照明リフォームで部屋の雰囲気を変える!あらゆる照明器具を徹底解説!
2022.02.09
照明リフォームで部屋の雰囲気を変える!あらゆる照明器具を徹底解説!
部屋の雰囲気を変えたいと思った時、何を変えればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
床や壁をリフォームするのも一つの方法ですが、照明を変えてみるのも随分雰囲気が変わるものです。
照明にも色々な光の種類があり、直接明かりを放つものや壁の後ろや足元などに間接照明をつけたりすることで部屋のイメージに変化がつくでしょう。
今回は、照明のリフォームについて照明器具の種類と特徴など徹底解説いたします。
照明を変えれば部屋の印象が変わる
照明を見直すことで、気軽に部屋のイメージを変えることができます。
部屋の内装で家具やインテリアは買い替えても、照明器具はあまり意識しないという人は多いと思います。
一般的に照明器具は、設置後10年が取り替えの目安とされているのです。
そのタイミングで照明をリフォームするのも良いでしょう。
利用するシーンに合わせて照明の明るさや色味を変えるだけで、部屋全体のイメージが変化します。
照明をリフォームすることで、機能性が上がるだけではなく部屋の雰囲気も良くなります。
最近は部屋にダウンライトやペンダントライトなどのさまざまな種類の照明器具を取り付けて、ライフスタイルに合わせた点灯の仕方を変える方法が主流になってきました。
部屋が明るければそれでいいというような照明ではなく、調光や調色で多様に部屋の印象に変化を付けることができます。
照明の色で部屋のイメージが変わる
照明の色は基本的に3種類でそれぞれに特徴があります。
色目によって部屋の印象も変化し、各部屋に合った色を選ぶと良いでしょう。
・昼光色
一般的で見やすい色なので子供部屋など勉強する時におすすめです。
クールで爽やかな青白い光線で、スッキリとした感じがどのような部屋にも馴染みます。
・昼白色
いきいきとした明るさの白い光線で、キッチンの上や作業をするスペースの照明に適しています。
・電球色
昔からあるニクロム線の電球の色で、温かみがあり落ち着いた暖色系の光線です。
寝室やリビングなどリラックスするスペースにおすすめです。
調光や調色機能を持つ照明であれば、明るさはもちろん色味も自由に調節が可能です。
一つのライトで昼光色から電球色まで調節できるので、それぞれのシーンに合わせてその都度照明を変えることができるのです。
調光機能がない場合は、あらかじめそれぞれの部屋のイメージにあった色を決めておくと良いでしょう。
LED 電球の機能性
最近の LED 電球の機能は非常に高度で、照明を取り替えるタイミングで LED 電球に取り替える人が多いです。
消費電力が少なく電気代のランニングコストが抑えられ、長持ちするというメリットがあります。
長い目で見れば従来の電球よりも LED 電球の方がトータル的に見ればお得ともいえます。
LED 電球のそれぞれの機能を解説します。
・ 自動点灯消灯タイプ
人を検知して自動で点灯、消灯するタイプで、家玄関やトイレなどに使用されることが多いです。
従来の人感センサータイプは照明器具そのものにセンサー機能がありましたが最近は電球にそのセンサーがついているのです。
電球を取り換えるだけで人感センサー機能に早変わりするので非常に楽です。
玄関、トイレに使用するのがおすすめです。
・ 調光調色タイプ
単体の電球で明るさの調整と光の色が切り替えられるタイプの電球です。
照明器具を買い変えずに電球を交換するだけで、専用リモコンにて調光のコントロールが可能です。
そして、スイッチの取り替え工事も不要なので簡単に取り入れることができます。
寝室やリビングなどに適していて、それぞれのシーンに合わせて明るさと色目の調節ができます。
暖色系の電球色でリラックスしたい部屋におすすめです。
・全方向を照らすタイプ
LED 電球は、その他にも天井が斜めでも取り付けることが可能なタイプや断熱材施工器具に対応したものなど色々な機能があり、どのような条件でも取り付けが可能になってきています。
