天然芝と人工芝の違い!
2024.02.06
外構工事で庭やベランダ・バルコニーなどに使用されている芝生ですが、皆さんもご存知のように天然芝と人工芝の2種類があります。
実際に外構工事をする際にどちらが良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は天然芝と人工芝の違いから、それぞれのメリットデメリットを紹介しましょう。
天然芝と人工芝の違い
天然芝は植物なので当然生きています。
春先には新しい新緑の葉が生えて鮮やかなグリーン色になります。
しかし晩秋になるとその緑も色褪せて茶色に枯れてくるのが天然の芝生です。
夏の暑い季節には芝刈り機で芝を刈らなくては伸びてしまいますし雑草も生えてきます。
養分も多少は必要で緑になる春先に撒かなくてはなりません。
要するに天然芝はお手入れが必要だということですね。
一方、人工芝は天然芝のように手入れが不要で比較的簡単に管理ができます。
一般的な人工芝は、ナイロンやポリプロピレン・ポリエチレンなどの合成樹脂を素材として作られたものです。
人工芝は約7〜10年ほどは維持できるといわれているため、使い方や環境にもよりますがこの期間は汚れることはあってもほとんど劣化することはありません。
手で触れた感覚や耐久性などは人工芝の種類や製品によって多少は異なりますが自分に合ったお好みの人工芝を選択することができます。
天然芝のメリット・デメリット
・メリット
①:初期費用が安くイニシャルコストを抑えられる
②:天然なので四季を通じて景観の変化を楽しむことができる
③:緑色の間はクッション性があり柔らかい感触を味わえる
④:夏の暑い日差しが当たっても熱くなりにくい
・デメリット
①:芝刈り機で手入れが必要になる
②:部分的に上手く育たないことがあり枯れてしまうこともある
③:冬の寒い季節は枯れて茶色になってしまう
④:雑草が生えてくるため草抜きを手作業で行わなければならない
天然芝は最初の費用は安く抑えることはできますが芝刈りや肥料による養分の補給、雑草対策といった手入れが必要になります。
人工芝のメリット・デメリット
・メリット
①:四季を通じて枯れることが無いので1年中緑が楽しめる
②:手入れが不要なため管理が楽に行える
③:強度に優れているため摩擦にも強く劣化しにくい
④:防草シートと併用することで雑草対策になる
・デメリット
①:初期費用が天然芝より少し高い
②:毎年生え変わらないので年々劣化は進むので10年に一度は敷き直しが必要になる
③:合成樹脂製なので夏の暑い時期には熱を吸収し熱くなる
④:季節感は味わえない
人工芝は1年中綺麗な緑で楽しませてくれます。
手入れも不要なので維持管理が楽に行えるのが最大のメリットです。
しかし、いずれ軒年劣化してくるので敷き直しのタイミングがきます。