この夏も、40度に迫るような猛烈な暑さが続いています。
わたしたちの熱中症対策が当たり前になった一方で、家電にも“猛暑による火災リスク”が潜んでいること、ご存じでしょうか?
エアコンや扇風機などの夏家電、さらにはスマホやモバイルバッテリーといった電子機器まで――。
高温環境の中では、いつも通り使っていたはずの機器が、発煙・発火という事故につながるおそれがあるのです。
今回は、猛暑日の電化製品の火災リスクとその対策をご紹介します。

なぜ、猛暑で火災が起こるの?
高温が続くと、家電の内部温度もどんどん上昇し、以下のようなリスクが高まります。
見落とされがちな「延長コード」と「モバイルバッテリー」
- 延長コード・電源タップ
エアコンや冷蔵庫などの電力消費が増える夏は、延長コードへの負担も大きくなります。
猛暑で床が熱を持つと、コードの被覆が劣化しやすく、ホコリや湿気が原因のトラッキング火災が起こることも。
対策:タコ足配線を避ける/コードを床から浮かせて熱を逃がす
- モバイルバッテリー
スマホやタブレットの充電に便利なモバイルバッテリーも、実は発火リスクの高いアイテム。
リチウムイオン電池は高温に弱く、車内や直射日光の下に放置すると、内部温度が上昇し発煙・発火の原因になります。
対策:高温・直射日光を避けて保管/充電中は布団やクッションの上を避ける
●そのほかの家電も油断禁物!
- エアコン
冷却効率が落ちるとモーターやコンプレッサーが過熱。異音や焦げ臭さは危険信号です。
対策:2週間に1度フィルター掃除/異常があればすぐ点検 - 扇風機・サーキュレーター
古い製品のモーターやホコリの蓄積が発火原因になることも。
10年以上使用している場合は要注意。
対策:使用前に清掃/長期使用品は買い替え検討 - 冷蔵庫
背面の放熱がうまくいかないと、コンプレッサーが熱を持ちすぎて発火する恐れがあります。
対策:壁から5cm以上離して設置/通気口や背面のホコリを定期的に除去
●家電も「暑さに弱い」ことを忘れずに
私たちが熱中症になるように、家電にも“限界”があります。
とくにこの猛暑では、ちょっとした油断が火災につながりかねません。
この夏は、「人も家電も熱中症に注意!」を合言葉に、おうちの中を少しだけ見直してみませんか?
わずかな点検と工夫が、大切な家族と住まいを守る第一歩になるはずです。