部屋の電球の色を気軽に変えたいという人も LED 電球なら手軽に変えることができます。
しかし、注意点としては従来の電球よりも LED 電球の方がやや光に弱さがあり少し暗く感じることがあるので電球の明るさや大きさサイズなどを確認してから購入しましょう。
代表的な照明のタイプ
照明にはさまざまなタイプがあります。
どのタイプの照明が部屋に合うのか見ていきましょう。
・シーリングライト
シーリングライトとは、天井に直接貼り付けるような形で設置するタイプの照明器具です。
高い位置から部屋全体を照らすことができるためメインの照明として採用されることが多くあります。
かつてシーリングライトのランプは蛍光灯が主流でしたが、現在は入れ替わる形で LED電球の普及が進んでいます。
今は大手メーカーの家庭用シーリングライトの最新ラインナップは、全て LEDタイプとなっているのです。
また、蛍光灯のシーリングライトは蛍光灯が切れた時に電球部分のみを交換することができましたが 、LEDのシーリングライトは本体とランプ部分とが一体化されているために LED電球のみを交換することは不可能です。
LEDシーリングライトの寿命は蛍光灯に比べて大変長いため交換不要と考えられています。
一般的な照明器具の電球部分の寿命は下記の通りです。
・ LED電球:約40,000時間
・蛍光灯:約6,000〜12,000時間
となり LED電球は蛍光灯に比べて約3倍から6倍の寿命となり、1日10時間点灯させるとすると8〜10年は持つということになります。
さらにLED照明が登場した当初は、それまでの白熱電球や蛍光灯に比べてかなり高価で使い勝手に関してもやや暗く、目が疲れるといった声も多く聞かれました。
しかし最近では、LED照明の価格は大幅に下がり、シーリングライトも手頃な費用で購入できるようになりました。
そのためLED電球は性能向上により、これまでの白熱電球や蛍光灯と変わらない感覚で使用することができるようになっています。
・ペンダントライト
ペンダントライトとは、天井からチェーンで吊り下げるタイプの照明器具です。
光源が低く照らされるものとの距離が近いため、影がくっきりと出やすくなります。
部屋全体を照らすというよりも限られた範囲の空間の演出に適しているため、カウンターテーブルやダイニングテーブルの上などに使用されることが多いタイプです。
小さめのペンダントライトを並べて設置するインテリアも人気があります。
・ スポットライト
スポットライトとは元々は劇場などで舞台の一箇所を集中的に照らすための照明です。
しかし、家庭用の照明としては複数のスポットライトで構成されたシーリングタイプや、単体で棚や支柱など好みの場所に取り付けることができるクリップタイプなどがあります。
ライト一つずつがそれぞれ方向を自由に変えられるため、空間の立体感を演出するのに適している照明器具といえます。
・ ダウンライト
ダウンライトとは、天井に埋め込む形状あるいは天井付でフラットに設置する小型の照明器具です。
一つ一つの照度が低いため、複数のダウンライトを天井全体にバランスよく配置するレイアウトが一般的です。
ライトの向きを調整できるため、一部分を照らすのに適しています。
例えば壁に近い場所であれば絵画を照らすなどスポットライトのように使用することが可能です。
ダウンライトは部屋全体をやさしく照らすことができますが、作業をする場合などには暗さを感じるため、他の照明との組み合わせで使用することが前提になっています。
最近ではダウンライトがベースの光源になっていることが多く、ダウンライトにプラスアルファの照明で演出することが多くあります。
リビング・ダイニングやキッチン、洗面所やトイレ、玄関廊下など、どの場所につけても違和感なくスッキリとおしゃれな感じに仕上がるのでおすすめです。
・ フロアライト
フロアライトとは床に置くタイプの照明器具で、基本的に固定されていないためインテリアの模様替えに合わせて自由にレイアウトすることができます。
デザインのバリエーションが豊富で、長い支柱の先にランプが取り付けてあるスタンドタイプをはじめ、背が低く光源が床に近いタイプなどもあります。
