リフォームにおける理想的な収納の作り方!②
2024.01.31
リフォームするにあたって収納をどう作るのかは結構重要な課題でポイントにもなります。
今回はその第2弾として水回りの収納に目を向けていきましょう。
洗面室は奥行き浅めで大きめが良い
収納が必要と言えば洗面室ですよね。
フェイスタオルやバスタオル、洗剤関係のストックなど収納するものがいっぱいあるのが洗面室です。
部屋から着替えを持ってくるのは面倒ですから、やはり洗面脱衣所の収納はたっぷりある方が良いです。
ここで洗面室の収納に関してのポイントは、取りやすくするために奥行きを浅めに作ることです。
タオルにしても下着にしてもパジャマにしても、素早く出し入れできないとストレスですよね。
お風呂上がりに体を拭くのに、タオルが取りにくかったり、下着がどこにあるのか分からなかったりでイライラします。
特に寒い冬には、いくら暖房を付けていたとしても素早く着替えたいものです。
とにかく、洗面脱衣所の収納は奥行き浅めで取りやすくすることが重要です。
そうするためには、通常2畳の洗面脱衣所に洗濯機と洗面台があるとすれば、収納をあと0.5畳広げて奥行き45cmの収納を作るとベストです。
リビングダイニングの収納はキッチン裏に作る
リビングダイニングの収納はいろいろありますが、例えばテレビを置くユニット収納なんかも便利で壁面全体に設置できるのでスッキリします。
小物を入れる収納も既製品ならたくさん種類はあるのですが、デッドスペースを上手く利用した収納として、キッチンの裏に収納を作ることです。
壁付け用のキッチンを対面式にすると、大工さんに壁を作ってもらいますよね。
その壁を利用してカウンター下に収納を作るわけです。
各メーカーから既製品のユニットも販売されているので、その製品を活用するとスッキリと綺麗な収納に仕上がります。
飾り棚的にも使うことができるので、様々な装飾品やよく読む本などを置いておくと、家族みんなが利用できますよね。
案外、収納力もありこまごました小物類も収納できます。
パントリーはカップボードの大きさによってサイズを考える
リフォームでも要望の多いパントリーですが、とにかく大きく目隠しできるものがいいという人が多いと思います。
しかし、パントリーにスペースを取られすぎて、LDKが小さくなってしまったという人も少なくありません。
パントリーは作るのが当たり前になっているものの、果たしてどれだけのスペースが必要なのでしょうか。
そのあたりの判断として、まずはカップボードの大きさから考えていきましょう。
それではカップボードは、一体どれくらいの大きさが必要なのでしょうか。
対面キッチンで、キッチンの後ろに設置するカップボードですが、食器はもちろんのこと必要な家電製品をずらっと並べ、下には分別のゴミ箱が置けるようになっているのが一般的です。
高さは天井近くまであるものが良いですし、幅も1820mmよりもワンサイズ上の2700mmのカップボードが設置できれば収納力がありそれほど収納に困りません。
なので、お米やジュース、ビールなどのストックものを置けるようなパントリーがあれば十分です。
2700mmのカップボードが確保できれば、910mm間口に両開きの建具を付けたパントリーできっと十分まかなえるはずです。
ストックものが多い家庭では、床下収納庫を上手く使って調味料やお酒、カップラーメンやお菓子などを詰め込むこともできます。
案外床下収納庫は収納力があり、深型を選べば問題なく色々なものが収納できます。
また、カップボードが1800mm程度のサイズの場合は、パントリーを少し大きく取ってあげるのも良いとは思いますが、まずは何をパントリーに入れるかによって、どれだけのスペースが必要なのかということを考えましょう。
ご家庭によっては、大きなパントリーは作ったものの、ストックものをあまり買う家庭ではないためスペースが余ってもったいないことをしてしまったという人もいます。
そう考えるとパントリーはあった方が良いのですが、カップボードに収納力があるなら無理をして大きなパントリーを作らない方が良いでしょう。
まれに、子供の多い大家族やコストコファンのストック好きな人たちはいますが、特別な人以外はカップボードの大きさが2700mmあれば910mm程度のパントリー、1800mmのカップボードなら同じサイズのパントリーがあればOKではないでしょうか。