リノベーションを成功させるための必要な考え方とコツ!①
2024.01.31
皆さんは、リノベーション(スケルトンリフォーム・フルリフォーム)する際に業者の見積もりでそのまま契約していませんか?
構造体を残すリノベーションは、自分たちの思い通りにできる自由度の高いリフォーム方法なのですが、反対に言えば業者の見積もりが正確なのかよく分からないというのも事実です。
業者の設計通りに話が進み、この金額でなければできないと思い込むのはやめましょう。
今回の記事は、リノベーションを成功させたい人のために、自分たちが一歩賢くなるために必要なポイントを紹介します。
最後まで見ていただくと、次の業者との打ち合わせが楽しみになるぐらい知識が増え、業者の担当者と対等に話ができるようになります。
家づくりがストレスにならないように、楽しく前向きに業者の言いなりにならずに打ち合わせを進めていけますよ。
玄関を広く取るのは時代遅れ
昔は、玄関の広さがその家の象徴みたいなことがあった時代がありました。
しかし、今はそんなことにこだわる人はほとんどいません。
なのでまず玄関は、そんなに広くする必要はないです。
靴が脱げて人が行き来できれば良いサイズ、マンションの玄関でも皆さん十分暮らしているわけなので、戸建てのリノベーションだからといって大きくするのは時代遅れです。
リノベーションをする間取りを考え直して、不要なスペースを小さくしていくことが重要なのです。
最近では、シューズクロークも大きく取るのが主流になっていますが、収納する物を検証して必要なスペースだけにすることをおすすめします。
それでは、玄関土間のサイズはどのくらいが良いのでしょうか?
シューズクロークは別として、靴を脱ぎ履きするスペースは1365mm×1365mmあれば十分で狭くありません。
無理に小さくする必要はありませんが、無駄なスペースは無くす、削るという考え方が必要です。
デッドスペースを活用する
家の中を想像すると、デッドスペースって結構ありますよね。
もちろん、その空間があるから広く豪華に見えるとか、その空間があるから優雅に感じるということはあります。
例えば、階段下収納、スケルトン階段はできませんが、通常の壁のある階段ならそこはデッドスペースです。
収納にするのか、ペットがいるならペットスペースなど階段下を何か必要なスペースとして活用しましょう。
最も良いのは階段下はセオリー通りに収納にすると掃除機など細々した物の収納に使えますよね。
他には、壁が耐力壁になっていないところ、つまり構造上耐震の関係で壁に穴を空けてはいけないところ以外の壁にニッチを作るのも良いでしょう。
ニッチというのは、壁をくり抜いて飾り棚にしたり、本棚にしたりと使い道はいろいろです。
なので、ちょっとした小物収納をニッチで作ってしまうのも一つです。
設計上デッドスペースは家によって様々なところに出てくる場合があるので、デッドスペースを見つけたら上手くそのスペースを生かした間取りにできないか設計士にも相談しましょう。
できるだけ無駄なスペースは作らないようにすることです。