マンションリフォームで収納を増やす方法と壁面収納について徹底解説！

 

マンションに住んでいると、お子様が大きくなるにつれ荷物も増え収納が足りなくなった経験はありませんか。

荷物の多い少ないは、人や家族によっても違いがありますが収納が少ないと購入する物を制限するか断捨離するかの選択になります。

そこで、マンションで収納を増やす方法とマンションに合った壁面収納について徹底解説します。

 

マンションの収納リフォームをする前に知っておきたいこと

 

マンションの収納を増やすためにはリフォームをする際に、収納範囲と予算に合ったリフォーム計画をすることが大切です。

収納増設のリフォームはマンションの構造に合わせて設置したり、造作家具を取り付けたりする工事を要します。

収納のユニット家具や注文家具を使用するかによって、費用に大きな幅が生じます。

工事の前に綿密な計画を立て信頼できる専門のリフォーム会社に見積もりを依頼しましょう。

また、工事方法によってはマンション管理規約の確認が必要です。

マンションのリフォーム工事では工事の際に共用部分といわれる構造に影響がある作業が発生する場合があります。

マンション管理規約をもう一度確認して工事に支障がないように準備をしましょう。

 

 マンションリフォームで収納を増やす必要性について

 

マンションリフォームで収納を増やしたくなる目的はさまざまですが、特に多いのは家族が増えて荷物も増えた時ではないでしょうか。

ご夫婦で結婚と同時にマンションを購入し、お子様が生まれて家族が増えると荷物が増えるのは当たり前のことです。

特に小さいお子様が義務教育に進まれる成長過程においては、大人だけの生活では不必要だった荷物が目立ってきます。

家族が増えると生活の変化によって増えた荷物を収納する場所が必要になります。

 

また、趣味の道具が収納できる場所がないことがあります。

お子様が学校の部活動などを始めると活動で使用する道具や習い事などで必要な用品がリビングに放置されていることがよくあります。

家族で出かけるキャンプやアウトドアの用品、ご夫婦の趣味で楽しむゴルフやテニスなど普段は使わないけれども収納場所を確保していきたいものは結構あります。

こんな時に収納場所や隙間収納を利用して、すっきりと片付けることができるようになるのです。

 

他には、家具を置きすぎて生活スペースが狭くなることです。

洋服が増えるたびに家具を増やしていると気が付いたら寝室がバラバラの大きさの家具でいっぱいになったりします。

これは季節による収納の入れ替えどころかどこにどんなものを収納してあるかも分からない状態になってしまいます。

リフォームで 隙間収納を実現することでスッキリとした効率的な収納スペースを確保し、衣服の出し入れを簡単にしましょう。

 

マンションで収納スペースを増やす方法

 

マンションリフォームで収納を増やす方法を解説します。

 

・壁内のデッドスペースを活用する

 

何もない壁を活用すれば、収納量を増やすことができます。

今までただの壁だと思っていた壁面が、見事に収納スペースにリフォームできるのです。

壁は、通行や生活動線に支障をきたしません。

そのため、壁を有効活用することでスッキリとした収納を作ることができます。

例えば、トイレの壁面と柱と柱の間に空洞がある場合そのような隙間を利用してオープンキャビネットを造作することができるのです。

ストックしておきたいトイレットペーパーやトイレタリーなどの小物は戸棚の中にすっきり収納して、見た目もとてもシンプルで美しく整頓されています。

このように今まで壁だったところを収納にすることが可能で、トイレはそんなに奥行きのいらない収納で良いので、壁をくり抜いて収納を作ることはそんなに難しいことではありません。

トイレに収納がない家庭は、一度業者の確認のもと検討しましょう。

 

・柱の凹凸によるデッドスペースを活用する

 

マンションの構造上どうしても避けられないのは梁や柱の出っ張りです。

しかし、この構造上のデッドスペースをしっかり活用して、収納スペースを確保することができるのです。

そのスペースにより新たに棚を造作したり、素敵なライティングテーブルまで設置するというようなことができるのです。

柱や梁は使いようで素敵な収納が作れます。

 

