リビング照明をリフォーム!おしゃれな照明選びのポイントを徹底解説!

2022.02.09

リビング照明をリフォーム!おしゃれな照明選びのポイントを徹底解説!

 

家の中でも特にリビングは、おしゃれでセンスの良い照明で演出したいですよね。

リビングは、家族みんながくつろぐ場所であり、お客様をおもてなしする場所です。

リビングインテリアの要である照明は、どのようなタイプの器具を使用すれば居心地の良いリビングを演出し、インテリアとしても成功させることができるのでしょうか。

今回は、家の中心であるリビングの照明に焦点をあてて、選び方のポイントや間接照明について解説します。

 

リビングの照明の明るさ

 

リビングは家族やお客様などたくさんの人が長い時間過ごす場所です。

みんなが居心地がよく明るい空間にすることが大切です。

そのためには薄暗い照明はよくありませんが、明るければいいというものでもありません。

適切な明るさというのは基準があり、蛍光灯なら30W(ワット)×畳数で計算することができます。

また、LED 電球だと400lm(ルーメン)×畳数とされています。

lmルーメンとは、LED の明るさを選ぶ際に参考にする光の量の単位です。

一般的に電球60 Wに値するのは810lmルーメンといわれており、Wワットと同様lmルーメンの数値は高い方が明るい光になります。

このような数値を基準に、部屋の大きさに伴って照明を選びましょう。

 

照明の光にはアクセントが必要

 

リビングの照明は、ただ明るい光でくまなく部屋を照らすことではなく、落ち着いた雰囲気を作ることが必要です。

強すぎる光では、壁や家具の質感を生かすこともできないので、明るいシーリングライトはカーペットやソファーなど人のいる場所の真上に持ってくると良いでしょう。

そして、壁際にはダウンライトやペンダントライトを設置すると、メイン照明との間に適度なコントラストがインテリアを引き立ててくれます。

リビングに明るい光が必要な時もありますが、メイン照明を抑えてリラックス効果を意識した照明があれば良いでしょう。

 

直接照明と間接照明の使い分け

 

直接照明は光が直接部屋を照らしくっきりと物が見えるので、書き物をしたり料理をするといった作業には必要です。

ある程度の明るさが無いと、作業がしにくいので目が疲れないレベルの光にしましょう。

一方、間接照明は一度天井やライトのシェードに光を当てその反射光で照らします。

柔らかな光を補助的に利用するとリビングが温かな雰囲気になり、目線や足元を照らすなら間接照明が良いでしょう。

美しい陰影が生まれるため装飾として使っても素敵な演出が可能です。

上手く組み合わせて奥行きのあるライティングを心がけましょう。

 

料理が美味しく見える色合い

 

リビングで食事をする人もたくさんいると思いますが、くつろぎの時間にはお茶を飲むことも多いと思います。

食べ物や飲み物を美味しく見せるためには電球色のような、やや黄色っぽい色やクリーム色の暖かな白が良いでしょう。

柔らかく優しい光がテーブルの上を演出してくれます。

蛍光灯は青白い光なので、照らされたものがハッキリ見えすぎてリビングにはあまり適していません。

白熱灯がベストといわれていますが最近は LED電球の方が人気で一般的になっています。

リビング・ダイニングの照明は優しい電球色がおすすめです。

 

昼夜問わず楽しく過ごせるデザイン

 

照明を付ける必要がない昼の状態もイメージしてみましょう。

光を放っていなくても、インテリアに合った素敵なデザインのものを選ぶことが重要です。

また、取り付ける高さによって見え方が変わるので、出来上がりよくイメージして決めることが必要です。

このように昼夜問わず楽しませてくれるデザイン性が必要なのです。

 

隣接する空間とのバランス

 

広い間取りの場合、隣り合う空間からも照明はよく見えます。

例えば、モダンなリビングの隣に和室のスペースがあり、どちらの部屋にも似合う照明であることが大切です。

違和感なく隣り合わせた部屋の繋がりを感じさせるデザイン照明で、馴染む雰囲気を演出しましょう。

 

リビングに似合う照明のタイプ

 

リビングを演出する照明は、どのようなタイプなのか解説します。

 

・ダウンライトを基本ベースにレール型スポット

 

