換気システムが義務化されているのに問題が生じるのはなぜ?

2023.12.08

平成15年に24時間換気システムは、義務化されているから大丈夫なのでは、問題ないのではと思う人も多いでしょう。

しかし国の換気システムの基準はただ付ければ良いぐらいに甘いものなのです。

つまり換気が足りていないシステムや換気のメンテナンスが出来ないようなシステムがまかり通っているのが現状で安心できないということがあります。

その辺りは新築住宅を建てる側も換気システムの知識を身につけないといけません。

ハウスメーカーや工務店の言いなりではダメだということですね。

 

 

換気システムの注意するポイント!

 

それでは換気システムはどれを選べば良いのかを見ていきましょう。

まずは悪い換気システムの要因として換気が足りないという原因があります。

なぜ換気が足りないのかは、そもそも換気の力が弱くパワーが足りないことがあります。

これはファンの種類に問題があります。

換気システムのファンには2種類あって、プロペラファンとシロッコファンがあり、プロペラファンはパワーが弱いため外からの風圧に左右されるため選ばない方が良いでしょう。

一方シロッコファンは空気抵抗にも強いため、一定の強さで回転し続けるタフなファンです。

換気システムのファンはシロッコファン一択で良いというのが結論です。

 

次に換気ダクトの中にゴミや虫などの異物が入ってこないようにフィルターがあるのですが、このフィルターの目ずまりが原因で換気不足になるのです。

一番問題になるのはこのフィルターの位置です。

このフィルターが室内に付いていたら最悪です。

つまり換気システムは長いダクトを空気が通過するため、そのダクトに汚れや虫がいっぱいいたらどうでしょう?

いやですよね。

ダクトのゴミやカビ、虫を通過して通った空気が綺麗なはずはありませんよね。

なので、フィルターは出来るだけ室外に近い場所につけておくのが理想なのです。

最も良いのは室外にフィルターが存在していて、ゴミを室内やダクト内に入れないというタイプのシステムです。

そうすれば室内もダクトの中もいつも綺麗な状態に保つことができます。

 

 

換気システムの種類

 

・ダクトレス第三種換気

 

これは壁付けプロペラファンで排気し、吸気口は壁に穴が空いているタイプです。

プロペラファンはパワー不足により換気不足になるのであまりよくはありません。

なのでこのタイプはあまりお勧めできません。

 

・ダクト排気型第三種換気

 

このタイプの吸気口はダクトレスと同じでただ壁に穴が空いています。

排気口が各部屋に付いていて各部屋からダクトで1箇所に集中させ、排気ファンで汚い空気をまとめて排出しているタイプです。

シロッコファンを採用しているのでファンも換気不足にならないので良いでしょう。

ただ第一種換気のように熱交換はありませんので、冬は冷たい空気が夏は熱い空気が侵入します。

 

・ダクトレス第一種換気

 

この換気システムは特殊で一定の時間ごとに吸気したり排気したりと入れ替わるシステムになっています。

これもプロペラファン採用なので残念ながら換気不足になりがちです。

また吸気と排気を繰り返すということは、フィルターに溜まったゴミが逆流することもあるので室内の空気を汚す原因になります。

さらに第一種換気は冬の冷たい空気を取り込んで、少しあたたかい空気を室内へと入れる熱交換があります。

熱交換器が付いているので、この部分に関してはメリットはありますが空気が汚れるのがデメリットです。

 

・ダクト吸排気型第一種換気

 

このタイプは吸気も排気も各部屋にダクトを通じて空気を送ったり排気したりするタイプです。

ファンはシロッコファンなので良いでしょう。

ただフィルターは室内にあるのでダクトが汚れるためあまりよくはありません。

また、第一種換気なので熱交換があるのでその部分では良いのではないでしょうか。

 

・ダクト排気型第一種換気

 

このタイプは床下に綺麗な空気を取り込み、排気は各部屋からダクトを使用して汚くなった空気を放出するタイプの換気システムです。

このファンはシロッコファンなので換気不足になりません。

フィルターの位置も屋外にあり外からフィルター掃除ができます。

第一種換気なので熱交換もありベストな換気システムといえるでしょう。

 

結論としては最も良い換気システムは「ダクト排気型第一種換気」ということになります。

しかしこのシステムを採用している建築会社は少ないのが現状で、換気システムにこだわりたい人は採用している建築会社を探してみましょう。

 

次におすすめは「ダクト排気型第三種換気」です。

各部屋の汚れた空気を外に放出できるタイプなのでおすすめです。

 

また、大手ハウスメーカーは「ダクト吸排気型第一種換気」が多いのですがフィルターの位置が問題点になるので注意が必要です。

 

以上、換気システムについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?

これからの時代の新築住宅は高気密高断熱の家が標準になってきます。

だからこそ換気システムは重要なのです。

家族の健康を考えるのであれば、換気システムは外せないポイントになるのは間違いありません。