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2021.04.23 リフォーム

リユース・リデュース・リノベーション?―古民家編 facebook

前回は、静かにブームになっているユーズド住宅の「ヴィンテージスタイル編」をご紹介しました。引き続きユーズド住宅の世界をご紹介いたします。

今回は「古民家」編です。古き良き日本の木造家屋。その良さを大切にしながら住みやすさを得るためのリフォームのポイントもご紹介します。

~目次~

第1章:そもそも「古民家」とは?

第2章:古民家が注目されている理由

第3章:具体的なリノベーション事例(古民家編)

第4章:古民家リノベーションの注意点

第5章:古民家リフォームの実績多数!リノベーションを考えたらまずはご相談から

第1章:そもそも「古民家」とは?

昔ながらの茅葺き屋根や、趣のある木造家屋を指して使われる古民家。

どっしりとした温かみのある空間はとても魅力的ですよね。「古民家」という言葉はよく耳にしますが、実は具体的な定義は存在しません。およそ50年以上経過している伝統的な日本家屋をそう呼ぶことが多いようです。もしかしたら、今お住まいのお家が古民家である方も意外と多いかもしれませんね。

第2章:古民家が注目されている理由

そんな実は身近かもしれない「古民家」ですが、今、リフォームやリノベーションをして暮らしたい建物として注目を集めています。

ここでは古民家が注目されている理由をご紹介します。

  • しっかりとした造り

今も残っている古民家は、当時の腕のいい職人さんが木の特性を十二分に知り尽くして造ったもの。構造がしっかりしており、中には今ではなかなか使うことができない貴重な木材を使っている場合もあります。その希少性や安定感は大きな魅力です。


  • 古民家のならではの独特の味わい

古民家の飴色の太い梁や柱には独特の味わい深さがありますよね。これらの木は長い年月呼吸をして、その風土に馴染んできたもの。

新しい木材にはない趣があります。シニア世代にとっては懐かしさを感じさせるものかもしれません。一方、若者世代にとっても、自然素材のナチュラルさやぬくもりが新鮮に感じることでしょう。

  • 古民家の良さを体感できる機会の増加

近年、全国に古民家カフェや古民家レストランができ、その良さに触れる機会が増えてきました。古き良き日本建築にモダンさを加味したそれらの建物の魅力を、自分の住まいにも取り入れたいと考える方が増えてきています。


第3章:具体的なリノベーション事例(古民家編)

ここでは、築年数のたったいわゆる古民家のお宅を弊社がリノベーションした事例をご紹介します。今回は築200年の古民家2棟です。

  • 築二百有余年の古民家を柱だけ残しリノベーション!

冬はとにかく寒く、間取りがライフスタイルに合わないため、あまり使われていなかった既存の居間。動線を見直し、和室3部屋をまとめた17.5畳のリビングダイニングキッチンを家の中心に設置しました。

解体中露わになった美しい漆黒の柱を表に出し、天井高を高く取り広々とした明るく開放的な空間に。古民家ならではの凛とした雰囲気が漂い、古と今の融合が見事に実現しました。

また、床に使用した無垢材は、まるで床暖房と間違うほど暖かく優しい肌触りに心癒されます。ペレットストーブの輻射熱により室内はいつも暖かく快適で、家族が自然に集まる家の中心的なスペースとなりました。

  • 思い出がたくさん詰まった 築二百年の古民家

築200年の古民家。気になる箇所はあるものの予算や見積だけでは決めかねていた施主様。 そんな時、ひとりの設計士が描いたイメージ図がリノベーションの実現を後押ししました。

優美な曲線を描く梁、時を経て味わいを増した扉や建具をリメイクして実現した古民家リノベーション。古民家の思い出を大切にしながら、住まいの快適性を向上させる、そんなふたつの理想をかなえました。

※こちらは動画でご紹介しています。

第4章:古民家リノベーションの注意点

古民家には新築にないよさがあり、また、リノベーションで現代の技術を取り入れることで住みやすさを向上させることもできます。

ここでは、「わが家も古民家リノベーションを考えてみたい」「古民家物件を探してみたい」と考えている方向けに、古民家リノベーションを行う際の注意点をご紹介します。

  • 耐震性を確認する

50年以上の家屋を古民家とするならば、古民家の多くは現代の耐震基準を満たしてはいません。

構造上強いものもありますが、どのくらい強いのかは耐震診断を行ってみないとわかりません。せっかくリノベーションを行うならば、地震に強い家にして安心して暮らしたいもの。

リノベーションを行う場合は耐震診断を行うことをおすすめします。また、基礎の劣化状態やシロアリ被害などを確認できる住宅診断も行うと安心です。

  • 断熱性能を高める

古い日本家屋は広く風通しがよい構造のものが多いため、冬場は非常に寒くなります。もちろん断熱材も入ってはいません。古民家リフォームを行う際は、家全体の断熱性能を高めることをおすすめします。

具体的には、壁や天井や床に断熱材を入れたり、窓を断熱サッシに変えるなどの方法があります。古民家の外観や内観はそのままに、冬暖かく夏は涼しい理想的な空間が実現します。

  • 古民家物件を探す場合、移住・移築も考慮しなければならない

もし古民家物件を探すところから始める場合は、自分の住んでいる地域にぴったりの物件があるとは限りません。特に都市部在住の場合は、大きな木造住宅を探すのは難しいかもしれません。

もしどうしても古民家に住みたいのならば、移住や移築の可能性も考慮する必要があります。そこまでは難しい場合は、古民家ではない家屋を古民家風にリノベーションするという方法も考えられます。

古民家も含めた中古物件選びについては、こちらのポイントもご覧ください。

今注目のユーズド住宅の世界「第3章:ユーズド住宅の注意点」

第5章:古民家リフォームの実績多数!リノベーションを考えたらまずはご相談から

伝統ある日本建築のよさを活かした古民家リフォームやリノベーションを行うなら、木造建築に造詣が深いクラシタスにぜひご相談ください。

古民家リフォームをはじめ、寺社仏閣などの修繕まで幅広い実績があります。住空間アドバイザーなどによるコンサルティングで、今のお困りごとを解決するリフォームをご提案します。デジタルのサンプルやスケッチ等も用いながら、わかりやすくご説明します。

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クラシタスは宮城県仙台市に誕生し30年。
これまで住宅やマンション、神社仏閣・公共施設等、多岐に亘る建物『4万件以上』を施工して参りました。
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