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2021.05.06 リフォーム

大切なお住まいをシロアリから守るには? facebook

東北の長い冬が終わり、ようやく暖かくなるこの季節。

ぽかぽか陽気に活動が活発になるのは人間だけではありません。56月は、お家の天敵「シロアリ」も活発に動きだす季節です。

今回は、大切なお住まいをシロアリから守るにはどうすればいいかご紹介します。

~目次~

第1章:アリとシロアリの違い

第2章:シロアリ被害に遭いやすいのはどんな住宅?

第3章:シロアリの駆除方法と費用の目安

第4章:自分で出来る予防法

第5章:相談はシロアリ防除に詳しい会社がおすすめ

第1章:アリとシロアリの違

シロアリがいると家がだめになる、と聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。とはいえ、シロアリを実際に見たことがある人は少ないかもしれません。シロアリは光を嫌う性質のため、家の床下などに生息し、表に出てくることはあまりありません。

そんなシロアリですが、春から夏にかけての繁殖期だけは別。一部が羽アリとなって外を飛び回るので、そのときに家がシロアリの被害に遭っていると気づくことがよくあります。

もし家のまわりで羽アリを見つけたら注意深く見てみましょう。羽アリには、「黒アリの羽アリ」と「シロアリの羽アリ」がいます。そのうち、家を食害するのは「シロアリの羽アリ」です。ここでは、その見分け方をご紹介します。

<胴体>

黒アリ:普通のアリと同じようにくびれがある。

シロアリ:くびれがほぼなく、ずんどう。

<触角>

黒アリ:くねっと曲がっている。

シロアリ:短くて比較的まっすぐ。

<羽>

黒アリ:大小2枚ずつの羽

シロアリ:同じ大きさの4枚の羽

 

もしシロアリと疑わしい羽アリがいた場合は、早めに床下の点検を行うことをおすすめします。シロアリは、万単位でコロニーを形成して生息していることも多く、飛んでいる羽アリだけを駆除しても被害がおさまることはありません。

 

第2章:シロアリ被害に遭いやすいのはどんな住宅?

シロアリの被害に遭いやすいのは、築5年を超える木造住宅です。新築の場合は材木に防蟻処理が施されていることが多く、その場合、効果が5年ほど続くとされています。場所としては、台所や洗面所、風呂場など湿気の多い水まわりの床下は要注意です。

また、盲点となるのが木製のウッドデッキ。雨風にさらされて湿りがちで、シロアリが好む環境となります。防蟻処理をしていない場合はこちらも注意した方がよいでしょう。

シロアリは木を好んで食べるため木造住宅での被害が多いですが、コンクリートやゴムを食べることもあります。木造・鉄骨を問わず、以下のような症状がある場合は近くにシロアリの巣があることも考えられるので注意が必要です。

・羽アリが発生する

・庭木がシロアリ被害にあった

・隣家でシロアリ被害があった

・シロアリ防除の保証期間が過ぎた

 

第3章:シロアリの駆除方法と費用の目安

もし床下診断などでシロアリが見つかった場合、どう対処すればよいでしょうか。また駆除にはどのくらい費用がかかるのかも不安ですよね。ここでは、シロアリ駆除の方法と費用の目安をご紹介します。

まずシロアリが見つかった場合、巣を殲滅させることが基本です。そうすることで、費用を最小限に抑えるだけでなく、家の耐久性も維持することができます。

駆除の方法は大きく分けて2つあります。

  • 薬剤散布(バリア工法)

家の木材や土壌に薬剤を撒いてシロアリの侵入を絶つ方法です。被害状況によっては、壁などに穴を空けてその中に薬剤を注入することもあります。

薬剤散布を行うとすぐに効果があらわれ、おおむね5年ほど効果が持続します。費用の目安は、5,00010,000/坪がボリュームゾーンですが、被害の状態によって変わります。

メリットは駆除の早さと持続力。デメリットは薬剤散布時にニオイが気になる場合があることです。

  • ベイト工法

シロアリの通り道に毒エサを置いて、巣に持ち帰らせることで駆除する方法です。状態をチェックしながらの作業で時間はかかりますが、毒エサを食べない個体にも作用するので巣を殲滅させることができます。

メリットは、処理時にニオイがなく環境負荷が小さい点です。デメリットは、駆除に数週間〜数カ月かかる点とコストが高い点です。費用は薬剤散布の1.52倍程度が目安です。 

いずれの方法もシロアリ駆除の効果に大きな違いはありません。メリットとデメリットをふまえて、自分に合った方法を選択するとよいでしょう。

第4章:自分で出来る予防法

シロアリ被害に遭ってしまうと、コストも時間もかかってしまいます。そこで何より大切なのが予防。ここでは、自分でできるシロアリ予防法をご紹介します。

  • 庭に木材や廃材を置かない

庭にシロアリが好む木材や廃材を置くとシロアリを呼び寄せてしまうことに。雑多に置いてあることで、庭木以上に湿気をため込んだり暗い場所ができてしまい、シロアリが好む環境となってしまいます。

  • 床下の風通しをよくして湿気をため込まない

特に東日本で見られるシロアリは、自分で水を運ぶ力がなく湿気のある場所を好む傾向があります。そのため、シロアリが住み着きやすい床下の基礎などの部分は風通しを良くしておくことが大切です。具体的には、通気口の部分にものを置いたりふさいだりしないことが大切です。

  • 予防薬剤を活用する

ドラッグストアやホームセンターなどでは、シロアリ防除用の薬剤が販売されています。それらを活用することで、シロアリの侵入を防ぐことが期待できます。屋外や床下で使用するスプレータイプのものなどがあります。

第5章:相談はシロアリ防除に詳しい会社がおすすめ

シロアリ被害に遭ってしまうと、家の耐久性が落ちてしまい、地震や自然災害時のリスクが高まってしまいます。そのため、シロアリがいるかどうかを定期的にチェックすることが大切です。

また、もしシロアリが見つかった場合は、駆除を行うだけでなく、適切に家の補強を行うことが大切です。クラシタスでは、防除だけではなく、万一の場合の補強まで行うことが可能です。

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