光の高さによって、照らされるものの印象が大きく変わることが特徴で、小型のものはテーブルやチェストなどの上に置いて使用することも良いでしょう。
リビングの大きな観葉植物の隣に設置すると雰囲気の良い演出ができるでしょう。
寝室などに置いてもおしゃれな雰囲気でおすすめです。
・ ブラケットライト
ブラケットライトとは、壁面に取り付けるタイプの照明器具です。
屋外では玄関灯などに使用されることが多く、一般的にリビングなど広い空間では補助照明として設置されることが多くあります。
また、壁を照らすことにより柔らかな陰影を演出することができるため、おしゃれな空間が出来上がります。
リフォームやリノベーションの際に設置すれば、壁の内部にコードを埋め込めるためスッキリとした印象になります。
リビングや寝室、階段など、どのようなシチュエーションでもワンポイントに対応できるおしゃれな照明アイテムといえます。
・シャンデリア
シャンデリアとは、ろうそく立てから発展した複数の小型照明で構成される吊り下げ型の照明器具です。
ガラスや金属素材による豪華な装飾が特徴で、点灯するとキラキラと光がきらめきます。
存在感が強く大型の製品が多いため、天井が高い部屋や吹き抜けへ設置されることが多くあります。
一般的な居室に取り付ける場合は、空間を圧迫するので小型のシャンデリアをおすすめします。
玄関やロビー、リビングや客間などの照明に適しています。
照明リフォームをするメリット
照明を変えることで、どのようなメリットがあるのか解説します。
・照明リフォームでイメージチェンジ
照明リフォームをすることで、部屋のイメージチェンジが可能です。
部屋の雰囲気を変えるために、家具やカーテンを変えることでもイメージチェンジできますが、照明リフォームは最も効果的な方法です。
例えば、ダクトレールを設置してカフェ風にしたり、シャンデリアとフロアースタンドでホテルライクな空間にするといったことも可能です。
・多灯照明を楽しむ
照明リフォームによって、ライフスタイルや用途に合った照明の空間に変えられることもメリットのひとつです。
日本の住まいでは、従来天井にシーリングライトやシャンデリア、ペンダントライトをつけて一つの明かりで部屋を灯すのが一般的でした。
最近では欧米の住まいのように、異質で複数の照明器具を組み合わせて使う多灯照明が主流になっています。
多灯照明にすると照明器具の使い方次第で、生活のシーンに合ったあかりを楽しむことができます。
・用途によっての使い分け
リビング・ダイニングは食事やくつろぎの時間に使うだけではなく、パソコンなどの作業をしたり子供が勉強したりするなど多用途で使うことが多くなっています。
また寝室も睡眠に使うだけではなく、デスクを置いて書斎と兼用するケースもあるでしょう。
例えば、天井の主照明のシーリングライトやダウンライトを調光できるタイプにすると、明るい状態であれば、パソコンや勉強に向いた明るさを確保することができます。
一方、夜くつろいで過ごしたい場合はシーリングライトやダウンライトの明るさを抑えて、フロアスタンドで壁面を照らすなどくつろぎの空間を演出することが可能です。
・ダイニングの照明で食事を美味しく見せる
ダイニングの照明にペンダントライトを用いる場合は、食事を美味しく見せることもできます。
ダイニングの照明にペンダントライトを用いる場合は、ダイニングテーブル幅の1/3程度のサイズを選ぶとテーブル全体を明るく照らして見た目のバランスが良くなります。
テーブルの幅が150cmを超える場合は小さめのペンダントライトを数個並べるのがおすすめです。
また、ダクトレールに取り付けるタイプのペンダントライトも好みの位置に移動ができるのでおすすめです。
ダイニングで食事を美味しく見せるには、電球色が適していますが明るさを重視したい場合は昼白色にするのが良いでしょう。
まとめ
照明リフォームによって住まいの雰囲気は大きく変わります。
また照明器具は一部屋で一灯ではなく、複数の照明器具を組み合わせることでシーンに合った使い方が可能です。
照明リフォームでライフスタイルにあったプランを考えて、イメージ通りの空間を実現しましょう。
まずは、業者に照明プランを依頼することをおすすめします。