・間仕切り家具やユニットを活用する

 

収納スペースの増設は隙間を生かしたリフォームだけではなく、同時に間取りの変更を可能にします。

ユニット家具など設置することで、広い空間と効率的な収納を手に入れることができます。

リビングの壁面を利用したクローゼット家具とオープン棚を入れたり、梁と柱のスペースを上手に活用した床から柱までのゆとりのスペースが実現できます。

また、木材を使ったクローゼットドアの隣に物が取り出しやすいオープン棚を併設することでリビングが明るい雰囲気になりインテリアとしても調和がとれるのです。

 

マンションの壁面収納リフォームとは

 

マンションの壁面収納リフォームとは、マンションの壁面を利用して棚や収納戸棚などの収納スペースを設けるリフォームのことです。

マンションの部屋の間取りに合わせて自由に請求することが可能で、既製の家具が設置できないような狭い場所や高い場所にも収納を設置することができます。

部屋のインテリアや雰囲気に合わせてカラーコーディネートや素材も自由に選べるのがこのリフォームの特徴です。

 

壁面収納リフォームをマンションでするメリット

 

壁面収納をリフォームで行うメリットはマンションだからこそ実感ができます。

マンションでの壁面収納のメリットを紹介します。

 

・デザインの統一感が得られる

 

収納壁面に設置するリフォームのメリットは、何といっても雰囲気の統一感です。

壁は部屋の大部分の面積を占めているため、デザイン性の高い壁面収納なら部屋全体の雰囲気のグレードを高めてくれる効果が期待できます。

 

・ 奥行きが自由に設計できる

 

既製の家具は、一般的にどのようなインテリアにも合うように平均的に設計されています。しかし、既製の家具ではスペースの限られたマンションの間取りの場合、凸凹が出来てしまいます。

壁面収納リフォームは10cmの幅から奥行きが設定できるため、無駄になっているデッドスペースまで収納として活用できるのです。

ただし、奥行きが長いと圧迫感も出るので、どの程度が良いのか測りながら設計していきましょう。

 

・隙間がないため掃除が簡単

 

壁面収納のリフォームは無駄のない設計をできるのがポイントです。

壁面を無駄にすることなくフロアから天井まで収納を取り入れられます。

このことで家具と家具との間の隙間がなくなり掃除が非常に簡単になります。

 

・インテリア性に優れた収納になる

 

壁面収納リフォームのメリットは、自由に設計できるところです。

使用する素材を吟味し、デザインにこだわった職人が作る家具をオーダーして設置することもできます。

例えば、テレビ台としても使用できるように配線を上手く隠せるようにしたり、収納とデスクが一体になった形にするなど自由度が増します。

使用する人の用途や目的、好みに合わせたカスタマイズができることも注目すべきポイントです。

 

・ 予算に応じたデザインが可能

 

壁面収納のリフォームにかかる費用は工事範囲とデザインに応じて幅広く変わります。

そのため事前の計画がとても重要です。

パネルを組み合わせたシステム家具のようなものから大工さんが作りつける造作家具まで、素材や形を工夫することで低予算でも満足のいく壁面収納が完成することでしょう。

 

 マンションの壁面収納リフォームの種類を解説

マンションの間取りで、一般的に壁面収納にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

 

マンションのリビングは、家族が集まる場所の割に収納が限られていて、それほど多くありません。

家具を置くと狭くなりリビングとしての使い勝手が悪くなります。

そこで、リビングに壁面収納を設けるとスペースがより広く活用できるのです。

テレビのリモコンや本など色々な物が表に出ていると、リビング全体が汚く見えてしまうので小物は壁面の収納に収めてスッキリとさせると良いでしょう。

また、壁面収納の棚にLED 照明を組み込み、照明器具として高級感のある効果を発揮することもできます。

 

