住宅ローン固定金利と変動金利の違い!変動金利とは?

2024.04.20

今回は変動金利について解説していきましょう。

 

 

変動金利とは

 

借入当初は固定金利より低利率に設定されていますが、金利上昇のリスクがあり毎月の返済額が増えてしまうことがあります。

 

 

変動金利のメリットデメリット

 

変動金利のメリットは固定金利よりも低利率で、金融機関によっては2倍以上の格差がある場合もあります。

当面少しでも毎月の返済を抑えたい人は変動金利を選択した方が出費は抑えられます。

 

反対に変動金利のデメリットは金利が上昇し返済額が増加してしまうことです。

いつ上昇するのかが予想がしにくいこともデメリットの一つでしょう。

しかし変動金利には極端な返済額上昇を避けるためにルールがあり、5年ルールと125%ルールという制度があります。

5年ルールとは、どのような金利変動があっても5年間は金利が変わらないという制度で、125%ルールとは金利がいくら上昇しても、旧金利の1.25倍までを上限としてそれ以上は上がらない制度です。

これは、毎月の返済額の急上昇を避けるための救済措置ではありますが、金利を抑えている分元本の返済が少なくなり借入額の減少が鈍くなってしまうことにもなるので注意が必要です。

金融機関によってはこのルールがない場合があるので、よく調べてどちらが自分たちに向いているのかを確認しましょう。

 

 

変動金利に向いている人

 

変動金利に向いている人は繰上げ返済を積極的に行う人です。

金利が上がった場合に期間短縮型の繰上げ返済を行うことで毎月の返済額を抑えられます。

また、残りの返済期間を短くすれば総返済額の上昇を軽減できるというわけです。

 

 

ネットバンクも視野に入れる

 

住宅ローンを組む場合、とことん金利は低い方が良いに決まっていますよね。

最も低い金利で借りられるのは、やっぱりネットバンクです。

手続きが面倒で審査は厳しい面もありますが、属性がそこそこ良ければ融資が通る可能性は十分にあります。

このネットバンクも住宅ローンを利口に借りる一つの手段で、審査が通れば本当に毎月の返済額が楽になります。

しかし、ネットバンクで注意が必要なのは、金利が勝手に変えられてしまうリスクがあるということです。

経営上の都合などで、突然金利が引き上げられる可能性があるネットバンクは注意が必要です。

ネットバンクで借りるなら、短期プライムレートに連動しているかがポイントになりますので確認してから事前審査にのぞみましょう。

 

ネットバンクも視野に入れて、少しでも金利を安くした方がいいと言いながらもデメリットもたくさんあるのがネットバンクです。

もう一つデメリットをいうと、ネットバンクはつなぎ融資が難しいという点です。

つなぎ融資とは、住宅を建てる場合、住宅会社によって多少違いますが、4回ほど支払いがあります。

土地を購入する時、建物の着工の時、上棟の時、完成した時の4回です。

どこの金融機関も家が完成した最後に融資が実行されるのですが、それまでに必要な費用はつないで融資しますよというシステムです。

それがネットバンクは弱かったり全くやってなかったりします。

 

つなぎ融資に関しては、ハウスメーカーや工務店などの独自に提携している金融機関のつなぎ融資先があったり、あとは信販系の融資先につないでもらう方法もあります。

さらに、ネットバンクは審査に時間がかかるので時間に余裕のある人でないと難しいかも知れません。

ネットバンクにも色々条件が異なるので、条件を十分に確認してからどこが自分に合っているのかをよく考えることが大切です。

デメリットも結構あるのがネットバンクなので、条件に合う人なら安い金利で借りればいいのかなというところです。

とにかく少しでも低い金利で借りるためにあらゆる金融機関をリサーチして、どこに事前審査を出すのか3つに絞る作業を怠らずやっていきましょう。

面倒ですが、住宅ローンは一生の借金といっても過言ではないので借りる前段階で手間と労力をかけないと一生苦しむことになります。

金利の低いネットバンクも視野に入れ、情報収集に力を入れていきましょう。