オーソドックスなシーリングライトも決して悪くはないのですが、おしゃれに演出しようとするならば基本はダウンライトの照明を使用しましょう。

ダウンライトを必要な数だけ設置し、メインにダクトレールに付けたスポットライトでおしゃれ感を出します。

アパレルショップやカフェなどをイメージした照明で、レールに付けることで移動が可能になり、照明そのものも角度が付けられるため明るくしたいところへ向けることができます。

この照明は照らしたいものや場所が変わっても対応可能で、壁を照らせば間接照明としても使えます。

部屋の方へ向ければ明るさが倍増し、一つ一つの照明が角度を変えられることによりさまざまな光の演出が可能になります。

 

・フロアスタンドで演出を

 

コンパクトなフロアスタンドは、おしゃれで便利な演出をしてくれる補助照明です。

メインの光が行き届かない場所に置いて、必要な時だけ点灯させることで存在感を現します。

大きなフロアスタンドは家具と同じようにインテリア性があり、ソファと組み合わせて使うことが多いので、座った時に光が目に入らないようなサイズや高さに注意して選びましょう。

ソファと大きな観葉植物と相性が良いので、組み合わせると優雅でおすすめです。

 

・ ブラケットライトを壁に演出

 

リビングの壁にブラケットライトを付けると壁に陰影が映し出され、印象的な演出が可能です。

リビングにソフトな光があり、温かく優しい雰囲気になります。

あくまで補助的な照明ですが、部屋のグレードが上がるのでおすすめです。

 

・テーブルスタンドとコラボさせる

 

テーブルスタンドは、シーリングライトやペンダントライトとデザインを揃えると統一感が出てまとまります。

テーブルスタンドは、手元の明かりとして最も手軽な照明なので、何でも照らすことのできる自由度の高い照明です。

上手く小物を照らすなど、工夫次第でおしゃれな演出が可能です。

カウンターや棚、ソファ横のサイドテーブルなどに使えば効果的でおしゃれでしょう。

 

・ペンダントライトをアクセントに

 

ペンダントライトは一ヶ所を集中して照らすために効果的です。

ディスプレイコーナーやテーブルの上などに設置するととてもいいアクセントになります。

人目を惹くカラーやデザインを選ぶと、ライト自体がおしゃれなディスプレイの一部になるでしょう。

照明の種類と特徴をよく理解すると、インテリアに合わせたライティングアイディアが湧いてきます。

 

間接照明とは

 

設置するだけで部屋がグッとおしゃれに、洗練された雰囲気に変わるのが間接照明です。

直接照明とは異なる柔らかい光で、ゆったりとくつろげる癒しの空間をつくることも可能です。

おすすめの間接照明を紹介し、種類や選ぶときのポイントも解説します。

 

・間接照明のタイプ

 

テーブルスタンドはテーブルランプと呼ばれコンパクトな間接照明です。

ベッドサイドやダイニングテーブルなどに置いて使用します。

小型で比較的リーズナブルな価格で手に入るため、気軽に取り入れやすいのがポイントで、一人暮らしの狭い部屋でも置き場所が確保しやすく簡単におしゃれな部屋を演出できます。

また、フロアライトはフロアスタンドとも呼ばれ床に置いて使う間接照明です。

スタンドの高さで照射するエリアが異なり部屋の印象が変わります。

背の高いものは光に広がりがあるので、部屋全体がふんわりと明るくなるのがポイントです。

一方、背が低いものは床付近が照らされるため、寝室にもおすすめで落ち着いた雰囲気でリラックスできます。

他に、スポットライトは一部を照らすのに最適な間接照明です。

絵画やコレクションなどお気に入りのものに照射すると、アクセントとなり存在感を際立たせられます。

中でもクリップタイプの製品なら設置しやすいのでおすすめです。

インテリアに馴染むデザインを選んで、トータルコーディネートするとワンランク上の洗練された空間が演出できるでしょう。

 

・間接照明を選ぶときのポイント

 

間接照明に使われる光源は白熱電球と LED電球が主流です。

LED電球は白熱電球に比べて寿命が長いので交換の手間が省けるうえ、消費電力が少なく省エネでクリアかつシャープな光が特徴です。

LED電球は熱くなりにくいため観葉植物などを照らすのにも適しているでしょう。

また、白熱電球は寿命が短く電力の変換効率が悪い傾向がありますが、電球自体が安価な点がメリットです。

自然光に近い落ち着いた光を生み出すことが特徴です。

 

