リフォーム

白藤 様

外観と内装の意匠・デザインが訪れるものを魅了する

田園風景が一面に広がる岩手県花巻市の鍋倉地区。閑静な風景の中にとけ込む築50年余りの農作業小屋が新たな形に変貌を遂げた。それは「アトリエ兼ギャラリー」である。
元々、教員として美術の先生をされていた白藤様。定年を機に、「自分のこれまでとこれからを作品として残せる空間を作りたい」という思いを当社にご相談頂きました。
「最初に農作業小屋を見た時に柱も梁もしっかりしていたので後はこちらの工夫次第だと思いました」と担当の岩手支店佐藤(一級建築士)。ただリフォームをし綺麗にするだけではない。農作業小屋からアトリエ兼ギャラリーへ「絵」を主役とした空間を作り上げる為に佐藤は「美術館」に向かった。美術品をより美しく見せるには、窓からの射光・照明・壁や床の素材や配色等、様々な情報収集を行ない、描いていた青写真をプランニングへ表現した。
「壁も美術品を展示出来る様、厚みある合板下地にしてくれたり、光の加減も勉強してるなと思いましたね。詳しく話さなくてもポンとイメージ通りのものを提案してくれてプラスαの発想で仕上げてくれたのが良かった」とご満足の白藤様。それが数社の相見積もりの中から当社に選んで頂けた一番の理由だったと言う。
外側は「蔵」をコンセプトとして、漆喰の白壁を補修し、元々あった腰板を利用し色彩を変えることで白壁がより映える重厚感のある和風の佇まいに。
内部は油絵の本場である欧州の雰囲気を感じさせる風合いへ。壁紙は塗り壁調に、窓はフェルメール(※注1)の絵にある様な窓を設置。隠れていた梁を表に出し、全体のコントラストに合う様、ナチュラルな色合いにも変更した。窓は、本来絵の展示の為、無い方が良いのだが換気の為、一定の光が入る北側と床を優しく照らす南側の位置へ設置しアトリエとしても快適にお過ごし頂く空間を作り上げた。
木の香りに包まれた室内には、これまで数々の美術展に出展してきた白藤様が、1980年代より描き続けてきた作品が数多く展示され、訪れた人々を魅了する。
今回のリフォームは当社にとって建物を「作る」ではなく「描けた」一つの作品。キャンバスに描くはお客様の思いなのかもしれない。

(※注1)
ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer、1632年〜1675年)は、レンブラントと並び17世紀のオランダ美術を代表する画家。代表作としては、「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」(1665年頃)が最も有名。

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