子供部屋に関する学習環境の考え方①

2024.05.28

家を建てるときやリフォーム・リノベーションする時に、子供部屋って案外安易に作ってしまうことが多いのではないでしょうか。

子供はいずれこの家を離れ巣立っていくと考えれば、とりあえずそう深く考えないのが一般的なのかも知れません。

しかし、子供の学習環境を整えてあげるのが親としての役目でもありますよね。

今回は子供部屋に関する学習環境を家づくりの観点から解説します。

 

勉強に集中できる環境とは

 

それでは子供が家で勉強に集中できる環境とは、一体どのような状況にしてあげれば良いのでしょうか。

まず個室を勉強部屋にする場合は、机は十分なワークスペースを確保し勉強に必要なもの以外は極力目につかない場所に配置します。 

また、勉強に必要な書棚や文具収納スペースは十分に収納できるものを確保し、手の届く範囲に設置しましょう。

机の位置は部屋の隅にどうしても配置するレイアウトになってしまいがちですが、できるだけ壁が目の前に迫ってくる圧迫感を避けた方が居心地がよく勉強しやすい環境になるでしょう。 そのため窓の近くの方が自然に手元が明るくなり、閉塞感がなくなり、時より窓の外を見ることで息抜きも出来るのではないでしょうか。

 

・机と椅子を整える

 

学習机と椅子の高さが子供の身体にあっているかも重要なポイントの一つです。

椅子の高さの目安としては、椅子に深く腰掛けた時に足裏全体が床に付いているかどうかを確かめることです。 

座面の高さは身長×1/4程度が理想とされています。

子供は成長をするので座面の高さを調節できる椅子がよりベストです。

高さが調整できない椅子であったり身長が伸びて座面の高さが合わなくなったりしてもクッションなどである程度調整できるので考えてあげましょう。

足が床につかない時には、足置きとして ちょっとした箱を置いてあげるのも一つの方法です。 また机の高さは座面の高さとの関係で確認できます。

机の作業面の高さから椅子の座面の高さを引いた寸法を差尺(さじゃく)といいますが、最適な差尺は身長×1/6とされています。

 

・インテリアやカラーコーディネートも重要

 

勉強する環境の一つに周囲のインテリアやカラーコーディネートも重要なポイントの一つです。

やる気を高める黄色やオレンジ系の元気なビタミンカラーを個室の壁一面にアクセントクロスを貼るのも良いでしょう。

反対にリラックスできるブラウン系やベージュ系を使うのも本能的に安心感が生まれるため効果的です。

ブラウン系は木の色や人肌の色に近いためリラックス効果があるようです。

また、ブルー系は集中力を高め、グリーン系は目に優しいともいわれています。

壁の一面をアクセントクロスにカラーコーディネートすることで勉強の効率をアップさせてあげましょう。

 

さらに机の近くには勉強以外の物は置かないようにして、要らないものは排除しシンプルにすることも必要です。

ホワイトボードを見える場所に設置し、常にタスクが目に入るようにしておけば誘惑にも負けない意識が向上し、モチベーションを保つことができるのではないでしょうか。

 

・音の環境を整える

 

音に敏感な子供であればより静かな環境にしてあげるのも必要なポイントです。

わずかな音でも気になって勉強に集中できないのであれば、天井や壁を二重構造にしたり壁に防音断熱材を入れたりすることも良いでしょう。

楽器を練習される方にも音が漏れないという点では良いですね。

 

勉強できる環境は子供たちの個性や性格によってそれぞれ違いはありますが、まずはこのようにわずかなことから意識することが必要ではないでしょうか。