皆様こんにちは　札幌支店　【匠継舎】　矢口です👦

今回も大好評の連載シリーズ第4弾！北海道は上川郡比布町に御座います

真言宗智山派　雲風山　大照寺　様

にて施工させて頂きました　本堂屋根改修工事　のご紹介です。

※前回までの記事はこちらをご覧ください⇒①　②　③

全景から箕甲・隅蛤とご紹介させて頂きましたが、今回は

谷部の　網代葺き（あじろぶき）　をご覧頂きます。

先ずは屋根面の谷部ですがこれは　“異なる屋根面が接する部分”　になります。そしてその部分は雨・雪が溜まり易く漏水の危険性が高い部分であり意匠的にも納めの美しさが際立つ部分にもなります。

こちらは施工前の谷部分です。比布町の様な積雪のある地域ではここに雪が溜まり易く谷部分の両端・左右の屋根面との接合部分などが傷みそこから漏水の原因となる事があります。

 

 

 

そしてこちらが網代葺きになります。異なる屋根面の接合を左右交互、網目状に葺いております。そうする事で雨水の侵入を防ぎ屋根面との自然な流れが優美さを際立たせます。

 

 

 

 

如何でしたでしょうか？大照寺様での工事連載は今回で最終回です！今後のご参考になれば幸いです。ご質問等はいつでもお気軽に当社ホームページから宜しくお願いします。

春になり雪が溶けて建物への影響が見えるかと思います、積雪の多かった地域では落雪に十分ご注意ください。
次回もよろしくお願いします。

 

（寺社事業部／矢口）

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