また、キッチンの後方にスペースがあれば壁面収納を設けましょう。

最初からカップボードなど収納がついていない場合、冷蔵庫のスペースを空けて壁面収納を作ると狭い空間で収納量を増やすことができます。

家電を置くスペースを壁面収納に作って、調理台とキャビネットを統一すれば料理がしやすくなります。

壁面収納を設計する際には、コンセントの増設や照明の配置も考えておきましょう。

 

他にはマンションの玄関はスペースが狭いので、壁面を利用して下駄箱+収納スペースを確保したいものです。

 

最後に寝室に壁面収納を付けた場合、寝室、書斎、オフィスの3つが見事に一体となったスペースが確立することができます。

寝室はもともとプライベートなスペースですから、使う側のニーズがすべて網羅されたリフォームが実現できます。

必要なものにすぐ手が届く、利便性と機能性を叶えたリフォームに仕上げることが可能です。

 

マンションの壁面収納リフォームをする際の注意点

 

マンションの壁面収納リフォームを始める前に、注意をしておきたいポイントがあります。マンションリフォームならではの工事の留意点も踏まえて注意したいことをまとめました。

 

・ リフォームのマンション管理規約を確認しましょう

 

マンションには、工事の際にマンション管理組合に届け出や確認の必要な共用部分という場所が存在します。

マンションの柱や壁の共用部分の工事が必要な際は、必ず管理組合に届出を行いましょう。 リフォーム計画を立てる際に、マンションの構造上工事に支障をきたさないかどうか事前に確認をしておく必要があります。

 

・ 用途に合わせた計画を立てましょう

 

壁面収納は一度設けると、すぐには撤去ができません。

作り付けをしたい収納の高さや幅などは生活の中で、利便性を満たしているのか十分にシュミレーションを行うことが必要です。

 

 壁面収納家具の種類

 

壁面の収納のリフォームには大きく分けて3種類の選択があります。

それぞれのメリットデメリットを紹介します。

 

・オーダー家具

 

家具屋さんに全てオリジナルオーダーで作る家具で、メリットは思い通りの家具が仕上がることです。

反対にデメリットは日数がかかり手作りのため費用が高くつきます。

 

・造作家具

 

大工さんが現場で作り付けをする家具で、メリットは大工さんの手早い作業で効率が良く格安になるところです。

反対にデメリットは材質などを選べないため、複雑なデザインの注文は難しくなるところです。

 

・ キャビネット家具

 

キャビネット方式で組み立てるユニット家具のことで、メリットは短時間で組み立てられ価格が安いことです。

反対にデメリットはサイズや材質に限りがあることです。

 

マンションの壁面収納リフォーム前の最終確認項目

 

壁面収納のリフォームを満足したものにするためにもう一度計画に入る前にリフォームの留意点を振り返っておきましょう。

 

・ 予算と用途に応じたリフォーム計画

 

壁面収納リフォームは機能性とデザインのバランスが大切です。

設置したら長く愛用できることを念頭において、好みの素材やデザイン、適当な価格の折り合いのつく選択をしましょう。

また、専門のリフォーム会社に見積もりを相談して、アドバイスを仰ぐと計画が進めやすくなります。

 

・ マンション構造上の工事範囲確認は大丈夫か

 

マンションのリフォームで気をつけたいのが構造上の建築に関するマンション管理規約です。

フロアから天井までの壁面収納リフォームの工事では、天井に釘を打つ必要や壁に穴を開ける作業が必要になる場合があります。

壁や天井も構造上に関わる範囲に至る場合は、共用部分とみなされます。

この場合マンションの管理組合への工事の届出及び確認が義務付けられているので、リフォームに入る前に必ず確認しておきましょう。

 

まとめ

 

マンションは一戸建て住宅とは異なり、出っ張った柱や梁などを上手く利用することがポイントです。

マンションは、比較的収納が少ないことが多いので効率よくデッドスペースを活用しましょう。

また、マンションには管理組合があるので規約に沿って工事をすることが必要です。

まずは業者に相談し管理規約を確認することが重要です。