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2017.07.11 リフォーム

リビングのリフォーム~子ども部屋の考え方 facebook


土地が広く確保ができる場所などでは、将来のことを想定して子ども部屋を作ることはそれほど珍しい話ではありません。
しかし、同時に、子ども部屋ほど、時間の経過とともにそのあり方の変化が求められる部屋もないのではないでしょうか。

子ども部屋のリフォームについてお話ししていきます。

 

「子ども部屋がない」というケースの解決策

東京などの首都圏の場合、土地の値段が高いため家自体の敷地面積も狭くなります。
このような状態のなかで、「将来子どもをつくるかわからない」「子どもは持つつもりだが、1人になるか2人以上になるかわからない」という状態で、広い子ども部屋をつくることは難しいでしょう。

しかし子どもも大きくなれば個室を欲しがるもの。このような場合はどうすればよいのでしょうか。

1つは、家全体を壊して間取りをすべてつくりなおす方法。大がかりなやり方になりますが、この方法はもっとも効率がよく、もっとも理想的なかたちをつくることができます。

もう1つは、広めの部屋を2つに分ける方法。子どもが2人で子ども部屋が1つの場合、2段ベッドを真ん中において部屋を分けるという方法がよくとられます。
それ以外のケースでは、7畳以上の部屋をつぶして間に壁を入れるという方法があります。1つの部屋におけるのはシングルベッド1つと机程度になってしまい、かなり窮屈ではありますが、「完全に独立した部屋」をつくることが可能です。
また、「どんなに狭くてもよい、とにかくプライベート空間を確保できれば」ということであれば、2畳程度の広さがあれば、物理的には「部屋」に仕立てること自体は可能だと専門家は言います。

 

 

成長にあわせて変えていく子ども部屋

「ある程度の広さはある」という場合は、小さいうちはリビングなどで子どもを見ていて、成長するに従いプライベート空間を確保していくやり方が好んで使われます。
パーテーションなどを有効に利用するのがよいでしょう。

また、「子ども部屋は意外と使う期間が少ない」「子ども部屋に閉じこもってほしくない」ということで、そもそも子ども部屋をつくらない家庭も増えています。
ただ、思春期の子どもは「自分の部屋」を持ちたがるものです。思春期の子どもに、いたずらに「家族と同じ空間に居続けること」を強要するのも健全なかたちとは言い難いでしょう。
このため、「子ども部屋はつくらなかったが、やはり確保したくなった」というような場合は、「リビングを通っていける部屋」に子ども部屋をつくるリフォームをするのも一つの手です。

 

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