見積りをとってみたら予算よりオーバーしてしまった、という場合の調整方法です。
まずは、予算オーバーであることを担当者に伝えて、予算内での提案の再見積りを依頼しましょう。何かをあきらめなくてはいけないときは、その優先順位を明らかにしておくとスムーズ。「同じような機能やデザインでも、この商品ならコストが下げられる」「プランをこう変えれば工事が簡略化されてコスト減になる」「この工事は強度に関わるから、なくすことはできない」などの提案の有無も、依頼先選びのポイントになります。
費用を下げるには「工事範囲を狭くする」「全体的にグレードを下げて値段を抑える」の2つの方法があります。メンテナンスのリフォームの場合には工事範囲を狭くするのは難しいのですが、暮らしを新しくしたいというリフォームの場合は、こだわりの部分は希望を満たすようにしっかり工事を行い、優先順位の低い部分はまた改めて行うのもひとつの方法です。お客様の入るLDKや玄関は内装材のグレードを上げ、プライベートルームは標準仕様でというメリハリのあるプランにするケースもあります。
金額のことで頭がいっぱいになり、リフォームの「目的」が果たせないことになっては意味がありません。まずは家族みんなで「優先順位」「リフォームで必ず実現したいこと」「リフォーム後の満足度」をもう一度確認しましょう。また、必要なリフォームなら、ローンを組むなどの方法も検討してみましょう。