耐震等級は3でないとダメなのか?地震対策のポイントを紹介!

2023.08.21

皆さんは、リフォームする際に少しでも地震に強い家にしたいと思いますよね。

地震に対しての強さを表す数値として、

耐震等級というランク付けがあるのはご存知だと思います。

ハウスメーカーなどは「耐震等級3ですから絶対大丈夫です」という営業トークを良く聞きますが

果たしてどうなのでしょうか。

今回は地震対策は耐震等級3でなければだめなのか、

という地震対策について解説していきたいと思います。

 

 

①:耐震等級は1〜3のどれを選ぶ?

 

地震対策で家の強さを数値化している耐震等級ですが1〜3があります。

ハウスメーカーや工務店でも耐震等級3という数値を出しているところも多いのですが、

果たしてそれが正解なのかというところが問題です。

 

はっきり言いまして地震対策をどこまでやれば良いのかを明確にするのは大変難しいんです。

なので、耐震等級は3でも足りないという人もいれば、

1あれば国の基準をクリアしているのだから問題ないという人もいます。

 

この問題は人によって考え方が様々なので一概に言えない部分もあります。

しかし、家を建てる時には耐震等級は納得して建てたいですよね。

では、1〜3のどれを選べば良いのでしょうか。

 

今よく耳にするのは「耐震等級3が必須」という意見が多いです。

特に地震対策の専門家は、強くできる最大限を推奨するのは当たり前といえば当たり前ですよね。

確かに家は強いに越したことがないということで、決して間違いではありませんし、

過去の地震災害のデータや個人の考え方によっては3が良いという人は多いでしょう。

もちろん完璧を目指すのであれば3が良いと思いますが、それなりにコストもかかります。

 

しかしそれなら耐震等級2なら震度7で家が倒壊するのか?

耐震等級1な全ての建物が倒壊するのかというとそうではありません。

結論から先に言っておきますと3がベストなのかも知れませんが、

建築コストなどを考慮すると耐震等級はバランスが取れた「2」でも決して悪くはないと考えられます。

もちろんコストをかけられる人は「3」を目指す方が良いのですが、

コストを抑えたい人には「2」がおすすめです。

その理由を過去のデータなども含めて次に解説していきます。

 

 

②:地震対策の歴史とデータをチェックする!

 

まず地震対策の歴史について見ていきましょう。

 

・1981年 新耐震基準

 

この時にようやく日本は地震に対して基準を設けようという、地震対策の始まりがこの年に開始されたんですね。

そう見るとまだ40年の歴史しかないということは、豊富なデータがあるわけではないということになります。

 

・2000年 建築基準法改正

 

この年に改正された建築基準法によって、これから家を建てられる方はこの基準に沿って建築していきます。

 

そしてまだ記憶に新しいと思いますが、2016年の熊本地震がありましたよね。

熊本城の石垣が崩れ落ちた映像は、衝撃的で記憶に残っています。

あの時の地震でのデータを見てみると・・・

 

 

等級1

等級2

等級3

軽微な被害の棟数

101

1

2

大破した被害の棟数

12

0

0

倒壊した棟数

7

0

0

(出典:国土交通省住宅局)

 

というデータになっていますが、確かに耐震等級1は7棟倒壊していますが、

この棟数を多いと見るのか、少ないと見るのかはそれぞれの考え次第です。

しかし、このデータから2000年の建築基準法改正の基準に沿って家を建てるなら、

より安全な耐震等級2は確保したいところですよね。

 

確かに地震対策の歴史がまだ40年と浅いため、

家を建てるにあたってのデータは豊富にあるわけではありませんが、

直近の熊本地震のデータを参考にすることによってこれから家を建てる人の判断基準になるのではないでしょうか。

 

このように新築住宅の場合は耐震等級が明確にはなりますが、

リフォームの場合は耐震診断を行って出来るだけ地震に強い耐震性を高めたリフォーム工事をするしかありません。

しかし、今はリフォームでも様々な耐震工事が可能ですので専門業者に相談することをおすすめします。