東北地方には、歴史的価値の高い文化財の宿や、
著名な建築家が設計したホテルなど、魅力的な宿泊施設がいろいろあります。
今回はその中でも特におすすめの5つの宿泊施設をご紹介します。
●SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
(ショウナイホテル スイデンテラス)【山形県】
建築家・坂茂氏が手がけた「スイデンテラス」は、
木造建築が水田の上に優しく浮かぶデザインが特徴の素敵なホテルです。
晴れた日には水鏡のように建物や景色が水面に美しく映ります。
フィンランド式サウナを備えたスパ棟からは田んぼが一望でき、
源泉かけ流しのスパも楽しめます。
木をふんだんに使った客室や、ブックディレクター幅允孝氏がセレクトした
2000冊の本が揃うライブラリーなど館内も充実しています。
出典:https://suiden-terrasse.com/
●HOTELLI aalto(ホテリ・アアルト)【福島県】
福島県の裏磐梯に位置する「ホテリ・アアルト」は、
築40年の山荘を建築家の益子義弘氏をはじめとする3人の建築家が
リノベーションした北欧リゾートホテルです。
館内はアルテックやハンス・J・ウェグナーなど、
北欧の名品家具で設えられており心地よい空間を演出しています。
さらに会津の米や伝統野菜を使った料理と、
源泉かけ流しの温泉もあり心身ともリフレッシュ、リラックスできる空間です。
出典:https://hotelliaalto.com/
●石場旅館【青森県】
青森県弘前市にある石場旅館は、
明治12年に建てられた国の登録有形文化財に指定されている旅館です。
明治時代の建築様式を残す希少な建物で、
弘前市内では最も古い旅館建築として知られています。
館内は、増改築を繰り返した迷路のような造り。
屋号をあしらったガラスや欄干、要人の宿泊を示す札など、
当時の面影を残す貴重な資料が数多くあります。
●ヤマニ仙遊館
青森県大鰐町にあるヤマニ仙遊館は、2022年に150周年を迎えた歴史ある旅館です。
明治30年頃に建てられた建物は、国の登録有形文化財に指定されています。
また、文豪の太宰治も宿泊し、彼の作品にもヤマニ仙遊館のエピソードが残されています。
浴場は、大正当時の浴場を参考に、
和製マジョリカタイルをふんだんに使いリニューアルされました。
大正ロマンあふれる当時の雰囲気を感じながら温泉を楽しむことができます。
出典:https://senyukan.com/
●強首温泉 樅峰苑【秋田県】
秋田県大仙市にある強首温泉は、明治時代に建てられた豪農の屋敷を改装した宿です。
唐破風の玄関や鹿鳴館風の階段室など、
当時の面影を残す建物は国の登録有形文化財に指定されています。
温泉は源泉かけ流しで、全国でも珍しいヨウ素泉。
総檜造りの貸切露天風呂は心身ともにリラックスできます。
地元の食材を使った料理も自慢で、特に川がに料理が好評です。
出典:http://www.shohoen.net/
いかがでしたか。
建築の魅力を宿泊でじっくり楽しむことができる5か所の施設をご紹介しました。
ぜひ文化財や名建築の宿に宿泊して、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。