新築の一戸建てをつくる・買う場合でも問題になるのが、「収納スペース」です。
リフォームは、この「収納スペース」をつくることも可能です。
「収納スペースを増やすリフォーム」について考えた場合、よく取り上げられるのが、「今まで使っていなかった場所」を収納スペースにする、というものです。たとえば、階段下などです。また、少し工事は大変ですが、床下やロフトをつくり、そこを収納スペースにするという手もあります。もっとも、階段下の場合は、現在の家の場合は最初から収納スペースにされていることも多いと言えます。
床下をリフォームして、収納スペースを確保するのはかなり有用な方法です。特にキッチンなどでは使い勝手のよいものでしょう。
ロフトなどに代表されるような「空中の空間を収納スペースにする」という方法は、有用な反面、多用しすぎると光が届きにくくなるなどのデメリットもあります。そのため、採光のこともよく考えて施工する必要があります。
「もっと多くの収納スペースが欲しい」という場合は、壁面を改造して収納スペースにする方法がよいでしょう。壁面を収納スペースにすることで、非常に多くのものを片付けることができるようになりますし、見た目もすっきりしていて美しく仕上げられるのが特徴です。また、この「ギミック」自体にロマンや喜びを見出す人もいます。一方、この工事は大がかりなものとなるため、それほど安い値段では作り上げられません。100万円を超えることもあります。
もしある程度の余裕があるのであれば、ウォークインクローゼットをつくるのも一つの手です。ウォークインクローゼットの場合、多くのものを片付けることができますし、コートや旅行用のトランクなどのようにかさばるものも収納することが可能です。ただ、ウォークインクローゼットをつくる場合、当然それ相応のスペースが必要になります。このときの選択肢としてあがるのが、「現在使っていない部屋(の一部分)を利用して、ウォークインクローゼットをつくる」というものでしょう。
ただ、これには、結露などの問題と、「部屋が狭くなる」という問題があります。特に後者は深刻です。この方法をとりたいのであれば、まずは収納家具(ベンチ型の収納家具、ベッドの下が収納スペースになっているものなど)を取り入れて、それでも収納スペースが足りないのであれば・・・・・・という考え方の方が良いでしょう。