含有しているのかが分かります。
つまり2004年以前に建てられたスレートはアスベストが含まれている可能性があるのです。
またメーカーや商品名を検索することでアスベストが含まれているのかを判断することができます。
メーカーのホームページや国交省のサイトで品番を検索し確認することも可能です。
建築した住宅会社に確認すれば調べてくれるので聞いてみるのも良いでしょう。
自宅のスレート屋根にアスベストが含まれていることが判明した場合には、
すぐに撤去処分する必要はありません。
解体しなければアスベストが飛散し周囲に迷惑をかけることはないからです。
もし葺き替えを選択するのであれば解体しなければならないので、
解体費用と処分費用が高額になります。
アスベストが含まれている場合は飛散しないように撤去するマニュアルがあり、
手作業で剥がしていく必要があります。
そのための人件費とアスベストを処分する産廃費用が多く必要なのです。
そのためアスベストが含有しているスレート屋根が劣化してしまった場合は、
葺き替えではなくカバー工法がおすすめです。
カバー工法は解体処分費用が不要なため安く新しい屋根にすることができます。
現実にはアスベストの含有したスレート屋根が残ってしまう問題はありますが、
高額な費用を請求される必要はなく新しい屋根材にリフォームできるということです。
その他に注意すべきスレート屋根材
スレート屋根の中でも注意すべき屋根材があります。
それはパミールやコロニアルNEO、その他ノンアスベストの一部のスレート屋根です。
これらのスレート屋根は塗装ができない屋根で、もっと詳しくいうと塗装しても意味がない屋根材なのです。
つまり材質がもろいため塗装しても劣化があるとすぐに割れたり欠けたりするスレートというわけです。
このような種類のスレート屋根材の場合は注意が必要なので業者に確認してもらいましょう。