 

・白熱電球かLED電球か

 

間接照明は本体を直接触らなくてもリモコンで遠隔操作ができる照明もあります。

電源のオンオフだけではなく、明るさの調節やタイマー機能が付いているものもあるのです。

最近はスマホアプリと連動させて、自動で点灯や消灯ができる高性能な製品もあるので興味のある人は使ってみるのも良いでしょう。

 照明の消し忘れが気になる方や一人暮らしで真っ暗な部屋に帰るのは嫌な方は、ぜひ検討してみることをおすすめします。

 

・コードレスで配線もスッキリ

 

すっきりとした空間を実現したいなら、コンセント不要なコードレスタイプがおすすめで、配線が見えないために生活感が出てしまうことを防ぎ景観を損ないません。

コンセントの通り道を気にせず、どこでも好きな場所に設置できるのも魅力です。

部屋の模様替えに柔軟に対応し、電池式や充電式があるので使用頻度やライフスタイルに応じて最適なものを 選ぶことが必要です。

 

・壁の造作で間接照明を作る

 

室内の壁をリフォームでふかし壁を造作し、その壁に照明を入れて間接照明を作る方法もあります。

天井に近い場所で作る場合もあれば、壁のど真ん中に作ることもあります。

上向きや下向き、壁から漏れる光は長い距離も実現できるので、ダイナミックで存在感がありおしゃれな演出が可能です。

大規模なリフォームやリノベーションの際は検討してみましょう。

 

間接照明を取り入れることで得られる効果とは

 

間接照明の役割はただ部屋を明るくすることだけではなく、部屋に取り入れることでさまざまな視覚的メリットを得ることができます。

間接照明はデザイン性の高いものが多く、インテリアのアクセントとしてもピッタリで光と影を生かすことにより空間にフォーカルポイントを作り出すことも可能です。

観葉植物をライトアップしたり、ラタンのシェードからもれる光でオリエンタルな雰囲気を演出してみたりとアイデア次第で部屋のイメージをおしゃれにできます。

 

・気分をリラックスさせてくれる

 

柔らかい光と間接照明を使うと精神的に落ち着きリラックスしやすくなります。

また、オレンジがかった暖色系の光を夕方に使うことで体が浴びる太陽光の明るさに合わせた光の量を調整できるため、生体リズムが整えやすくなるメリットもあります。

リビングなどの憩いの場にぜひ取り入れてみましょう。

眼の刺激も比較的少ないので、ベッドサイドランプとしても最適です。

 

・ 空間に奥行きや広がりを感じさせることができる

 

間接照明は陰影をつくることで、空間に立体感を生み出すれるのもメリットのひとつです。

広さや奥行き感を強調できるので、コンパクトなお部屋の圧迫感を軽減することができます。

光と影のグラデーションが空間にメリハリをつけてくれるので、少し狭いと感じている部屋に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 間接照明の効果的な使い方と空間づくりとテクニック

 

間接照明は上手く配置しないと、どことなく違和感を覚える空間になってしまいます。

間接照明を配置する上で重要なポイントを解説します。

 

・間接照明は高低差をつけて光を適度に分散させるのがポイント

 

間接照明を配置する際は一箇所に固めず適度に分散させることが大切です。

高低差をつけたり離して配置したりすることで、部屋全体に陰影が生まれたな印象の部屋に立体感を演出することができます。

逆に間接照明を平面に並べたり一箇所に集中して配置したりしてしまうと、部分的に主張が強くなりすぎて落ち着かない印象になってしまう場合があるので注意しましょう。

 

・お気に入りのアイテムに光を当てると空間の良いアクセントになる

 

間接照明をソファや絵画などお気に入りのアイテムに間接照明を照らすのもおしゃれではないでしょうか。

見せたいものに視線が集まりやすくなり、空間のアクセントとなってくれます。

絵画やこだわりの家具などお気に入りのアイテムを目立たせて自分好みの空間に仕上げていきましょう。

 

まとめ

 

リビングの照明について解説してきました。

リビングの照明は最も演出が必要な場所です。

家族やお客様の人が集まる空間なので、おしゃれで個性的な照明にしたいものです。

照明をリフォームすることで、リビングのイメージをガラッと変えてみてはいかがでしょうか。

まずは、業者にカタログを見ながら照明プランを作ってもらいましょう。